宇宙空間、デブリなど遮蔽物なし、中距離始動という「逃げ場のない真っ向勝負」で、インフィニットジャスティスガンダム弐式(アスラン・ザラ)とブラックナイトスコードカルラ(オルフェ&イングリット)が激突する。
インフィニットジャスティス弐式は改修機ながら「超高速戦闘」へ寄せた新設計ウイングと機動設計で、射線のズレを力でねじ伏せるより「外して当てる」剣客の機体だ。
一方のカルラは複座コクピットで前席操縦・後席火器管制を分業し、さらに新世代のフェムテク装甲(FT装甲)でビーム主体の常識を裏返す。
この条件は、先に“距離”を支配した側がドラグーンと格闘の両方を最適化できるため、序盤の数十秒がそのまま決着の形を決める。
戦力分析
機体
インフィニットジャスティスガンダム弐式
インフィニットジャスティスガンダム弐式は、改修元のコンセプトである近接圧殺を維持しつつ、高機動バックパック「M2X32E フォランテス」を軸に“接近までの時間”を削り取る方向へ伸びた機体で、宇宙の中距離開始では初動の推力差がそのまま間合いの主導権になる。
武装はMA-M1911高エネルギービームライフル、MX2002ビームキャリーシールド(ビームシールド展開)、RQM55シャイニングエッジビームブーメラン、EEQ8グラップルスティンガー、MA-03Dビームサーベル「アクータラケルタ」、そしてMMI-S1M7トーニトゥルス ビーム重斬脚やMA-F2002スピッツェシュヴァートビームホーンまで“当てる場所を選べる刃”が揃い、対カルラでは「関節・スラスター・ドラグーン基部」を一点突破する立ち回りが最短解になる。
ブラックナイトスコードカルラ
ブラックナイトスコードカルラは複座化で火器管制を完全分業し、「操縦と同時にオールレンジ最適化」を前提にした設計で、遮蔽物なし宇宙では最も嫌な“面制圧”を最初から押し付けてくる。
装甲はフェムテク装甲(FT装甲)で、単純なビーム撃ち合いを成立させにくい上に、背部8基のドラグーン分離と胸部砲、さらに大型ドラグーン「ジグラート」随伴まで絡むと、弾幕は「避ける」ではなく「選別して捨てる」レベルの負荷になる。
パイロット
アスラン・ザラ
アスランは“読み合い”に強いというより、読み合いを壊すために平然と手段を変えるタイプで、相手が射線を揃える前にEEQ8グラップルスティンガーで姿勢制御を奪う、MX2002ビームキャリーシールドを盾ではなく「押し付ける面」として使う、そういう戦術の切り替えが異常に速い。
SEEDの発現が神経伝達系の処理速度を跳ね上げ、驚異的戦闘力に繋がる以上、ここでも“発現条件が満たれた瞬間”のアスランは、ドラグーンの網目に針を通すような微差の加速と、アクータラケルタの一閃で「当てた瞬間だけ勝つ」局面を作り得る。
オルフェ&イングリット
オルフェ&イングリットはカルラの複座設計そのものが強みで、前席操縦が加減速と回避で“機体を生かす”ことに集中し、後席火器管制がドラグーン8基と胸部砲の配列を“殺し切る形”に整えるため、単座エースが得意な「相手の操作負荷を上げて崩す」戦い方が通りにくい。
さらにカルラがFT装甲を採用している以上、相手の主武装がビームライフル寄りなら最初の数合で“効かない”という心理的ブレーキを踏ませられ、そこへドラグーンの偏差射撃と胸部砲を重ねて「逃げ道のない圧」を作るのが、この複座コンビの最適解になる。
インフィニットジャスティスガンダム弐式 vs ブラックナイトスコードカルラ|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
中距離で向かい合った瞬間、カルラは背部8基ドラグーンを分離しつつ胸部砲の砲口を露出させ、まず“回避方向”そのものを固定するように扇状のビームパーツを散らして、フォランテスで突っ込む選択肢に最初から罠を張る。
アスランはMA-M1911高エネルギービームライフルを撃ち返してもFT装甲で薄く弾かれる前提を即座に飲み込み、撃つより先にMX2002ビームキャリーシールドを前へ押し出し、同時にEEQ8グラップルスティンガーの射出で“ドラグーンの線”を一本だけ切る位置へ身体を滑らせる。
ドラグーンの一斉照射が盾の縁を舐めるように走った瞬間、アスランはわずかに機体を捻って刃の角度を作り、「心を読めるんじゃなかったのか? 使えないな」と“読み”そのものを嘲る声で相手の判断を一拍遅らせる。
中盤戦
カルラは遅れを取り戻すように対艦刀を抜き、ドラグーンを「追い込み」ではなく「当てる」へ切り替えて、アスランの推力変化点にだけビームを重ねる精密な火器管制で、フォランテスの突進角度を強引に曲げにかかる。
アスランは回避を最小にして“当たる前に当てる”へ踏み込み、RQM55シャイニングエッジビームブーメランを投げずにシールド面から滑らせるように放ってドラグーン基部へ刺し込み、続けてMA-03Dアクータラケルタを連結させた一撃でドラグーンの回収ラインを断つ。
カルラの胸部砲が至近で唸り、ビームが盾と肩を焼いて姿勢が崩れた刹那、アスランはMMI-S1M7トーニトゥルス ビーム重斬脚で“蹴り”を突き刺し、FT装甲が絶対ではない「関節可動域の端」を削る形で機体の回頭速度を落とす。
終盤戦
追い詰められたカルラは、背部ドラグーン8基を再編成して“檻”を作り、そこへ大型ドラグーン「ジグラート」を同軸で寄せて、逃げても突っ込んでも刃が届かない距離で削り切る最終形に移行する。
アスランはフォランテスのビームライザーをスラッシャーモードへ展開し、羽根のビーム刃を“盾”ではなく“面の刃”として使ってビームの雨を受け流しながら、相手の火器管制が「オールレンジ最適化」に寄った瞬間だけ生まれる“操縦の隙”を一点で狙う。
そして決定的に、カルラのFT装甲でビーム射撃が鈍る読みの上で、アスランは試製35式改レールガンへ持ち替えた体で“貫通する弾道”を用意し、ドラグーンの隙間に射線を通すためだけに一度わざと被弾角度を作る。
決着
ドラグーンとジグラートが同時に照射を重ね、カルラの胸部砲が追い打ちをかけた瞬間、アスランは盾を捨てずに“盾ごと前へ踏み込む”動きで一気に距離を殺し、フォランテスの推力を噴かして射線の中心に自分を置くという逆張りで、火器管制の解を一度破綻させる。
破綻の一拍で試製35式改レールガンの弾がドラグーン基部を撃ち抜き、ドラグーンの再配置が乱れた空白へMA-03Dアクータラケルタが滑り込み、アスランは連結柄を回して“ハルバードのような軌道”で関節部を抉って回頭を止め、最後にMA-F2002スピッツェシュヴァートビームホーンの一突きでコクピット直前の装甲を割る。
視界が白く焼ける中で、オルフェは「未来などいい!私は今、あなたが欲しい!」と執着の言葉を漏らし、イングリットの火器管制が追いつく前にカルラは推力喪失からのスピンへ落ち、インフィニットジャスティス弐式は“止めの一撃”を撃たずにドラグーン残存機を切り払いながら勝利の距離まで離脱する。
インフィニットジャスティスガンダム弐式 vs ブラックナイトスコードカルラ|勝敗分析
勝敗判定
勝者はインフィニットジャスティスガンダム弐式(アスラン・ザラ)で、想定勝率は55%:45%で僅差だ。
勝因分析
- フォランテスと近接武装群で「距離を殺す速度」を確保でき、ドラグーン面制圧の強みを“至近”で無効化できた。
- FT装甲に対し、関節や基部など“壊すべき一点”へ攻撃を集中し、ビームが通りにくい局面でも戦術が崩れなかった。
- グラップルスティンガーやビームブーメランでドラグーン運用のリズムを崩し、複座の火器管制を「再配置の手間」に引きずり込めた。
- 試製35式改レールガンという“貫通前提”を挟むことで、FT装甲の心理的優位を逆に読み合いの材料にできた。
- SEED発現級の反応速度で「一拍の破綻」を勝ち筋に変換し、決着点を“装甲勝負”ではなく“時間勝負”へ移せた。
インフィニットジャスティスガンダム弐式 vs ブラックナイトスコードカルラ|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
近距離開始なら、カルラのドラグーン8基と胸部砲が「展開してから当てる」段階を踏めず、初手からMA-03Dアクータラケルタとトーニトゥルス ビーム重斬脚の押し付けが成立して、アスラン側の勝率が65%まで上がる。
FT装甲でビームライフルが鈍っても、近距離は“面”で押し込むMX2002ビームキャリーシールドと、RQM55シャイニングエッジビームブーメランの取り回しで「当て続ける」ことができ、複座の利点である同時最適化を出す前に関節を削れる。
ただしカルラが対艦刀2本で相打ち覚悟の斬り返しに入ると事故は起き得るため、短期決戦の鋭さがそのままリスクにもなる。
宇宙戦・遠距離開始
遠距離開始だと、カルラの背部8基ドラグーンによる面制圧が最大化し、さらにジグラート随伴が成立しやすいため、アスランが間合いへ入るまでに“体勢を崩される回数”が増えて勝率は45%まで下がる。
フォランテスの推力で詰めても、遮蔽物なしでは回避の自由度が少なく、ビームライザーをスラッシャーモードにしても「切る前に削られる」局面が増えるので、試製35式改レールガンを早期に通せるかがほぼ全てになる。
結論としてはカルラ有利寄りの五分未満で、アスランの勝ちは“ドラグーン基部を抜く一撃”を早めに作れた場合に限られる。
地上戦
地上戦になると、宇宙ほどドラグーンの射線が取りやすくない一方で、地形が平坦で遮蔽物なしという条件では「空間制圧の強さ」自体は維持されるため、勝率は宇宙中距離と同程度でアスラン55%:カルラ45%のまま推移する。
フォランテスの運用は重力下で推進配分が変わり、強引な突入は姿勢が乱れやすいが、逆にグラップルスティンガーが“地表反力”を使った急制動として効き、ドラグーンの偏差射撃を外させる小技が増える。
FT装甲がビームを受け止めても、地上はスラスターや脚部駆動がダメージに直結しやすいので、トーニトゥルス ビーム重斬脚で脚まわりを潰すアスランの勝ち筋がより明確になる。
インフィニットジャスティスガンダム弐式 vs ブラックナイトスコードカルラに関するQ&A
Q1:フェムテク装甲(FT装甲)相手に、インフィニットジャスティス弐式のビーム主体武装はどこまで通用する?
FT装甲を相手にした場合、MA-M1911高エネルギービームライフルの“撃ち合い”は主戦術になりにくく、攻撃の価値は「命中させて倒す」より「相手の回避方向を固定する」へ寄る。
その代わりに、MA-03Dアクータラケルタやビームシールド展開を伴うMX2002ビームキャリーシールドのような近接“接触”は、関節やドラグーン基部といった脆点へ当てれば機能停止を狙えるため、通用度は距離に比例して上がる。
結果として「遠距離ビーム=弱い、近距離ビーム刃=強い」という二段構えになり、FT装甲の優位は“間合いを保てるか”という運用側の問題に収束する。
Q2:カルラの複座(操縦+火器管制)は一騎討ちでどれほど効く?
複座の最大値は、操縦者が回避と位置取りだけに集中し、後席がドラグーン8基と胸部砲の“当て筋”を継続的に最適化できる点にあり、単座のエースが得意な「相手の操作負荷を上げてミスを誘う」が成立しにくい。
また遮蔽物なし宇宙では、ドラグーンを「撃ってから修正」ではなく「配置してから撃つ」戦いが強く、後席が配置を担当できるほど面制圧が安定し、相手の推力変化点を狙う偏差射撃が刺さりやすくなる。
ただし複座は“勝ち筋が固定化しやすい”側面もあり、アスランのようにグラップルスティンガーやブーメランで運用リズムを断ち切る相手には、分業が逆に再同期の手間として効いてしまう場合がある。
Q3:ドラグーン8基+ジグラートの面制圧を、アスランはどう突破するのが現実的?
正面から“避け続ける”のは不利なので、現実的にはフォランテスの推力で一気に距離を殺し、MX2002ビームキャリーシールドとビームライザーの面で「受け流して前進」を成立させるのが突破の土台になる。
次に必要なのは、ドラグーンそのものを全破壊する発想ではなく、ドラグーンの“再配置”を乱す一手で、RQM55シャイニングエッジビームブーメランやEEQ8グラップルスティンガーで基部や回収ラインを崩して、面制圧の密度を瞬間的に落とすことだ。
最後に空いた一拍で関節や推進器へアクータラケルタ、トーニトゥルス ビーム重斬脚を叩き込み、ジグラートを含むオールレンジ攻撃が“狙いを定められない姿勢”へ追い込むのが最短になる。
Q4:インフィニットジャスティス弐式が試製35式改レールガンを持つ想定は妥当か?
FT装甲対策として、ビームライフルの代替に試製35式改レールガンを装備したという扱いが確認できるため、対カルラ戦でレールガンを持ち込む想定自体は整合する。
レールガンは「当たれば効く」が「当てるまでが難しい」武装なので、アスランの勝ち筋はレールガン単体ではなく、ドラグーンの配置を崩した“空白”へ撃ち込むという手順とセットになる。
したがってレールガンは切り札というより、FT装甲で鈍るビーム戦を“決着へ接続するための鍵”として機能し、持ち込みの有無で勝率が数%単位で動くタイプの装備だ。
Q5:SEED発現はこの一騎討ちのどの局面で勝敗に直結する?
SEED発現が神経伝達系の処理速度を飛躍的に向上させ、驚異的な戦闘力に繋がる以上、ここでの直結点は“回避”より“決着点の創出”に現れる。
具体的には、ドラグーン面制圧の網目から抜けるルートを瞬間で選び、フォランテスの推力変化と機体姿勢を同時に最適化して「一拍だけ火器管制の解を外す」ことができるかが勝負になる。
その一拍が作れれば、アクータラケルタやビームホーンで関節を割る、あるいはレールガンの射線を通す、といった“決着へ直結する一手”を通せるため、SEED発現は終盤の1〜2秒を買う能力として最も価値が高い。
Q6:カルラ側が勝ちに寄せるなら、どの戦い方が最も堅い?
カルラ側が堅く勝つには、ドラグーン8基を「牽制」ではなく「回避方向固定」のために使い、相手の推力変化点にだけ胸部砲を重ねて、フォランテスの突入角度を常に“ずらした状態”に保つのが要になる。
次に、対艦刀2本を早めに抜いて“近距離の相打ち”を辞さない圧を見せることで、アスランに「近接が最適解」という確信を踏ませにくくし、レールガンやブーメランを撃つ前提の距離へ押し戻す。
最後に、複座の利点を最大化してドラグーン再配置のテンポを落とさず、ジグラートを絡めた面制圧を途切れさせないことができれば、遮蔽物なしの宇宙ではカルラ45%を55%へ反転させる余地が生まれる。
まとめ|インフィニットジャスティスガンダム弐式 vs ブラックナイトスコードカルラ
- 条件が宇宙・遮蔽物なし・中距離開始だと、最初の数十秒で距離支配が決まる。
- インフィニットジャスティス弐式は新設計ウイングとフォランテスで接近時間を削る。
- 武装はアクータラケルタ、シャイニングエッジ、グラップルスティンガー、ビームホーン、ビーム重斬脚など近接の手札が厚い。
- カルラは複座で操縦と火器管制を分業し、ドラグーン8基で面制圧を安定させる。
- FT装甲でビーム主体の撃ち合いを成立させにくい。
- 勝敗はアスラン55%:カルラ45%で僅差と見る。
- 勝ち筋はドラグーン基部や関節を一点突破し、火器管制の“解”を一拍だけ壊すことだ。
- 遠距離開始だとカルラの面制圧が伸びて形勢が傾きやすい。
- 近距離開始ならインフィニットジャスティス弐式の近接圧殺が最も通る。
- 決着は“装甲勝負”ではなく“時間勝負”で、最後の1〜2秒を奪った側が勝つ。
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