ガンダム・シュバルゼッテの対戦一覧表
| 対戦カード | 宇宙・中距離 | 宇宙・近距離 | 宇宙・遠距離 | 地上 |
| ガンダム・シュバルゼッテ vs ガンダム・キャリバーン | 敗北 | 敗北 | 敗北 | 敗北 |
| ガンダム・シュバルゼッテ vs ガンダム・エアリアル | 敗北 | 敗北 | 敗北 | 敗北 |
| ガンダム・シュバルゼッテ vs ダリルバルデ | 敗北 | 勝利 | 敗北 | 敗北 |
| ガンダム・シュバルゼッテ vs ガンダム・ファラクト | 敗北 | 勝利 | 敗北 | 敗北 |
ガンダム・シュバルゼッテの武装
ガンダム・シュバルゼッテ(MDX-0003)は、ジェターク・ヘビー・マシーナリーがダリルバルデの後継機として進めていた次世代コンセプトモデルを母体に、プロスペラ・マーキュリーから提供されたGUNDフォーマット技術で「ガンダム」として成立させた機体だ。設計思想の中核には、ガンダム・エアリアルの運用実績を参照したガンビット/GUND-Bits系の装備が最初から組み込まれており、単純な火器追加ではなく“機体そのものが兵装プラットフォーム化する”方向で武装体系がまとめられている。
主兵装は、多目的攻防プラットフォーム「ガーディアン」だ。ガーディアンはビットステイヴ×6で構成され、攻撃用4基+防御用2基という役割分担が明示されている点が特徴で、エアリアルのエスカッシャンに近い“分割・合体・展開”を前提にした兵装設計になっている。さらに、ガーディアンは機体背部への装着も想定され、携行状態から即座に戦闘形態へ移行する運用が織り込まれている。
ガーディアンの基本形態が「ガーディアン・シース」だ。ビームブレイドを芯(近接戦闘の軸)にして、各ビットステイヴを“鞘”のように合体させ、大剣のようなシルエットを形成する。この形態のまま、攻撃用ビット先端の砲門を使ったビームガトリング的運用、防御用ビットによる電磁バリア展開、さらに全ビットの出力を開放する全方位攻撃「オムニ・アジマス・レーザー」といった、近接装備に見せかけて射撃・防御・面制圧まで一気に担う発想が盛り込まれている。
加えて、ビットを群体遠隔操作兵器として展開する「ガーディアン・ドロウ」、各ビットステイヴを機体各所のハードポイントへ接続して攻防を維持しつつ補給効率まで狙う「ガーディアン・マリオネット」が用意され、状況に応じて“武装の形”そのものを切り替えられる。固定火器としてはビームブレイドに加え、両前腕の回転弾倉式炸裂弾発射装置×2が挙げられ、ガーディアンが展開できない瞬間でも近距離の押し込みや牽制が途切れないよう層が作られている。
ラウダ・ニールの思想とパイロット能力
ラウダ・ニールはアスティカシア高等専門学園パイロット科3年で、ジェターク寮の副寮長を務める人物だ。グエル・ジェタークとは異母兄弟で、同学年ながら実の弟という立場にあり、表向きは兄とは対照的に冷静で理性的な性格として整理されている。つまり、衝動で突っ走るよりも、状況判断と組織運営(寮の統率)を優先する“管理者気質”が基礎にある。
一方で、思想面の核は「ジェタークの誇り」と「兄への執着」に強く結びつく。スレッタ・マーキュリーに対しては、尊敬する兄を陥れたという認識から強い敵対心と激情を向ける構図がはっきりしており、理性的な外面の下に感情の爆発点を抱えている。ペトラ・イッタの負傷や家族に関わる真実の露出などを経て、その感情は増幅し、判断を極端化させる方向に働く。
パイロットとしては、ディランザ ラウダ専用機の搭乗者として名が挙がり、学園決闘の制度圏における実務と戦闘の両方を担える技能が前提に置かれている。さらに、グエルの退寮後に寮長および決闘委員に就任するという経歴は、操縦技能だけでなく、デュエルの戦術理解・ルール運用・対人交渉まで含めた総合力を示す要素だ。冷静さは本来、射撃姿勢の維持、間合い管理、味方(寮生)を含む状況把握に向く資質であり、ジェターク寮の組織性とも噛み合う。
そして決定的なのが、ガンダム・シュバルゼッテのパイロットとして前面に出る点だ。シュバルゼッテはガーディアン(ビットステイヴ×6)を中心に、ビームブレイド、炸裂弾発射装置まで含めて“同時並行で複数レイヤーの攻防を回す”ことを要求するため、操縦者には空間認識とタスク分解能力が要る。ラウダは本来その適性(理性的で整理が利く)を持ちながら、思想面の執着が極限に達した局面では、機体性能の引き出し方が「目的(復讐・憎悪)へ一直線」に偏る危うさも併せ持つ。その二面性こそが、シュバルゼッテという“剣のガンダム”を駆る物語上の説得力になっている。
