アストレイレッドドラゴン vs デュエルブリッツガンダム

宇宙空間、デブリなど遮蔽物なし、中距離始動という「逃げ場のない射撃線」が引かれた状況で、ガンダムアストレイレッドフレームレッドドラゴン(ロウ・ギュール)とデュエルブリッツガンダム(イザーク・ジュール)が正面から噛み合う。

レッドドラゴンはカレトヴルッフ×3とドライグヘッドの連携で姿勢制御とセンサーを研ぎ澄まし、ガーベラ・ストレートでビーム線すら斬り裂く「変則の近接寄り万能」を成立させる機体だ。

対するデュエルブリッツはデュエルを核動力へ換装した上で、ブリッツを想起させる武装まで載せた「重装甲・重火力・持久力」を宇宙で発揮できる改修機だ。

中距離から始まる以上、開幕は57mm高エネルギービームライフルやMA-M1600/D2高エネルギービーム砲、AIM-627Gトーレンスの圧力をどう捌いて間合いを詰めるかが、勝敗を決める主題になる。

戦力分析

機体

ガンダムアストレイレッドフレームレッドドラゴン

レッドドラゴンは主動力がバッテリーで装甲が発泡金属装甲という「継戦と耐ビームでゴリ押しは効きにくい」土台の上に、ドライグヘッドとカレトヴルッフ×3をフライトユニット経由で背部運用し、ミラージュコロイド散布を姿勢制御に転用して宇宙での機体安定性を稼ぐ構成だ。

この対戦での核はガーベラ・ストレートの「ビームをも切り裂く」斬撃と、カレトヴルッフのリミッター解除によるSモード/Gモードなどの変形・分離・組み替えで射撃線を乱し、正面の火力勝負を避けて「一点突破の接触戦」に持ち込む立ち回りだ。

デュエルブリッツガンダム

デュエルブリッツはデュエルを秘密裏に改修して核動力へ換装し、コクピットもザクウォーリア同型へ換装したうえで、装甲材はヴァリアブルフェイズシフト装甲を得たことで被弾許容と継戦能力が段違いに伸びる機体だ。

この対戦では57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー内蔵)でレッドドラゴンの接近ルートを削り、MA-M1600/D2高エネルギービーム砲とAIM-627Gトーレンスで中距離の面制圧を作りつつ、グレイプニールIIで拘束してランサーダートIIの貫徹で機動肢を止める「捕まえて終わらせる」流れが最短勝ち筋になる。

パイロット

ロウ・ギュール

ロウはジャンク屋組合の青年で、メカを一見しただけで特性や故障箇所を見抜く天才的な感性と技術を持ち、無謀に踏み込む熱さと柔軟な発想で窮地をひっくり返すタイプだ。

この対戦では「型通りの射撃戦」を捨て、カレトヴルッフの変形・分離・再結合と、ガーベラ・ストレートの斬線でビームの通り道を破壊しながら相手の照準タイミングを狂わせ、グレイプニールIIやランサーダートIIの“当てどころ”を先に潰していく読み合いが必要になる。

イザーク・ジュール

イザークはザフトのエリート赤服として高い操縦技能と闘争心を持ち、瞬間的に苛烈へ振り切れる気質が「宇宙の正面戦」で武器にも刃にもなり得る男だ。

この対戦では核動力+VPS装甲のデュエルブリッツを信じて射撃の圧を切らさず、ロウの変則機動に釣られて不用意に距離を詰めず、グレネードとミサイルで“曲がる逃げ道”を消し、最後だけグレイプニールIIで確実に捕縛して決め切る冷徹さが求められる。

ガンダムアストレイレッドフレームレッドドラゴン vs デュエルブリッツガンダム|一騎討ちシミュレーション

序盤戦

中距離で向き合った瞬間、デュエルブリッツは57mm高エネルギービームライフルに175mmグレネードランチャーを混ぜ、さらにAIM-627GトーレンスとMA-M1600/D2高エネルギービーム砲で「直線と爆風と誘導」を同時に押し付けてくる。

レッドドラゴンは正面回避だけでは射撃線が太すぎるため、ドライグヘッドのセンサー強化とミラージュコロイド制御を背景に、カレトヴルッフの散布を姿勢制御へ回しつつ、フライトユニット経由の背部3基を“推進の癖”として使い、機体が滑る角度を細かく変えて被弾の質を落とす。

ロウはガーベラ・ストレートを抜かずに腰の重心だけで軸をずらし、ビームが「当たる瞬間」にだけ刀身を差し込むように振って光線を斬り、射線を一本ずつ“消して”前へ出る。

中盤戦

デュエルブリッツは距離が詰まり始めると、グレネードを散らしてレッドドラゴンの回避ベクトルを固定し、そこへミサイルとビーム砲を重ねて「逃げるほど苦しい」帯域を作る。

レッドドラゴンはカレトヴルッフを分離させて“見た目の当たり判定”を増やし、Sモード相当の刃形態とGモード相当の射撃形態を短い周期で切り替えながら、相手の照準が本体へ戻る瞬間だけガーベラ・ストレートで斬線を通し、VPS装甲の上からでも「関節・センサー・アンテナ」へ負荷を集中させる。

ここでイザークが一瞬だけディアッカの生存を見た時のような苛立ちを滲ませ、「どういうことだ、貴様!」と叫ぶほどに、ロウの変則が“軍の教範”を外れていること自体が圧力になる。

終盤戦

ロウは勝ち筋を「接触してからの一撃」に絞り、背部のカレトヴルッフを一基だけ先行させて進路を塞ぐように散布と姿勢制御を見せ、残り二基を本体の影に隠して同時突入の角度を作る。

だがデュエルブリッツ側は核動力の余裕で射撃密度を落とさず、MA-M1600/D2高エネルギービーム砲を“抜き撃ち”気味に展開して牽制し、接近戦の入口にグレイプニールIIの有線ロケットアンカーを置いて、距離が詰まった瞬間だけ捕まえる準備を完成させる。

レッドドラゴンがガーベラ・ストレートでビームを斬っても、次に来るのは実体の爪と杭であり、ロウが「斬れば解決」へ収束させた読み合いが、逆に“捕縛→貫徹”の一本道へ誘導されていく。

決着

決定打の瞬間、デュエルブリッツはグレイプニールIIをレッドドラゴンのフライトユニット基部へ叩き込み、三本爪で“背中の推進軸”を掴んだまま一気に巻き取り、同時にランサーダートIIを二連で射出して背部アームの可動限界を越える方向へ衝撃を押し付ける。

ロウは咄嗟にカレトヴルッフを逆噴射代わりに散布・制御して姿勢を戻そうとするが、拘束点がフライトユニット基部に固定されたことで「姿勢制御で逃げる」手札が封じられ、発泡金属装甲の機体がビーム砲とライフルの追撃で削られていく光景を見て「ちくしょう こんな戦い何の意味があるんだ。機械(マシン)が泣いてるぜ」と歯噛みする。

最後はイザークが距離をゼロへ詰め、マグナセクティオを抜いてコクピット直前の装甲継ぎ目へ突きを通し、同時にビーム砲の熱量で周辺フレームを焼き固めて脱出姿勢すら作らせず、レッドドラゴンは推進と武装の連携を失って沈黙する。

ガンダムアストレイレッドフレームレッドドラゴン vs デュエルブリッツガンダム|勝敗分析

勝敗判定

勝者はデュエルブリッツガンダム(イザーク・ジュール)で、想定勝率は55:45だ。

勝因分析

  • 核動力+VPS装甲により、被弾を許容しながら射撃密度を落とさず中距離の主導権を維持できたことだ。
  • 57mm高エネルギービームライフル(グレネード内蔵)とミサイルとビーム砲で「回避の選択肢」を削り、レッドドラゴンの変則機動を“型”に押し込めたことだ。
  • グレイプニールIIで背部基部を捕縛できたため、カレトヴルッフの散布・制御による姿勢制御優位を決定的に無効化できたことだ。
  • ランサーダートIIの二連貫徹が、切断や偏向では処理しにくい“実体衝撃”として終盤の逃げ手を奪ったことだ。
  • ロウの勝ち筋であるガーベラ・ストレートの斬撃と接触戦を、捕縛の一手で「成立前に終わらせる」設計になっていたことだ。

ガンダムアストレイレッドフレームレッドドラゴン vs デュエルブリッツガンダム|異なる条件の場合

宇宙戦・近距離開始

近距離開始だと、開幕からガーベラ・ストレートの踏み込みとカレトヴルッフのSモード的運用が間に合い、デュエルブリッツが「制圧射撃で作った安全地帯」を作る前に斬り合いへ引きずり込まれる。

この条件ではレッドドラゴンが一度でもビーム線を斬って間合いを潰せば、実体の斬撃で関節やセンサーへ点で当て続けるロウの器用さが活き、VPS装甲の“硬さ”を戦術的に空転させやすい。

それでもデュエルブリッツはグレイプニールIIの捕縛が近距離ほど刺さるため、勝敗は五分に寄ってレッドドラゴン52:48デュエルブリッツ程度の僅差になる。

宇宙戦・遠距離開始

遠距離開始では、デュエルブリッツの57mm高エネルギービームライフルとMA-M1600/D2高エネルギービーム砲、AIM-627Gトーレンスの同時運用が最も気持ちよく回り、レッドドラゴンは「斬れる距離」へ入るまでに電力と推進剤を削られる。

レッドドラゴン側はカレトヴルッフの姿勢制御とドライグヘッドの強化センサーで被弾を薄められるが、遮蔽物なしの遠距離は“薄めても当たり続ける”ため、発泡金属装甲とバッテリー主動力という土台がじわじわ不利を固定する。

この条件の勝率はデュエルブリッツ65:35レッドドラゴンまで開き、ロウが刺すなら「一度の突入で決める」しかなくなる。

地上戦

地上戦にすると、レッドドラゴンのフライトユニットとカレトヴルッフ散布による姿勢制御が“重力下の急制動と急旋回”で活き、ビームとミサイルの射線に対して上下の逃げが作りやすくなる。

一方のデュエルブリッツは核動力での継戦は強いが、地形がない前提でも地表という「相対速度が落ちる面」ではグレイプニールIIの捕縛が見切られやすく、ロウにガーベラ・ストレートで“斬って捌く時間”を与えがちだ。

結果として地上戦はレッドドラゴン55:45デュエルブリッツでロウ優位になり、デュエルブリッツが勝つには初動から爆発物で足場と姿勢を崩す必要が増える。

ガンダムアストレイレッドフレームレッドドラゴン vs デュエルブリッツガンダムに関するQ&A

Q1:レッドドラゴンのカレトヴルッフ×3は、実戦で何が一番強いのか

最大の強みは火力そのものより「姿勢制御と武装形態の再構成を同時に行える」点で、ミラージュコロイド散布を姿勢制御へ回して推進の癖を変えながら、用途に応じて変形・分離・組み替えができるため、相手の照準と回避の読み合いを壊せることだ。

この対戦で言えば、ビーム砲とミサイルで“逃げ道の壁”を作るデュエルブリッツに対し、機体の向きと速度ベクトルを短周期で変えて「当たるはずの場所」をずらし続けるのが最も価値のある使い方になる。

ただし拘束点を作られると姿勢制御の利点は一気に死ぬため、カレトヴルッフは武装である前に「捕まらないための体幹」として扱い、グレイプニールIIの射角を消す動きが前提になる。

Q2:デュエルブリッツの“ブリッツ要素”は一騎討ちでどこが効くのか

ブリッツを想起させる要素は、決定的にはグレイプニールIIとランサーダートIIという「捕縛→貫徹」の即死コンボで、これがあるせいで相手は接近を“成功させる”だけでは足りず、接近の瞬間に拘束されない条件まで揃えないといけなくなる。

加えてデュエル本来のビームライフル(グレネード内蔵)があるため、遠中距離で回避ベクトルを固定して捕縛の当てどころを作りやすく、捕縛兵装が単体で浮かない設計になっているのが厄介だ。

つまりブリッツ要素は奇襲というより「終盤の詰み筋」で効き、長引くほど核動力の継戦能力とセットで勝ちが近づく。

Q3:ガーベラ・ストレートでビームを斬れるなら、射撃機には常に有利なのか

ガーベラ・ストレートはビームをも切り裂けるとされるが、斬れることと“斬り続けて前へ出られること”は別問題で、複数方向から同時に来るビーム砲・ミサイル・爆発物まで含めた面制圧を相手にすると、刀身で処理できるのは脅威の一部に過ぎない。

今回のように遮蔽物なし宇宙だと、斬撃は「当たる一発をゼロにする」より「当たる角度を変えて致命傷を避ける」用途が中心になり、最終的には別の手段で距離を詰めて勝ち筋へ繋げる必要がある。

だから射撃機に常勝にはならず、むしろ相手が捕縛兵装を持つ場合は、斬っている最中の硬直や姿勢が“捕まえる合図”になり得る点が怖い。

Q4:バッテリー機のレッドドラゴンは、核動力機と戦うと必ず不利なのか

核動力は射撃密度と推進の余裕を長時間維持できるため、遮蔽物がないほどバッテリー機は不利になりやすいが、レッドドラゴンはカレトヴルッフの散布・制御を姿勢制御に転用でき、被弾の質を落として“消耗の速度”そのものを遅らせられる点が普通のバッテリー機と違う。

またロウは発想で状況を折るタイプなので、継戦で勝てないなら短期決戦の形を作るという割り切りができ、機体と操縦の噛み合わせで不利を薄められる余地は残る。

ただし短期決戦は「当てる」より「捕まらない」要求が高く、デュエルブリッツのように捕縛→貫徹の詰み筋がある相手だと、電力より先に“展開負け”で押し切られる危険が増える。

Q5:今回の勝敗をひっくり返す最重要ポイントは何か

最大の分岐点はグレイプニールIIが“どこを掴むか”で、背部フライトユニット基部や推進軸を取られるとカレトヴルッフの姿勢制御優位が死ぬ一方、腕部や外装の端を掴ませる程度ならロウは切り離しや角度変更で逃げ筋を残せる。

したがってロウ側の最重要は、接近ルートの作り方ではなく「捕縛の射角を消す前処理」であり、カレトヴルッフの分離・組み替えで見た目の当たり判定をずらしつつ、相手の有線兵装の“伸びる瞬間”を読んで先に位置を変えることだ。

逆にイザーク側の最重要は焦れて近距離の斬り合いへ入らないことで、爆発物と誘導で相手の回避を型に押し込み、捕縛→貫徹の一本へ収束させられるかで勝率が上下する。

まとめ|ガンダムアストレイレッドフレームレッドドラゴン vs デュエルブリッツガンダム

  • 遮蔽物なし宇宙の中距離始動は、デュエルブリッツの面制圧が最初から最大値で機能する条件だ。
  • レッドドラゴンはカレトヴルッフ×3とドライグヘッドで姿勢制御とセンサーを強化し、変則で射撃戦の前提を壊せる。
  • ガーベラ・ストレートはビームをも切り裂けるが、面制圧そのものを無効化できるわけではない。
  • デュエルブリッツは核動力+VPS装甲で射撃密度と被弾許容が高く、長引くほど優位が固定される。
  • 決定打はグレイプニールIIとランサーダートIIの捕縛→貫徹で、変則機動の強みを一手で折れる。
  • ロウの勝ち筋は接触戦の一点突破で、突入前に捕縛の射角を消せるかがすべてだ。
  • イザークの勝ち筋は焦れずに面制圧を維持し、最後だけ確実に捕まえて終わらせることだ。
  • 中距離始動の想定勝率はデュエルブリッツ55:45レッドドラゴンだ。
  • 近距離始動や地上戦ではロウの変則と斬撃が通りやすく、条件次第で勝敗は反転し得る。
  • 遠距離始動では射撃密度の差が露骨に出て、デュエルブリッツ優位が大きくなる。