ガンダムエクシアリペアIV vs アルケーガンダム

宇宙空間でデブリなど遮蔽物が一切ない状況、中距離から同時に動き出すという条件は、初手で射線と包囲を作れる側が優位を握りやすく、アルケーガンダムのGNバスターソード(ライフルモード)とGNファングが「先に形を作る」展開へ持ち込みやすい。

一方でガンダムエクシアリペアIVは、GNタチを含む7本の実体剣を中核に「斬り合いの速度」で解決する設計思想をさらに先鋭化し、射撃戦の不利を承知で間合いを潰した瞬間から勝ち筋が太くなる。

しかも本機は特徴的な左腕に次期世代級の技術が投入され、状況次第では左腕部のみ瞬間的なトランザムを叩き込めるという“瞬断”の切り札を持ち、短い一合に全てを収束させられる。

この一騎討ちは、開けた宇宙でアルケーがファングの網を張り、エクシアリペアIVがその網を一太刀で裂いて核心へ踏み込めるかどうか、ただそれだけの一点に収束する。

戦力分析

機体

ガンダムエクシアリペアIV

ガンダムエクシアリペアIVの武装はGNタチ、GNベイオネット×2、GNバトルソード×2、GNバトルブレイド×2という「7本の実体剣」が根幹で、射撃で相手を削るよりも“斬撃の角度と踏み込みで終わらせる”ための重量配分になっている。

この対戦での立ち回りは、中距離開始の不利を認めて最短で格闘レンジへ移行しつつ、左腕の瞬間トランザムとGNシールドの受け流しでファングの拘束とバスターソードの初撃を「一回だけ無効化」して、最初の肉薄を勝ち筋に変えることになる。

アルケーガンダム

アルケーガンダムはスローネ系の設計思想を引き継ぎつつ、GNバスターソードに内蔵ビームライフルを持たせ、さらに遠隔操作兵装GNファングを最大10基運用して中距離から近距離まで“包囲しながら殴る”一体完結の殺し方を完成させた。

この対戦での立ち回りは、遮蔽物ゼロの宇宙でこそ真価が出るため、GNファングを広域に散らして逃げ道を消し、GNバスターソード(ライフルモード)でブーストベクトルを縛り、最後はGNビームサーベルとバスターソードの押し付けで一気に“噛み砕く”のが基本線になる。

パイロット

グラハム・エーカー

グラハム・エーカーは近接戦闘への偏執的な執念と、相手の癖を一瞬で見抜いて“最短の斬り返し”へ変換する反射の鋭さを武器にし、エクシアリペアIVのGNタチと複数短剣を「剣術の型」ではなく「軌道制御の部品」として扱える。

この対戦での立ち回りは、開幕の射撃とファングに正面から付き合わず、最初の30秒で“相手のファング運用の癖”と“バスターソードの溜め”を読み切って、瞬間トランザムを使うべき唯一の局面を決着点に固定することになる。

アリー・アル・サーシェス

アリー・アル・サーシェスは戦場を「取引」ではなく「狩り」として捉え、相手の理屈や目的よりも“今この瞬間の殺しやすさ”を優先し、アルケーガンダムのGNファングとGNバスターソードで獲物を追い込みながら笑って踏み潰す。

この対戦での立ち回りは、中距離開始という条件を最大化するため、ファングで視界と回避方向を封鎖しつつライフルモードで推進を削り、エクシアリペアIVが距離を詰めた瞬間だけは逆に“自分から噛みついて”格闘の押し合いへ持ち込むのが最適になる。

ガンダムエクシアリペアIV vs アルケーガンダム|一騎討ちシミュレーション

序盤戦

中距離で相対した瞬間にアルケーガンダムはGNバスターソードをライフルモードで連射しながらGNファングを左右と上下へ散開させ、開けた宇宙に“見えない柵”を作ってエクシアリペアIVのブースト方向を制限しにかかる。

ガンダムエクシアリペアIVはGNタチを抜かずにまず加速の癖を隠し、GNベイオネットとGNバトルブレイドをシルエットの外側へ滑らせてファングの突入角を狂わせ、被弾よりも「捕縛される角度」を消すことを最優先にする。

サーシェスはファングの位相を一段ずらして背後へ回り込ませるタイミングで「ところがぎっちょん!」と笑い、エクシアリペアIVの回避先へ“遅れて来る刃”を置いて逃げ道ごと切り裂こうとする。

中盤戦

エクシアリペアIVはGNシールドを半身に構えてライフルモードの直線をいなすと同時に、ファングの刃筋に対してGNバトルソードとGNバトルブレイドを短い円で回し、弾くのではなく“接触時間をゼロにする”ように擦れ違わせて粒子圧を逃がす。

アルケーガンダムは三方向からファングを突き込んで拘束点を作り、GNバスターソードを押し付けるために自分も一気に距離を詰め、GNビームサーベルへ切り替える気配を見せて格闘の主導権を奪いに来る。

ここでグラハムは“左腕だけ”をほんの刹那だけ赤熱させるように瞬間トランザムを噛ませ、ファングの先端が触れる直前に腕部の出力で角度を強制変更して拘束の輪を一度だけ崩し、その隙に最短軌道でアルケーの胸元へ踏み込む。

終盤戦

肉薄されたアルケーガンダムはGNバスターソードを実体剣の質量で叩き付け、さらにGNファングを“自機の周囲で回す”ことで疑似的な回転ノコギリの圧を作り、エクシアリペアIVの細い踏み込みを潰そうとする。

エクシアリペアIVはGNタチをついに抜き、GNベイオネットの短い刺突で相手の視線とセンサーを上へ誘導しつつ、GNバトルブレイドの斬撃を“外したように見せて”ファングの軌道だけを削り落として包囲密度を下げる。

サーシェスが押し切るために機体を前へ投げ出した瞬間、グラハムは斬り結ぶ距離が最も短くなる一点で「この気持ち、まさしく愛だ!」と叫び、次の一合を“防御でも回避でもなく斬り勝つ局面”として固定する。

決着

アルケーガンダムがGNバスターソードを袈裟に振り下ろす刹那、エクシアリペアIVはGNタチの刃をわずかに寝かせて受け流し、同時に左腕部の瞬間トランザムで踏み込みを一段だけ上げて、サーシェスが“当てたはず”の衝撃を空振りに変える。

すれ違いざまにGNタチの緑の刀身が一閃し、まず右腕のバスターソード基部を斬り落としてライフルモードの牽制と格闘の支点を同時に失わせ、追い打ちの逆手でGNベイオネットが胸部外装を抉って粒子供給ラインを裂き、ファングの連携が一拍だけ遅れる。

最後は遅れたファングが戻る“隙間”へグラハムが機体ごと滑り込み、GNバトルソードでコクピット直前の装甲を貫く角度を作ってからGNタチで致命の断面を描き切り、アルケーガンダムは推進が途切れて惰性のまま回転しながら沈黙する。

ガンダムエクシアリペアIV vs アルケーガンダム|勝敗分析

勝敗判定

勝者はガンダムエクシアリペアIV(グラハム・エーカー)で、想定勝率は65%とする。

勝因分析

  • 左腕部の瞬間トランザムが「拘束される直前の一回」を剥がす切り札として機能し、ファング主導の包囲戦を一度だけ無効化できた。
  • GNタチを核にした7本の実体剣運用が、ファングの軌道密度を削りながら本命へ踏み込む“間合いの手数”として噛み合った。
  • 遮蔽物ゼロでもGNシールドと短剣群で被弾を「捕縛」に変えず、射撃不利を“時間不利”にしなかった。
  • アルケーの主軸であるGNバスターソード基部を先に断つことで、ライフルモードの圧と格闘の支点を同時に奪えた。
  • グラハムの一合に収束させる志向が、決着点を「すれ違い一閃」に固定し、中距離開始の不利を短時間で帳消しにした。

ガンダムエクシアリペアIV vs アルケーガンダム|異なる条件の場合

宇宙戦・近距離開始

近距離開始ならエクシアリペアIVが最初の0.5秒でGNタチの斬撃圏を作れるため、アルケーはファングを散らす前に“自機の周囲”へ押し込まれ、包囲戦の形が完成しにくい。

この条件ではグラハムがGNバトルブレイドとGNベイオネットでファング射出前の発射口やラック周辺を狙う余裕が生まれ、サーシェスの強みである「状況を荒らして笑う」リズムが噛み合う前に機体側の選択肢が削れる。

勝敗予想はエクシアリペアIV勝利で勝率は75%へ上がり、決着はバスターソードを振り切る前に“手首・肘・胸”の順で支点を断つ高速解体に寄る。

宇宙戦・遠距離開始

遠距離開始だとアルケーのライフルモードとファングの展開時間が十分に確保され、エクシアリペアIVは接近するまでの間に「逃げ道の消失」と「推進ベクトルの拘束」を受けやすくなる。

それでもエクシアリペアIVが勝ち筋を残すのは、GNシールドで直線を耐えつつファングの収束角に合わせて瞬間トランザムを一点突破へ使えるからで、突破が成功した瞬間に逆転するが失敗すれば削り殺される。

勝敗予想はエクシアリペアIV勝利のまま勝率は55%まで落ち、勝つ場合は「ファングが一度帰投するタイミング」へ合わせて肉薄し、バスターソード基部を切断してから本体へ入るルートが必須になる。

地上戦

地上で遮蔽物なしという条件は宇宙よりも慣性が抑えられ、アルケーのファングは地表との相対で軌道が読みやすくなる反面、エクシアリペアIVも回避の自由度が減って“避け続ける”より“受け流して詰める”比率が増える。

地上ではアルケーがライフルモードで地面を這う射線を作って脚部を止めに来るが、エクシアリペアIVはGNタチの長さと踏み込みで高低差のない平面を一気に詰められ、近距離へ移行した後は純粋な斬り合いの比重がさらに上がる。

勝敗予想はエクシアリペアIV勝利で勝率は70%とし、決着は地上の制動を利用して“止まれる分だけ速い”瞬間トランザムの踏み込みが刺さりやすくなる。

ガンダムエクシアリペアIV vs アルケーガンダムに関するQ&A

Q1:ガンダムエクシアリペアIVの「7本の実体剣」は実戦でどう効く?

7本という数は火力の足し算ではなく、GNファングのような遠隔兵装に対して“触れた瞬間だけ仕事をする刃”を複数方向へ同時配置できることが最大の価値になる。

GNタチで本命を狙う前にGNベイオネットやGNバトルブレイドで相手の軌道や視線をずらし、短い斬撃で「当たりそうな線」を何本も引けるため、包囲網の密度を落とす工程が速い。

結果としてエクシアリペアIVは射撃が薄い欠点を“接触さえすれば勝てる”構造で補い、中距離開始でも接近までの損失を許容範囲に収めやすい。

Q2:アルケーガンダムのGNファング最大10基は、どんな圧になる?

最大10基のGNファングは単純な手数ではなく、逃げ道を消して相手の回避を“決め打ち”にする圧として作用し、遮蔽物ゼロの宇宙では特に効果が高い。

ファングが作るのは命中判定よりも拘束の輪であり、輪が一度完成すると本体のGNバスターソード(ライフルモード)やGNビームサーベルの押し付けが急に当たりやすくなる。

ただし輪は密度が上がるほど軌道が固定されやすく、鋭い近接機が“輪の結び目”を一度断てると、以後は帰投と再展開の時間差が弱点として露出する。

Q3:アルケーガンダムのGNバスターソード(ライフルモード)は中距離開始でどれほど有利か?

中距離開始ではライフルモードがまず推進ベクトルを縛れるため、接近主体の相手に「回避方向の選択肢を減らす」だけで大きな時間優位が生まれる。

さらにファングの散開と組み合わせることで、直線射撃の命中そのものより“当たると困る線”を増やしていけるため、相手は被弾を避けても姿勢制御で遅れを取る。

ただしライフルモードは格闘へ切り替える支点でもあるため、基部や保持腕の破壊が起きると「射撃の圧」と「格闘の圧」が同時に落ち、形勢が一気に反転しやすい。

Q4:エクシアリペアIVの左腕“瞬間トランザム”は、いつ使うべきか?

瞬間トランザムは常用バフではなく“斬撃の一点だけ性能を跳ね上げる”性質として扱うのが自然で、使うべきなのは拘束が完成する直前か、決着の一合だけになる。

早い段階で乱発すると相手にタイミングを学習され、次はファングと本体で「赤熱する瞬間」を狙い撃ちされる危険が増えるため、あくまで初回の突破か最終の断罪へ温存するのが合理的だ。

逆に温存しすぎて包囲網の内側へ完全に入れられると踏み込みの起点が失われて効果が半減するので、最短距離へ踏み込むための“鍵穴”が見えた瞬間にだけ切るのが最も強い。

Q5:アルケーガンダムのコアファイター分離は一騎討ちで意味がある?

コアファイター分離は生存性の担保としては意味があるが、遮蔽物なしの一騎討ちで“分離する時間”を作るには相手の追撃を切る別の手段が必要になる。

また分離後は機体側が推力や火器を失う局面が出やすく、近接機が相手だと「分離した瞬間に背中を取られる」リスクが跳ね上がるため、実戦的には“最後の保険”の域を出にくい。

したがってこのカードが勝敗をひっくり返すよりも、敗北を“撃破”から“離脱”へ変える選択肢として効く場面が多く、勝つための武器にはなりにくい。

Q6:もし両者の機体設計思想を一言で言い換えるなら?

エクシアリペアIVは「当てるために近づく」のではなく「近づいた瞬間に終わる」ように刃と機体運動が組まれており、時間を短くするほど強くなる。

アルケーガンダムは「近づく前に形を作る」ためにファングと射撃が組まれており、相手の選択肢を削ってから安全に格闘へ移行することで最大効率になる。

この二つがぶつかると、勝敗は火力や装甲よりも“最初に形を作る側”と“最初に形を壊す側”のどちらが一回だけ上回るかに収束し、今回の条件ではエクシアリペアIVがその一回を通す。

まとめ|ガンダムエクシアリペアIV vs アルケーガンダム

  • 中距離開始かつ遮蔽物なしの宇宙では、アルケーのGNファングとライフルモードが先手の形を作りやすい。
  • それでもエクシアリペアIVは7本の実体剣で“接触した瞬間だけ機能する刃”を多方向に置ける。
  • 左腕部の瞬間トランザムが、包囲網を剥がす「一回の突破」として勝敗を決める。
  • 決着点はバスターソード基部の切断であり、射撃と格闘の支点を同時に奪える。
  • サーシェス側はGNファング最大10基で逃げ道を消してから噛みつくのが最適になる。
  • グラハム側はGNシールドと短剣群で捕縛を避け、最短で格闘レンジへ移行するのが最適になる。
  • 近距離開始ならエクシアリペアIVの勝率が上がり、遠距離開始ならアルケーの勝率が上がるが勝者は変わらない。
  • 地上戦でも遮蔽物なしなら、最終的には“踏み込み一合”の強さが出やすい。
  • このカードの本質は「包囲して押し潰すアルケー」対「一閃で核心を断つエクシアリペアIV」だ。
  • 想定勝率はエクシアリペアIVが65%で、勝つ展開はほぼ例外なく“すれ違い一閃”へ収束する。