宇宙空間、遮蔽物なし、中距離開始という最も“機体性能の差”が露骨に出る条件で、ガンダムエクシアリペアIV(グラハム・エーカー)とガンダムハルート(アレルヤ・ハプティズム)が正面から噛み合う。
距離はおよそ2〜3km、互いのセンサーが相手を明確に捕捉した瞬間から、GNソードライフルとGNシザービットが“面”で空間を支配し、7本の実体剣が“線”で突破口を探る構図になる。
本来なら可変機構の高速一撃離脱に長けたハルートが、射撃とビットで距離を固定し続けて押し切るのが教科書通りだ。
それでも勝者をエクシアリペアIVに据えるなら、決め手は“足を止めさせる理屈”と“切り込む瞬間の異常値”を同時に成立させる一点突破しかない。
戦力分析
機体
ガンダムエクシアリペアIV
ガンダムエクシアリペアIVは「斬るためのガンダム」に振り切られ、GNタチ、GNベイオネット×2、GNバトルソード×2、GNバトルブレイド×2という“7本の実体剣”が、距離を詰めた瞬間の選択肢を異常に増やす。
さらに左腕は第6世代技術で換装され、左腕のみ瞬間的にトランザムを発動できるため、この試合では“中距離を近距離へ変換する最後の踏み込み”として最大価値を持つ。
ガンダムハルート
ガンダムハルートは可変機構による飛行形態を持ち、超高速の一撃離脱を得意とする設計思想そのものが“中距離の支配”に直結する。
主兵装のGNソードライフルが射撃と斬撃を兼ね、さらにGNシザービットが回避先そのものを塞ぐ「空間の封鎖」を成立させるため、エクシアの直線的な接近に対して相性がいい。
パイロット
グラハム・エーカー
グラハムは“ガンダムを獲る”という一点に技能と執念を極限まで収束させ、劇場版後はELSと共存する存在として描かれるため、判断の迷いが薄い。
この対戦での立ち回りは、正面接近を捨てて斜め上方・斜め下方へズラしながら“相手の火器管制に負担をかける角度”を押し付け、GNシザービットの包囲が完成する前に穴を作る一点に集約される。
アレルヤ・ハプティズム
アレルヤは超兵としての反射と状況認識を戦闘に転化でき、ハルートの機動力とマルートモード運用で“多数相手でも崩れない”戦闘を成立させるタイプだ。
この対戦での立ち回りは、可変機構で距離を維持しつつGNシザービットで“逃げ道”を削り、GNソードライフルの射線で接近角度を限定し、エクシアが剣を振れる距離に入る前に「姿勢制御不能の局面」を作ることに尽きる。
ガンダムエクシアリペアIV vs ガンダムハルート|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
アレルヤは発艦の呼吸のまま「I have control. 介入行動に入る」と切り替え、ハルートを飛行形態へ移行させながらGNソードライフルの連射で距離2kmの“真ん中”を撃ち抜き、まずは接近の直線を折りにかかる。
同時にGNシザービットが散開し、右上・左下・後方へと三角形に配置され、エクシアリペアIVがブーストを踏むたびに“次に逃げる空間”へ刃が滑り込むよう調整される。
グラハムは真正面を捨て、GNバトルブレイドを抜いたまま機体を横滑りさせて射線を薄くし、被弾の代わりに姿勢制御の乱れを許容しない“刃の間合いに入るための姿勢”だけを守り続ける。
中盤戦
ハルートは一撃離脱の速度域に入り、GNソードライフルの射線を細く通しながらGNシザービットを前面へ寄せて“盾兼トラップ”に変え、エクシアが一歩踏み込めば刃が折り返して背中を裂く配置を完成させる。
その瞬間、グラハムは相手機影を“ガンダム”として捉え直したように「会いたかった…会いたかったぞ、ガンダム!」と昂り、GNタチを主軸にGNベイオネットを逆手へ回し、斬撃の“角度”でビットの同期を崩しにかかる。
最初の一太刀を当てに行かず、GNタチの峰でGNシザービットの一基だけを弾いて軌道を乱し、その乱れを起点に残りのビットが再同期するまでの0.数秒を“安全地帯”として強引に前へ滑り込む。
終盤戦
距離が800mを切ると、ハルート側は「剣が届く前に落とす」から「剣が届いた瞬間に潰す」へ目的が変わり、GNシザービットがエクシアの四肢を狙う“切断角”で収束し、GNソードライフルの照準もコクピットではなく推進器へ固定される。
エクシアリペアIVは被弾をゼロにするのではなく、GNソードライフルの擦過で装甲表面を削られながらも姿勢を立て直し、GNバトルソードの重量で機体の回頭モーメントを作って“射線を外しながら加速方向を揃える”という無茶を通す。
ここでグラハムは左腕をわずかに引き、最後の踏み込みのためだけに“左腕だけの瞬間トランザム”を温存し、ビットが再配置される前の一呼吸に全てを賭ける構えを取る。
決着
決着の起点は距離およそ220mで、ハルートがGNシザービットを“前後挟撃”に切り替えた瞬間、エクシアリペアIVは斜め下へ急降下して視界から一度消え、落下慣性のまま上向きに反転してGNバトルブレイドを投げ斬りの軌道で振り抜き、前面のビット2基を同時に弾いて包囲の輪を一瞬だけ歪ませる。
輪が歪んだ“0.数秒”に左腕の瞬間トランザムが点火し、加速のピークでGNタチが閃いてハルートの右腕側GNソードライフル基部を断ち、続けて逆手のGNベイオネットが左腕の関節部を抉って射撃姿勢そのものを崩し、ハルートは推力制御を失って機首がわずかに上を向く。
姿勢が上を向いた刹那、エクシアリペアIVはGNバトルソードを両手で叩き込むように突き立てて胸部装甲を割り、GN粒子の漏出と警告音が戦闘継続を拒否したところでアレルヤは機体を捨てて脱出し、漂う残骸の中で“斬撃の一瞬”だけが真空に残る。
ガンダムエクシアリペアIV vs ガンダムハルート|勝敗分析
勝敗判定
勝者はガンダムエクシアリペアIV(グラハム・エーカー)で、想定勝率は55:45でエクシアリペアIV寄りと判定する。
勝因分析
- GNシザービットの“完成した包囲”を待たずに、角度と姿勢制御で火器管制へ負荷をかけ続けたことが接近の前提になった。
- 7本の実体剣が「当てる」だけでなく「弾いて歪ませる」択を増やし、ビット同期の穴を作れた。
- 左腕のみ瞬間トランザムが、中距離を近距離へ変換する“最後の220m”で決定的に働いた。
- ハルートの自衛は「ビットの配置」と「射線の維持」に依存し、そこを斬撃で崩されると立て直しが遅れる。
- グラハムの迷いの少なさが短時間決着の方向へ試合を寄せ、長期戦の不利を回避した。
ガンダムエクシアリペアIV vs ガンダムハルート|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
開始距離が300m以下なら、ハルートのGNソードライフルとGNシザービットが“面”を作る前に、エクシアリペアIVのGNタチとGNバトルブレイドが“線”で関節と推進器を狙えるため、勝敗はエクシアリペアIV寄りに大きく振れる。
この距離だとハルートは可変で離脱しても“離脱の最初の一歩”が斬撃圏内に残りやすく、GNシザービットは展開そのものが自機の周囲に干渉してエクシアの斬り込み角を増やしてしまう局面が出る。
左腕の瞬間トランザムは近距離ほど価値が上がり、回避ではなく“斬撃の初動を潰す加速”として機能するため、想定勝率はエクシアリペアIV 65:35 ハルート程度まで上がる。
宇宙戦・遠距離開始
開始距離が5km級になると、ハルートは飛行形態で速度を取りながらGNソードライフルの射線を通し、GNシザービットで“逃げ先”を先置きできるため、接近そのものが読み負けになりやすい。
エクシアリペアIV側は実体剣中心の構成ゆえに遠距離で圧をかけにくく、左腕瞬間トランザムも“距離を縮める前”には使いどころがなく、削られて姿勢を乱された時点で勝ち筋が細る。
この条件ではハルート勝ち(想定勝率55:45)と見るのが自然で、エクシアリペアIVが勝つには相手のビット再配置の癖を読むか、ハルートが“詰めすぎて近距離に入るミス”を待つ必要がある。
地上戦
地上戦では推進剤・姿勢制御・視界が宇宙と変わり、可変機構を持つハルートは地形がなくても速度と高度差を作りやすく、GNソードライフルの射線でエクシアの接近角をさらに限定できる。
一方のエクシアリペアIVは近接性能自体は落ちないが、地上では“回避で稼ぐ距離”が短くなり、GNシザービットの追い込みが効きやすいため、宇宙よりも接近のコストが上がる。
総合すると地上はハルート勝ち(想定勝率60:40)で、エクシアリペアIVが勝つには建造物や地形といった遮蔽物がない限り、瞬間トランザムの一点突破が“刺さる距離”まで耐える必要がある。
ガンダムエクシアリペアIV vs ガンダムハルートに関するQ&A
Q1:なぜ世代差があってもエクシアリペアIVが勝てるのか?
最大理由は、ハルートが“空間を制圧するまでの時間”を必要とするのに対し、エクシアリペアIVは“空間が固まる前の一瞬”を取りに行ける構成だからだ。
GNシザービットの配置が完成すると接近はほぼ詰むが、完成前はビット同士の同期と火器管制に負荷がかかり、そこへ7本の実体剣で“弾く・歪ませる”干渉を入れると、穴が連鎖して広がる。
最後に左腕瞬間トランザムが「一回だけ速度で理屈を壊す」役を担い、中距離条件でも勝ち筋を残せる点が、世代差を踏み倒す決め手になる。
Q2:ハルートのGNシザービットはどこが最も危険なのか?
GNシザービットの本質的な脅威は火力よりも“回避先を消す”ことで、ビットが斜め後方や側面に置かれた時点で、回避行動がそのまま被弾ルートに変換される。
さらにビットが自機前面へ寄ると、射線の遮蔽と牽制が同時に成立し、接近機は「見えているのに踏めない距離」を延々と維持されて削られる。
対策はビットの全破壊ではなく、1〜2基だけを“弾いて同期を乱す”方向が現実的で、その役割を実体剣の多いエクシアリペアIVが担えるのが相性面の救いになる。
Q3:エクシアリペアIVの「左腕のみ瞬間トランザム」は何が強いのか?
左腕のみ瞬間トランザムの強さは“持続バフ”ではなく“初動だけの異常加速”にあり、相手の回避・迎撃が成立する前に斬撃判定をねじ込める点が極端に強い。
通常のトランザムは時間管理が必要だが、瞬間型は「この一瞬だけ勝てばいい」という局面に最適化されており、ビット包囲が完成する直前の“最後の踏み込み”で最も価値が跳ね上がる。
実体剣主体のエクシアリペアIVにとって、届かない距離は永遠に届かない距離なので、その距離を一度だけ崩せる瞬間トランザムは勝利条件そのものを作る装置になる。
Q4:ハルートのマルートモードは本対戦でどう作用するのか?
マルートモードは超兵の能力を最大限に引き出すモードとして、反射と火器管制のピークを一段引き上げる方向に作用すると見るのが自然だ。
ただし一騎討ちでは、制圧の完成度を上げるほど操作負荷も増え、同期が乱れた瞬間に自衛が崩れるリスクが増すため、発動=安全ではなく“発動直後の隙”管理が重要になる。
結局、マルートモードはハルートの勝率を底上げするが、エクシアリペアIVが狙うのは一度の踏み込みなので、モード発動がそのまま勝利確定には繋がらない。
Q5:両者が同時に高出力状態に入った場合、リスクはどちらが大きいのか?
高出力状態での最大リスクは、ハルート側が“制圧の完成度”を上げるほど操作負荷が増え、ビットの同期が乱れた瞬間に自衛が崩れる点にある。
エクシアリペアIV側は、勝ち筋が短期決戦に寄っているため、リスクは「踏み込みが止められた時点で終わる」という一点に集中し、成功か失敗かが極端に分かれる。
結論として、安定性のリスクはハルートが大きく、爆発力の失敗リスクはエクシアリペアIVが大きいという対称形になり、だからこそ本戦は“55:45”の僅差に収束する。
まとめ|ガンダムエクシアリペアIV vs ガンダムハルート
- 中距離・遮蔽物なしの宇宙戦は本来ハルートが得意な土俵だ。
- ハルートは可変機構と一撃離脱で距離を固定しやすい。
- GNソードライフルとGNシザービットが“面”で空間を制圧する。
- エクシアリペアIVは7本の実体剣で“線”の突破を狙う。
- 接近の鍵はビット同期の完成前に角度で負荷をかけ続けることだ。
- 左腕のみ瞬間トランザムが“最後の踏み込み”を成立させる。
- 決着は220mからの一瞬で、腕部兵装を斬られてハルートが継戦不能になる展開が最も現実的だ。
- 想定勝率はエクシアリペアIV 55:45 ハルートで僅差だ。
- 近距離開始ならエクシアリペアIVが有利、遠距離や地上ならハルートが有利になりやすい。
- “世代差”より“勝ち筋の設計”が勝敗を分ける一戦になる。
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