宇宙空間でデブリなどの遮蔽物は一切なし、両機は中距離から同時に仕掛ける状況だ。
時代はUC0096相当のNZ-666クシャトリヤと、グリプス末期〜第一次ネオ・ジオン期相当のAMX-004キュベレイが、世代差を抱えたまま真正面から噛み合う構図になる。
特殊能力は原作の条件が揃った時にのみ解禁とし、サイコミュの「鋭さ」と機体側の「押し付け」を、発動の経過として戦闘の中で立ち上げる。
結論は一撃の威力勝負ではなく、ファンネル飽和・Iフィールド・機動の噛み合いで、どちらが先に「当て続ける形」を作るかに収束する。
戦力分析
機体
クシャトリヤ
クシャトリヤは胸部メガ粒子砲とバインダー部メガ粒子砲で面制圧を作り、ファンネル×24を同時に散らして“逃げ道のない中距離”を押し付けるのが基本線だ。
クシャトリヤはサイドバインダー内蔵のIフィールド・ジェネレーターとサブ・アームを盾兼トラップとして使え、被弾を減らしつつ格闘の間合いで拘束に移れるのが強い。
クシャトリヤはビーム・ガトリングガンやマシンキャノンも持つため、ファンネルの“線”に加えて実弾・速射で相手の回避癖を固定し、次の斉射角を作れる。
キュベレイ
キュベレイはファンネル×10とビーム・ガン兼ビーム・サーベル、さらに肩バインダー内の大型ビーム・サーベルで、回避から一転して“刺し返す近距離”へ変速できるのが核だ。
キュベレイは総推力61,600kg級の機動で軌道を変え続け、ファンネルの包囲を「相手の射角を歪ませる壁」として使い、主機が安全に踏み込む時間を稼ぐ立ち回りになる。
キュベレイは装備点数自体は絞られているが、そのぶんファンネル運用の比重が極端に高く、同時操作の精度がパイロット性能に直結する。
パイロット
マリーダ・クルス
マリーダはプルシリーズ由来の強化人間としてサイコミュ適性が高く、機体の「多重同時攻撃」を身体感覚で回す方向に寄るほどクシャトリヤの圧が増す。
マリーダの立ち回りは、正面の格闘戦で勝とうとせず、ファンネル・胸部メガ粒子砲・バインダー砲を“波状に重ねて”相手の加速タイミングを奪うのが勝ち筋だ。
ハマーン・カーン
ハマーンは高いニュータイプ能力と指揮官としての戦闘眼で、機体の限界値を「読み」と「圧」で引き上げ、キュベレイを成立させるタイプのパイロットだ。
ハマーンの立ち回りは、中距離での撃ち合いを長引かせず、バインダーを盾に一瞬の空白を作って加速し、大型ビーム・サーベルの届く距離で“切り落として減らす”に寄せたい。
クシャトリヤ vs キュベレイ|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
中距離で向き合った瞬間、クシャトリヤはファンネルを四枚のバインダーから散開させ、同時に胸部メガ粒子砲で中心線を太くしてキュベレイの初速を削りに来る。
キュベレイはファンネルで前方に“薄い檻”を作りつつ機体を斜め上へ滑らせ、ビーム・ガンの単発を混ぜてクシャトリヤの照準修正を強要する。
クシャトリヤはビーム・ガトリングガンとマシンキャノンを短く刻んで回避軌道を固定し、固定された瞬間にバインダー部メガ粒子砲の斉射角をかぶせて“逃げるほど薄くなる装甲”を狙う。
中盤戦
ハマーンは包囲を嫌って一気に距離を詰め、肩バインダーを盾にしながら大型ビーム・サーベルの抜刀角に入る瞬間を作りにいく。
マリーダはIフィールドを前面に回してファンネルの線を受け流し、サブ・アームを“見せる”ことでキュベレイの踏み込みを一瞬ためらわせる。
ハマーンは踏み込みの途中で精神圧を突き刺し、加速の迷いを消すように吐き捨てる──「恥を知れ、俗物!」。
その瞬間、クシャトリヤのファンネル×24は“円”ではなく“帯”で走り、キュベレイの進路の先に照射と単発を交互に置いて、踏み込みを「止まるか当たるか」の二択へ追い込む。
終盤戦
キュベレイは強引に帯を抜けて近距離へ滑り込み、ビーム・サーベルの初撃でバインダーの外縁を削ってファンネル搭載部を減らし、以後の飽和密度を落としにかかる。
だがクシャトリヤはバインダー部ビーム・サーベルとサブ・アームで受けを“二重化”し、相手の刃筋を止めた瞬間に胸部メガ粒子砲の拡散で視界と姿勢制御を同時に荒らす。
一拍遅れてファンネルが背後から回り込み、キュベレイのバインダー裏へ細いビームを通して姿勢制御バーニアの噴射口を焼き、機動の自由度を“減衰”させる。
決着
機動が鈍ったキュベレイは大型ビーム・サーベルで最後の一閃を狙うが、クシャトリヤはIフィールドを正面に回したまま半身で受け流し、サブ・アームでバインダー基部を掴んで「振り向けない角度」に固定する。
固定された刹那、マリーダは至近で胸部メガ粒子砲を撃たず、ファンネルを機体の左右と下へ沈めて同時照射を通し、キュベレイの脚部スラスター群と腰回りを“面で焦がして”回避そのものを奪う。
逃げる推力を失ったキュベレイに、最後はバインダー部メガ粒子砲が斜め上から交差し、コックピット前方の装甲を白熱させて内部フレームを折り、残光の中でマリーダが言い切る──「私にはマスターがいる」。
クシャトリヤ vs キュベレイ|勝敗分析
勝敗判定
勝者はクシャトリヤで、想定勝率はクシャトリヤ60%:キュベレイ40%だ。
勝因分析
- ファンネル×24の飽和で「避け続ける空間」を消し、回避の選択肢を削り切れた点だ。
- 胸部メガ粒子砲とバインダー部メガ粒子砲の重ねで、キュベレイの加速タイミングを常に遅らせられた点だ。
- Iフィールドがファンネル主体の圧を相殺し、ハマーンの“刺し返しの初撃”を通しにくくした点だ。
- サブ・アームとバインダー部ビーム・サーベルが近距離の受けを成立させ、切り落とされる前に拘束へ移れた点だ。
- 世代差として推力とセンサー余裕が中距離の主導権を握る土台になった点だ。
クシャトリヤ vs キュベレイ|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
近距離開始ならキュベレイが勝ち寄りになり、想定勝率はキュベレイ55%:クシャトリヤ45%だ。
理由は、初動から大型ビーム・サーベルとビーム・サーベルの切断圧でバインダー外縁を削り、ファンネル搭載部と砲口を“減らしてから”逃げに回れるからだ。
クシャトリヤ側はサブ・アーム拘束とIフィールド受けで粘れるが、初手でバインダーを欠かされると飽和密度が落ちて押し付けの強みが目減りする。
宇宙戦・遠距離開始
遠距離開始ならクシャトリヤが勝ち寄りになり、想定勝率はクシャトリヤ70%:キュベレイ30%だ。
理由は、ファンネル×24の帯状制圧とメガ粒子砲の重ねで接近ルートを事前に“封鎖図”として描け、キュベレイの機動での突破が単発勝負になりやすいからだ。
キュベレイはファンネルで壁を作って突っ込めるが、遮蔽物なしの遠距離は壁の外側をさらに外側から撃たれ、壁そのものが“位置の目印”になりやすい。
地上戦
地上戦ならキュベレイがやや有利で、想定勝率はキュベレイ55%:クシャトリヤ45%だ。
理由は、クシャトリヤの巨大バインダーは姿勢制御と旋回で空気抵抗の負担が増えやすく、遮蔽物なしでも“地表面に沿う回避”で射角をずらされやすいからだ。
それでもクシャトリヤはIフィールドと速射兵装で“正面からの貫通”を拒否できるため、キュベレイが決め切るには近距離でバインダー基部を落とす精密さが要る。
クシャトリヤ vs キュベレイに関するQ&A
Q1:なぜ中距離・遮蔽物なしだとクシャトリヤが有利になりやすいのか
遮蔽物なしの中距離は「回避で切る余白」が最小になり、クシャトリヤの胸部メガ粒子砲とバインダー部メガ粒子砲にファンネル×24を重ねた飽和密度がそのまま命中期待へ変換され、キュベレイのファンネル×10による壁作りが追いつく前に進路を帯で塗りつぶされやすいからだ。
Q2:キュベレイが勝ち筋を作るなら最優先で壊すべき部位はどこか
キュベレイの勝ち筋は大型ビーム・サーベルやビーム・サーベルでクシャトリヤのバインダー外縁と基部を削ってファンネル搭載・砲口・Iフィールド運用の自由度を落とし、以後の飽和を「耐えられる密度」に落としたうえで離脱と再突入を繰り返す形になる。
Q3:Iフィールドはキュベレイのファンネル攻撃をどれほど鈍らせるのか
Iフィールドは対ビーム・バリアとして正面のビーム圧を相殺しやすく、キュベレイがファンネルで作る包囲線や牽制線のうち“決定打になる角度”を正面で受け止められる時間が増えるため、ハマーンが踏み込みへ移る合図となる初撃の通りが悪くなり、結果として近距離へ入るまでの被弾リスクが上がる。
Q4:ハマーンのニュータイプ能力は世代差をどこまで埋められるのか
ハマーンはパイロット性能でファンネル運用の同時性と読み合いの密度を引き上げられるため、機体スペック差そのものを無視はできないが「踏み込む瞬間の安全度」を上げて大型ビーム・サーベルの一撃を通す確率を押し上げられ、特に近距離開始や相手が飽和を崩した瞬間には勝敗を反転させる力がある。
Q5:マリーダはなぜ“撃ち負けない”戦い方ができるのか
マリーダは強化人間としてサイコミュ適性が高く、クシャトリヤの多重兵装を「同時に正確に回す」ほど相手の回避癖を固定できるうえ、ビーム・ガトリングガンやマシンキャノンで回避軌道を縫ってからメガ粒子砲とファンネルを重ねる手順が取りやすく、結果として相手に“読み勝っても当たる局面”を作れる。
Q6:決着が「コックピット直撃」ではなく「推力喪失→拘束」になりやすいのはなぜか
両者ともニュータイプ戦で即死級の直撃を避け続ける前提が強く、クシャトリヤ側はサブ・アームやバインダーで“止める形”を作りやすい一方、キュベレイ側は軽快さが生命線なので脚部スラスターや姿勢制御を焼かれると生存そのものが崩れ、遮蔽物なしでは一度崩れた姿勢を立て直す猶予が消えるため拘束からの面制圧が決着形になりやすい。
まとめ| クシャトリヤ vs キュベレイ
- 基本条件の宇宙戦・中距離・遮蔽物なしはクシャトリヤ有利だ。
- クシャトリヤはファンネル×24とメガ粒子砲重ねで回避空間を消す。
- キュベレイはファンネル×10と機動で「刺し返す距離」を作る。
- Iフィールドが中距離のビーム圧を相殺し、踏み込み初撃を鈍らせる。
- 近距離開始はキュベレイがバインダー破壊で勝ち筋を作りやすい。
- 遠距離開始はクシャトリヤが飽和制圧で接近ルートを封鎖しやすい。
- 地上戦は機体サイズと旋回負担の差でキュベレイがやや有利だ。
- 勝敗を分けるのは「当てる」より「当て続ける形」を先に作る側だ。
- ハマーンは一撃反転を狙えるが、押し付け密度は世代差が出る。
- 総合はクシャトリヤ60%:キュベレイ40%でクシャトリヤ勝ちと見る。
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