Ξガンダム

Ξガンダムの対戦一覧表

対戦カード 宇宙・中距離 宇宙・近距離 宇宙・遠距離 地上
Ξガンダム vs パーフェクトガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs ジークアクス 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs ガンダム試作3号機デンドロビウム 勝利 敗北 敗北 勝利
Ξガンダム vs ノイエ・ジール 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs Zガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs キュベレイ 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs ジ・O 勝利 敗北 勝利 勝利
Ξガンダム vs サイコ・ガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs ZZガンダム 敗北 敗北 勝利 勝利
Ξガンダム vs Ex-Sガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs ガンダムMk-V 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs Hi-νガンダム 敗北 敗北 敗北 敗北
Ξガンダム vs ナイチンゲール 敗北 敗北 敗北 敗北
Ξガンダム vs α・アジール 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs ユニコーンガンダム(結晶体) 敗北 敗北 敗北 敗北
Ξガンダム vs ユニコーンガンダム2号機 バンシィ・ノルン 敗北 敗北 敗北 勝利
Ξガンダム vs ユニコーンガンダム3号機 フェネクス 敗北 敗北 敗北 敗北
Ξガンダム vs クシャトリヤ 勝利 敗北 勝利 勝利
Ξガンダム vs ネオ・ジオング 敗北 敗北 敗北 敗北
Ξガンダム vs Ⅱネオ・ジオング 敗北 敗北 敗北 勝利
Ξガンダム vs ガンダムF90Vタイプ 勝利 勝利 勝利 勝利
Ξガンダム vs ネオガンダム2号機 敗北 敗北 敗北 勝利
Ξガンダム vs ガンダムF91 敗北 敗北 敗北 敗北
Ξガンダム vs ラフレシア 敗北 敗北 敗北 勝利
Ξガンダム vs クロスボーン・ガンダムX1フルクロス 敗北 敗北 敗北 勝利
Ξガンダム vs ディビニダド 敗北 敗北 敗北 敗北
Ξガンダム vs V2アサルトバスターガンダム 敗北 敗北 敗北 敗北
Ξガンダム vs ガイア・ギアα 敗北 敗北 敗北 敗北

ハサウェイ・ノアの思想

U.C.0105のハサウェイ・ノアの思想は、地球連邦政府の腐敗と特権階級の温存が地球環境を荒廃させ、民間人を強制的に宇宙へ連行する政策「人狩り」まで常態化させた、という現状認識から出発する。彼にとっての敵は個々の政治家の人格ではなく、地球に居座る者だけが恩恵を独占する制度そのものだ。ゆえに、反地球連邦政府運動「マフティー」は議会闘争ではなく、連邦政府高官の暗殺という手段で“構造”を揺さぶる方向へ傾く。

その思想は、彼の生い立ちとも直結する。ハサウェイはブライト・ノアの息子として、戦争と政治の矛盾を早い段階から目撃してきた。第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)では、アクシズを巡る戦局の只中でクェス・パラヤを失い、混乱の中でチェーン・アギを射殺してしまうという取り返しのつかない体験を背負う。少年の感情で引き金を引いた“結果”が生涯の傷になり、以後のハサウェイは、正しさが容易に暴力へ転落する現実を理解したうえで、それでもなお「地球を守る」という大義へ突き進む危うさを内包する。

ハサウェイが「マフティー・ナビーユ・エリン」として選ぶ道は、理想主義だけでは説明できない。彼は表向きの身分を偽装し、組織を統率し、アデレード会議を標的にした作戦を立案し、自らはΞ(クスィー)ガンダムのパイロットとして前線にも立つ。ここでの思想は、演説や綱領ではなく、資金・情報・人員・装備を回して“実行”することによって成立する。政治の言葉よりも作戦行動が先に来る点が、彼の危険さであり強さでもある。

ただし、その強さは同時に矛盾でもある。ハサウェイは、アムロ・レイが示した「人が変わる可能性」と、シャア・アズナブルが叫んだ「地球から人を解放する理屈」の双方を理解しようとするが、現実に選んだ手段はテロリズムだ。「地球の保全」という目的と、「暗殺」という手段の間には倫理的な断層があり、そこにギギ・アンダルシアという存在が入り込むことで、彼の内面はさらに揺さぶられる。理想へ殉じる指導者であるのか、罪を抱えた一個人であるのか、その二重性こそがハサウェイの思想の核だ。

ギギ・アンダルシアとは

ギギ・アンダルシアは、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』において、ハサウェイ・ノアとケネス・スレッグの前に現れる、強烈な存在感を持つ女性だ。民間シャトル「ハウンゼン」での邂逅から、ギギは場の空気を支配するように言葉を投げ、相手の反応や視線の揺れを瞬時に読み取って距離を詰める。彼女は単なる同乗者ではなく、会話の主導権を握ることで、ハサウェイの偽装とケネスの警戒心を同時に揺らす“異物”として機能する。

プロフィールとして語られる範囲では、ギギはカーディアス・バウンデンウッデンという大富豪の愛人という立場にあり、劇場版では書類上「19years old」と示される。カーディアスは保険事業で巨大な影響力を持つ人物として扱われ、ギギはその庇護のもとで、軍や官僚の目が行き交う空間にも不自然なく入り込む。つまりギギは、恋愛や享楽だけで動くのではなく、上流のネットワークと危険な政治空間を渡り歩ける“世渡り”の技術を備えた人物として配置されている。

一方で、ギギの本質は肩書では捉えきれない。彼女はしばしば予言めいた言葉を口にし、相手が隠したい痛みや過去を正面から指で抉る。ハサウェイに対しては、過去のトラウマを呼び起こすような言葉で心を乱しつつ、同時に彼の中に残る“人間としての部分”を引き出してしまう。だからギギは、マフティー・ナビーユ・エリンとしての冷徹な決断を補強する存在ではなく、ハサウェイ・ノアを個人へ引き戻す可能性そのものとして物語に差し込まれる。

結果としてギギは、ハサウェイとケネスの両方にとって、政治と戦争の論理を乱す特異点になる。ケネスにとってギギは、敵味方の識別よりも先に興味と執着を生む存在であり、ハサウェイにとってギギは、使命感と罪悪感の奥に沈めていた感情を浮上させる存在だ。Ξガンダム、ペーネロペー、レーン・エイム、キルケー部隊といった軍事要素が激化するほど、ギギの言葉は戦場の外側から当事者の判断を狂わせ、物語の進行そのものを変質させていく。それがギギ・アンダルシアという人物の役割だ。

※ハサウェイ・ノアの悲恋⇒ガンダム 五大悲恋を徹底解説