宇宙空間でデブリなど遮蔽物が一切ない宙域に、RX-105 Ξガンダム(ハサウェイ・ノア)とEx-Sガンダム(リョウ・ルーツ)が中距離で相対する。
Ξは「ミノフスキー・フライト・システム」搭載機として設計思想そのものが一段新しく、対してEx-Sは“火力と管制の化け物”として成熟期U.C.0088の極北にいる。
どちらも宇宙戦は成立するため戦場変更条件は発生せず、純粋に「見通しの良い中距離」でのセンサー戦・誘導兵器戦・射線管理が勝敗を決める。
なおΞは立体物等で整理される武装(ビーム・ライフル/ビーム・サーベル/バルカン/トリプル・ミサイル/ファンネル・ミサイル/シールド/ビーム・キャノン)を採用し、媒体差が言及されがちな“肩部メガ粒子砲の扱い”は差分として留保する。
戦力分析
機体
Ξガンダム
Ξの肝は「ファンネル・ミサイル」と「トリプル・ミサイル」を併用して相手の回避ベクトルを固定し、最終的にビーム・ライフルの直線射で“逃げ場のない角度”を作る戦い方にある。
遮蔽物ゼロの中距離では、シールドで射線を切りながらミサイル群で相手の姿勢制御を乱し、撃ち返しのタイミングそのものを奪うのが最短ルートだ。
機体性能面でもRX-105としての世代差は大きく、同じ“一撃必殺のビーム”でも命中までの手順を削れる側が強いという前提を、今回の読み筋に組み込む。
Ex-Sガンダム
Ex-Sはビーム・スマートガンと各種ユニットによる重武装化で「距離を保って先に当てる」ことに特化し、さらに管制・補助の中核としてALICEを抱えるのが最大の個性だ。
遮蔽物ゼロの中距離では、スマートガンの初弾でΞのシールド受けを誘発し、反射・死角を作る装備(リフレクター・インコム等)で“盾の外側”へ射線を回すのが勝ち筋になる。
ただし重い機体と大出力射撃は「撃った瞬間の姿勢硬直」と「推進剤・冷却の管理」を背負うため、ミサイル飽和を受けると“狙撃戦の土俵”を保ちにくい弱点も同居する。
パイロット
ハサウェイ・ノア
ハサウェイは“中距離で勝てる形を作る”までの判断が速いタイプで、Ξのミサイル群を「牽制」ではなく「地形(逃げ道)を作る道具」として扱えるのが強みになる。
視界が開けた宙域では、迷いが出た側がミサイルの二段三段誘導で詰むため、先に割り切って攻め切れる精神面が終盤の決定打に直結する。
リョウ・ルーツ
リョウは荒っぽさと勝負勘で踏み込める一方、Ex-Sは「撃って勝つ」ための段取りが必要な機体であり、焦りが出るとALICEの補助を得ても“射線が整う前に押し込まれる”危険が増す。
逆に言えば、序盤でスマートガンの初弾を通せるなら勝ち筋は太く、以後はインコム系でΞのミサイルを間引きつつ「もう一回当てる」だけで流れを固定できる。
Ξガンダム vs Ex-Sガンダム|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
両機は中距離で加速を始め、Ex-Sはビーム・スマートガンを“置き撃ち”に近い先読みで構え、Ξはシールドを前に出したままファンネル・ミサイルの散開を優先する。
Ex-Sの初弾は速く重い光条で宙域を裂き、Ξはシールドで真正面の射線を切りつつ推進で横滑りし、当たり判定の外へ半機身だけ逃がす。
その回避の瞬間、Ξはトリプル・ミサイルを一斉放出してEx-Sの正面空間を“爆風の壁”に変え、スマートガンの二射目を撃たせない圧を作る。
中盤戦
Ex-Sはリフレクター・インコムを展開してミサイルの一部を相殺し、残弾の流入角だけを削って“撃てる間”を捻り出そうとする。
だが遮蔽物がない宙域では、Ξのファンネル・ミサイルが上下左右から同時に回り込み、Ex-Sの推力配分を「回避」ではなく「姿勢保持」に浪費させる。
Ex-Sはスマートガンを撃つために機首線を戻すたび、ミサイル警報で微修正を強いられ、照準の“芯”が最後まで揃わないまま時間だけが削れる。
リョウは苛立ちを噛み殺せず、機体の揺れの中で叫ぶ、「死にたく無ェーよォォォォォーッッ!!」。
その瞬間にALICEが操縦補助を強め、回避と射撃準備を同時並行で進めようとするが、ミサイルの密度が高すぎて“狙撃戦のリズム”が再構築できない。
終盤戦
Ξはここで距離を詰め切る判断に切り替え、シールド越しにビーム・ライフルの速射でインコム系の展開点を潰し、Ex-Sの「角度で勝つ」可能性を先に折る。
Ex-Sはスマートガンの強射で一瞬だけ主導権を取り返そうとするが、撃った直後の硬直にファンネル・ミサイルが噛み合い、左肩側ユニットに爆発が連鎖して姿勢が崩れる。
姿勢が崩れたEx-Sは推進で立て直すしかなく、立て直し中はスマートガンの射線が消え、以後はビーム・サーベル圏内への侵入を許す流れになる。
決着
Ξは最後の一手としてファンネル・ミサイルを“背面側”へ回し込み、Ex-Sが反転してサーベルで迎撃しようとした瞬間に、真正面からビーム・キャノンとビーム・ライフルを同時に走らせて逃げ角を塞ぐ。
Ex-Sは回避で右脚を流し、続けてG推力で後退しようとするが、背面から来たファンネル・ミサイルがブースター基部を叩いて推力の“片肺”を奪う。
推力を失った機体は回転を止めきれず、次の瞬間、Ξのビーム・サーベルがEx-Sのスマートガン保持アームを断ち切り、武装そのものを“勝ち筋ごと”宇宙に放り出す。
ALICEは最後の回避を試みるが、遮蔽物ゼロの宙域では逃げ込む先がなく、残ったファンネル・ミサイルが胴体側へ吸い付くように突入して外装を剥がし、主機の出力低下でEx-Sは戦闘不能へ落ちる。
ハサウェイは爆光の中で小さく呟く、「そうだね、クェス…」。
Ξガンダム vs Ex-Sガンダム|勝敗分析
勝敗判定
勝者はΞガンダムで、同条件(宇宙・遮蔽物なし・中距離開始)における想定勝率はΞ 65%:Ex-S 35%と見る。
勝因分析
- ファンネル・ミサイル+トリプル・ミサイルの飽和で、Ex-Sが必要とする「狙撃の間」を継続的に破壊できる。
- 遮蔽物なしの宙域では、回避の“逃げ先”が作れず、Ex-Sの射線再構築が遅れるほど不利が雪だるま式に増える。
- 世代差により、Ξはミサイル運用と射撃の切替が速く、先に「距離詰め」へ勝ち筋を転換できる。
- ALICEは補助として強力だが、ミサイル密度が高い状況では「狙撃戦のテンポ」自体を取り戻せず、機体側の重さが露呈する。
- Ex-Sの主勝ち筋であるビーム・スマートガンが一度でも封じられると、残りの装備群では“押し返す火力”が足りにくい。
Ξガンダム vs Ex-Sガンダム|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
近距離開始ならEx-Sはスマートガンの長所を捨て、ビーム・サーベルとインコムで“初手の相打ち”を狙うため、Ξの優位はやや薄れる。
ただし遮蔽物がない限り、Ξはシールドで初撃をやり過ごしてからファンネル・ミサイルを背面へ回す動きが速く、近距離でも「先に角度を取る」のはΞ側になりやすい。
結論として勝者は依然Ξで、勝率はΞ 55%:Ex-S 45%程度まで接近すると読む。
宇宙戦・遠距離開始
遠距離開始ではEx-Sが最も得意な“狙撃の準備”を整えやすく、スマートガン初弾が当たる確率が上がる。
一方でΞは遠距離でもファンネル・ミサイルを散開させて回避ベクトルを限定できるため、Ex-Sが「二発目の確定」を作れるかが勝負になる。
結論は五分寄りで、Ξ 52%:Ex-S 48%程度の僅差と見る。
地上戦
地上戦ではΞのミノフスキー・フライト由来の運用思想が活き、推力配分の自由度で“上下の射線”を強制できるのが強い。
Ex-Sは重量級ユニットと大火力を抱える設計のため、地上での急制動・姿勢制御が宇宙より窮屈になり、ミサイル飽和への耐性が落ちる。
結論として地上はΞ有利が拡大し、Ξ 75%:Ex-S 25%と読む。
Ξガンダム vs Ex-Sガンダムに関するQ&A
Q1:Ex-SのALICEが“覚醒”すれば逆転できるか。
ALICEは操縦補助と生存性の底上げには効くが、遮蔽物ゼロでのミサイル飽和そのものを無効化できる性質ではないため、勝率を五分以上に戻すほどの決定打にはなりにくい。
Q2:Ξのファンネル・ミサイルはビーム兵器と何が違うか。
ビームで“線”を押し付けるのではなく、複数弾頭で“面”を占有して回避ベクトルを奪うのが主目的で、今回のような遮蔽物なし宙域ほど効果が増す。
Q3:Ex-Sが勝つには何を最優先すべきか。
近距離へ詰められる前にスマートガンの初弾でΞの推進系か武装保持部を損傷させ、以後はインコムでミサイルを間引いて“二発目の時間”を確保するしかない。
まとめ|Ξガンダム vs Ex-Sガンダム
- 本条件(宇宙・遮蔽物なし・中距離)ではΞが主導権を握りやすい。
- 理由はファンネル・ミサイルとトリプル・ミサイルで回避ベクトルを奪えるからだ。
- Ex-Sの勝ち筋はビーム・スマートガン初弾を通す一点に寄る。
- ALICEは生存性を上げても“飽和の圧”を消せない。
- 遠距離開始だとEx-Sの狙撃が機能しやすく、勝率はほぼ五分に寄る。
- 近距離開始だとEx-Sはサーベル戦へ寄せて勝率を押し上げるが、それでもΞ優位は残る。
- 地上戦ではΞの設計思想がより刺さり、Ξ優位が拡大する。
- 遮蔽物なしは「当て続ける側」が強く、ミサイル飽和を作れるΞが得をする。
- 決着は“武装を捨てさせる”展開になりやすく、Ex-Sはスマートガンを失うと逆転が難しい。
- 結論として本条件の想定勝率はΞ 65%:Ex-S 35%と読む。
本当に見ておいたほうがいい!「ハサウェイ・ノア搭乗ΞガンダムのIF対戦一覧表」はこちら!






