戦場は宇宙で、デブリもコロニー残骸もない完全な見通しの空間で、中距離から互いの姿勢制御スラスターが噴く瞬間に勝負が始まる。
片やガンダムエクシアリペアIV(GN-001REIV)は近接特化へ回帰しつつGNドライヴ[Τ]と新型GNコンデンサー群で粒子運用を底上げし、さらに左腕で「斬撃の瞬間だけ左腕のみトランザム」という刃の理不尽を持ち込む機体だ。
片やラファエルガンダム(CB-002)は背面ユニット(セラヴィーガンダムII)へ火力を集約し、GNビッグキャノン/GNビッグクロー/GNバズーカといった“射撃の塊”で中距離帯を支配しつつ、分離・遠隔運用で死角そのものを消しに来る。
勝敗の焦点は単純で、ラファエルが「距離」を保てばGNビッグキャノンの面制圧が正義になり、エクシアリペアIVが「距離」を壊せばGNタチとGNバトルソードの線が正義になる。
戦力分析
機体
ガンダムエクシアリペアIV
エクシアリペアIVはエクシアリペアIII再改修機で、狙撃も可能だった前段階から再び近接戦闘へ寄せ、GNドライヴ[Τ]+新型GNコンデンサー内蔵で擬似太陽炉機として破格の粒子使用量を実現し、内部構造も第4世代に匹敵するほど強化された“斬るために走る機体”だ。
最大の武器は左腕部で、第6世代ガンダム用技術が投入された露出フレームの強度と最適化GNコンデンサーの組み合わせにより「斬撃の瞬間だけ左腕のみ瞬間トランザム」を可能にし、立ち回りとしては中距離の被弾リスクをGNシールドと機動で受け流しつつ、斬撃1回の確定力に賭けて距離を壊すのが最適解になる。
ラファエルガンダム
ラファエルガンダムはヴァーチェ系譜の“重火器の思想”を引き継ぎつつ、装備の大半を背面ユニットに集約して本体の内装火器を持たない設計で、戦い方そのものが「背負った火力で戦線を敷く」方向へ徹底している。
セラヴィーガンダムIIは改修無人機で、分離後はティエリアの脳量子波で遠隔操作され、擬似太陽炉複数基の高出力を前提にしているため、立ち回りは中距離開始ならまずGNビッグキャノンの射線を2本以上通してエクシアの“接近コース”を封鎖し、詰められた瞬間だけGNビッグクロー(=格闘形態)で面を作って押し返すのが合理だ。
パイロット
グラハム・エーカー(ガンダムエクシアリペアIV)
グラハムは元来“格上のガンダムと正面で噛み合うこと”に執着して戦闘様式を研ぎ澄ませるタイプで、エクシアリペアIVが近接特化へ戻った思想と噛み合うため、戦術は「撃たせて、避けて、斬る」の三段階を一気にまとめ上げる一点突破になる。
さらに「半身ELS化して生き返ったグラハムが乗るエクシア」という設計意図が付随する以上、彼の“生存と戦闘の前提”は常人よりタフに設定されやすく、結果として中距離での被弾許容量をわずかに上げつつ、勝ち筋を左腕瞬間トランザム斬撃へ収束させられるのが強みになる。
ティエリア・アーデ(ラファエルガンダム)
ティエリアは“計画・制御・最適化”の思考で戦場を組み立てるパイロットで、ラファエルという火力を背負った機体では、射線配置・遠隔ユニット運用・距離管理を同時に成立させ、相手の選択肢を段階的に削る戦い方が本領になる。
加えてセラヴィーガンダムIIを脳量子波で遠隔操作できる前提は、遮蔽物ゼロの宇宙戦で“死角が存在しない”状況を作り得るため、ティエリアの立ち回りはエクシアの突進角を先読みしてGNビッグキャノンでコースを潰し、最後にGNビッグクローで「掴む」という確定拘束へ繋げて主導権を維持するのが最適になる。
ガンダムエクシアリペアIV vs ラファエルガンダム|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
開始距離は中距離で、ラファエルは背面ユニット側のGNビッグキャノンを左右へ開いて射角を広げ、エクシアリペアIVはGNシールドを右肩アームで前へ回しつつGNタチの柄を握り、まず「近接に特化した機体がどう近付くか」を見せる配置になる。
ティエリアは火力の集約という設計思想そのままに、GNビッグキャノンの一撃で推進剤の噴流ごと空間を抉るような“線”を刻み、追い打ちとしてGNビームライフルとGNバズーカのタイミングをズラして回避先へ散らす。
エクシアリペアIVは直線で突っ込まず、GNバルカンの短い連射で牽制しながら最小姿勢でスラスターを断続噴射し、撃たれた瞬間だけ機体を“面ではなく刃の薄さ”で通すように滑らせて、ラファエルが欲しい「射線の固定」を成立させない。
中盤戦
ラファエルはセラヴィーガンダムIIの分離・遠隔を“切り札として温存しやすい”が、遮蔽物ゼロの宇宙でエクシアが距離を詰め始めた時点で温存は損になりやすく、ここでティエリアは自分の脳量子波でユニットを外へ滑らせて斜め後方に置き、射線を「正面+背面」の二層にする。
この瞬間、ティエリアの内面は“道具”から“意思”へ切り替わり、戦場を制御する言葉が口を突き、「僕は人間だあ!」が状況的に最も自然に響く局面になる。
二層射線に対し、グラハムは“盾で守る”のではなくGNシールドで「撃たれる角度を1本だけ消す」運用を選び、残りの射線はスラスターの瞬間加速で外し、最後にGNバトルブレイドをシールドから抜いて投げるフェイントで遠隔ユニットの照準サイクルを乱していく。
終盤戦
距離が近距離へ崩れ始めると、ラファエルはGNビッグキャノンを“砲”のままでは回し切れないため、GNクロー形態(GNビッグクロー)へ遷移して五指展開の掴みでエクシアの突進を止めに来るが、これは裏を返すと「掴みに来た瞬間だけ自分から距離を縮める」選択でもある。
グラハムはそこを逃さず、GNタチの斬線を最短に置いたまま、わざと右肩側へ踏み込んでGNシールドを噛ませ、掴みの中心線をズラして“腕力勝負”から“角度勝負”へ勝負の土俵を変える。
そして距離があと一歩で“掴める”に到達する刹那、グラハムの言葉が戦闘衝動のスイッチとして噴き上がり、「君の存在に心奪われた男だ!」が近接決闘に自分から飛び込む宣言として最も適切に刺さる。
決着
ティエリアはGNビッグクローの指でエクシアの胴を“押さえ”に行くのではなく、遠隔射線と同期させて「回避先を掴む」設計で包囲を完成させ、エクシアの推力ベクトルが一瞬でも固定されたところへGNバズーカの高威力を重ねて終わらせに来る。
だがエクシアリペアIVの勝ち筋は“防ぐ”ではなく“先に斬る”で、露出フレームの左腕が斬撃の瞬間だけ瞬間トランザムを点火し、GNタチの踏み込みと同時に左腕側の斬れ味だけを異常値へ跳ね上げて、GNビッグクローの関節部へ「噛み付き→割断」の一閃を通す。
掴みの主機構を失ったGNビッグクローは慣性で空転し、遠隔ユニット側の照準も一拍遅れて射線が泳いだ瞬間に、グラハムはGNバトルソードを逆手で引き抜いてラファエル本体へ肉薄し、GNシールドで最後の散弾を弾きながらコクピットブロック直下の装甲線へ刃を滑り込ませて“推力と装甲の継ぎ目”を断ち切り、ラファエルは推進制御を失って姿勢が崩れたところを押し切られて戦闘継続不能となる。
ガンダムエクシアリペアIV vs ラファエルガンダム|勝敗分析
勝敗判定
勝者:ガンダムエクシアリペアIV(グラハム・エーカー)で、想定勝率は55:45と読む。
勝因分析
- 中距離開始でも「左腕のみ瞬間トランザム斬撃」という一点の確定力が、掴み・遠隔・射撃の“準備”を要求するラファエル側のテンポを上回る。
- 7本の剣(GNタチ/GNベイオネット×2/GNバトルブレイド×2/GNバトルソード×2)とGNシールドで、攻防の手数が“距離を壊す工程”に直結する。
- ラファエルは火力が背面ユニットへ集約されやすい構造のため、近距離でユニットの一部を断たれると勝ち筋が急激に痩せる。
- セラヴィーガンダムIIの遠隔操作は強力だが、遮蔽物ゼロでは逆に“どこに置いても見える”ため、エクシアが狙う対象が明確になりやすい。
- グラハムの近接決闘志向とエクシアリペアIVの近接特化設計が噛み合い、迷いなく勝ち筋へ収束できる。
ガンダムエクシアリペアIV vs ラファエルガンダム|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
近距離開始ならエクシアリペアIVの勝率が上がり、理由はラファエルが射線の敷設や遠隔ユニットの最適配置を組む前にGNタチの間合いへ入らざるを得ず、GNビッグクローへ移行する“前段階”を踏めないからだ。
ティエリアが即座にGNビッグクローで掴みに行っても、エクシア側はGNシールドと7本の剣で角度を変え続けられ、掴みが成立する前に関節・指・砲身といった外部機構へ斬撃が通りやすい。
結果として近距離ではエクシアリペアIVが65:35程度まで押し上げ、勝ち筋は「GNシールドで掴みの中心をずらす→左腕瞬間トランザム斬撃で機構破壊→GNバトルソードで本体へ決定打」になる。
宇宙戦・遠距離開始
遠距離開始だとラファエルが優勢時間を長く取れ、GNビッグキャノンを複線化しつつGNバズーカを混ぜて回避先へ散らすだけで、エクシアの“詰める工程”が長くなり事故率が上がる。
さらにセラヴィーガンダムIIの遠隔配置を完成させられるため、エクシアは「正面を避けたら背面から来る」という二層射線に晒され、GNシールド1枚では消せない角度が残り続ける。
それでも勝者はエクシアリペアIVのままで、勝率は52:48まで接近し、決め手は最終的にラファエルが“掴み”へ寄せた瞬間に左腕瞬間トランザム斬撃が通る一点だけを守り切れるかに尽きる。
地上戦
地上戦ではラファエルが宇宙戦前提のバランスを背負い、背面ユニットの重量級シルエットが旋回と姿勢回復に負荷をかけ、エクシアの小回りが相対的に刺さりやすい。
射線自体は地上でも強力だが、障害物なしでも大気抵抗の影響でビッグキャノンの取り回しと遠隔ユニット運用の微調整が難しくなり、エクシアは推力の瞬間切り替えで被弾を外しやすくなる。
結果として地上戦はエクシアリペアIVが60:40で取り、勝ち筋は宇宙と同じく「距離を壊す→機構を落とす→推進制御を壊す」だが、地上では“転倒=終わり”が起きやすい分だけ決着が早まる。
ガンダムエクシアリペアIV vs ラファエルガンダムに関するQ&A
Q1:ラファエルは本体とセラヴィーガンダムIIを分けた瞬間に何が強くなるのか。
分離で強くなる本質は火力そのものより「射線の独立」で、正面のラファエル本体と背面・側面のセラヴィーIIが同時に照準を完結させ、回避という行為の価値を下げる。
特にGNビッグキャノンは左右に分かれ、角度を変えて撃てるだけで“同じ火力が別方向から来る”状況が成立し、遮蔽物ゼロでは圧が跳ね上がる。
ただし分離は切り札運用になりやすく、分離後に本体側の武装が薄くなる・遠隔操作にリソースが割かれるという制約もあるため、相手が近接特化なら「分離するほど詰められた時点で損を抱えている」ケースも起きる。
Q2:エクシアリペアIVの左腕瞬間トランザムは何が“強すぎる”のか。
左腕瞬間トランザムは常時性能アップではなく「斬撃の瞬間だけ斬れ味を上げる」性質で、これは射撃で相手を削る戦いよりも、接触一回で機構破壊を狙う近接決闘で最も期待値が高い。
しかも擬似太陽炉機として粒子運用が厚く、内部構造も強化されているため、接近→斬撃の“一往復”を成立させる推力・耐久・粒子使用の条件が揃う。
この結果、外部ユニットへ火力と機構が寄った機体に対しては、関節・砲身・指といった露出機構を一箇所でも落とせば戦術全体が崩れるため、瞬間トランザム斬撃の価値が跳ね上がる。
Q3:ラファエルの“格闘も強い”は本当なのか。
ラファエルは巨大火力機という印象が先行するが、GNビッグキャノンはGNビッグクローへ変形でき、五指展開で相手を握りつぶすという“拘束格闘”の勝ち筋を持つ。
さらにGNビッグクローは遠隔操作が可能で、爪のスリットからビームサーベルを発生できるため、単なる掴みではなく「掴む+焼く+切る」を同時に成立させ得るのが格闘の怖さになる。
ただし格闘が強いことと“近接戦で勝つ”は別で、近接特化かつ7本剣のエクシアリペアIVは角度を変える手数が多く、掴みの成立前に指関節へ斬撃を差し込まれるリスクが高いため、格闘が強くても相手次第で通らない。
Q4:遮蔽物なし中距離開始で、ラファエルはどうやって“距離”を維持するべきか。
最適解は“逃げる”ではなく“線を敷く”で、GNビッグキャノンの射線を交差させて相手の突進角を数本に絞り、そこへGNビームライフルやGNバズーカを時差で打ち込んで「回避しても前に出られない」状況を作ることだ。
次にセラヴィーガンダムIIの分離を使い、正面と背面で照準サイクルをずらして撃てる位置へ置けば、相手はGNシールドで1本消しても残り角度が残り続け、距離を詰める工程が“長く”なる。
ただし遠隔の完成は“時間”が要るため、エクシア側が被弾覚悟の最短突進を選んだ場合、距離維持の設計が間に合わず近距離で勝負を押し付けられるので、ラファエル側は序盤の一撃精度が命になる。
Q5:エクシアリペアIVは射撃戦をどう捌くべきか。
射撃対処は“撃ち返す”ではなく“射線を1本だけ消して残りを避ける”が基本で、GNシールドを正面に置くというより「今撃たれる角度にだけ盾を差し込む」運用が効く。
そのうえでGNバルカンの短連射を混ぜ、相手の照準サイクルを乱して「狙って撃つ」時間を奪い、最終的にGNタチの間合いまで行ける突進角を作るのが勝ち筋になる。
そして“決める瞬間”だけ左腕瞬間トランザム斬撃へ賭け、射撃戦を長引かせない設計へ自分から寄せることで、火力で勝つ相手に時間を渡さない戦い方が完成する。
Q6:両機が同時に切り札を切った場合、どこが分岐点になるのか。
ラファエルの切り札は分離・遠隔で射線を増やすことで、エクシアの切り札は左腕瞬間トランザム斬撃で機構を壊すことで、どちらも「相手の戦術基盤を折る」発想だ。
分岐点は“どちらが先に相手の基盤へ触れるか”で、ラファエルが二層射線を完成させてエクシアの推力ベクトルを固定できれば射撃の勝ち筋が立ち、エクシアが掴みや砲身の関節へ一閃を通せれば近接の勝ち筋が立つ。
遮蔽物なしの宇宙戦では、触れるまでの距離が短い近接側のほうが“完成までの時間”が短くなりがちで、この一点が今回の想定でエクシアリペアIVを僅差勝ちに寄せる最大要因になる。
まとめ|ガンダムエクシアリペアIV vs ラファエルガンダム
- 宇宙・遮蔽物なし・中距離開始では、まずラファエルが射線で主導権を取りやすい。
- エクシアリペアIVは近接特化へ回帰し、距離を壊した瞬間に勝ち筋が立つ。
- 左腕は斬撃の瞬間だけ瞬間トランザムが可能で、機構破壊の確定力が高い。
- エクシアリペアIVはGNタチとGNバトルソードを軸に、複数の剣で角度を作れる。
- ラファエルは装備が背面ユニットへ集約され、本体側は分離後に火力が薄くなる。
- セラヴィーガンダムIIの遠隔で射線が増え、回避の価値が下がる。
- GNビッグキャノンはクロー形態で拘束へ移れるが、露出機構は斬られやすい。
- 決着は「掴みの成立前に関節機構を落とせるか」が分水嶺になる。
- 想定勝率はエクシアリペアIVが55:45で僅差優位になる。
- 近距離寄りほどエクシア、遠距離寄りほどラファエルが伸びる。
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