ユニコーンガンダム

ユニコーンガンダム(結晶体)の対戦一覧表

対戦カード 宇宙・中距離 宇宙・近距離 宇宙・遠距離 地上
ユニコーンガンダム(結晶体) vs ガンダム試作3号機デンドロビウム 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs Zガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs ZZガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs Hi-νガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs ナイチンゲール 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs ユニコーンガンダム2号機 バンシィ・ノルン 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs ユニコーンガンダム3号機 フェネクス 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs ネオ・ジオング 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs Ⅱネオ・ジオング 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs Ξガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs ガンダムF91 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs クロスボーン・ガンダムX1フルクロス 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs V2アサルトバスターガンダム 勝利 勝利 勝利 勝利
ユニコーンガンダム(結晶体) vs ガイア・ギアα 勝利 勝利 勝利 勝利

ユニコーンガンダムの「光の結晶体」

アニメ版『機動戦士ガンダムUC』の終盤、とりわけエピソード7の最終局面で現れる形態が「ユニコーンガンダム(光の結晶体)」として商品・資料上で整理されている形態だ。劇中で明確な固有の呼称が口にされないため、媒体ごとに呼び名が揺れ、「ユニコーンガンダム(光の結晶体)」「ユニコーンガンダム(結晶体Ver.)」「ユニコーンガンダム(サイコシャード)」など複数の名称が併記されてきた。

外見上の最大の特徴は、RX-0ユニコーンガンダムの全身に配されたサイコフレームが、発光の極大化と同時に“結晶が溢れ出す”ような立体的突起を形成し、白い装甲面を押し破るほどに突出して見える点にある。資料上では、搭乗者との親和性が極限まで高まった結果、サイコフレーム由来の結晶状構造「サイコシャード(疑似サイコフレーム)」が生成された“究極の姿”として説明される。

この形態を語る上で外せないのが、サイコフレームが生むサイコ・フィールドの表現だ。資料整理では、コロニーレーザーの“劇的な減衰”が代表例として挙げられ、νガンダムのアクシズ軌道変更に続く、サイコ・フィールド現象の象徴的事例として扱われる。光の結晶体は単なる発光演出ではなく、エネルギーや兵器運用の前提を崩す“現象”として描かれている、という位置づけになる。

加えて、能力面の説明として「人工物の分解」を引き起こすサイコ・フィールドが挙げられ、マニピュレーターから放たれる波動に触れたモビルスーツなどの人工物が分解される、と整理されている。結果として、ネオ・ジオングが展開するサイコ・フィールド級の超常的領域に踏み込みつつ、ユニコーンガンダムが“兵器”の枠を越えてしまう危うさも同時に強調される形態だ。

バナージ・リンクスの思想

バナージ・リンクスの思想は、まず出自と環境に根を持つ。工業スペースコロニー〈インダストリアル7〉で、アナハイム・エレクトロニクス工業専門学校に通う16歳の学生として日常を送っていた一方、母の死後に引き取られた父には会ったことがない、という空白が初期の精神的な“不安定さ”と“渇き”を作る。そこへオードリー・バーンとの遭遇が入り込み、『ラプラスの箱』を巡る事件へと踏み込んでいく。

彼の行動原理は一貫して「目の前の他者を、政治や大義の都合で切り捨てない」という方向へ傾く。オードリー・バーンがビスト財団とネオ・ジオン残党軍「袖付き」の取引を止めようとして単身行動していたことを知った時点で、バナージは“事情を理解したから”というより、“放っておけないから”協力へ踏み切る。コロニーが戦場化し、地球連邦軍と「袖付き」が衝突する状況でも、その判断は翻らず、結果としてユニコーンガンダムという「箱」の鍵と結びつく。

その思想は、ネェル・アーガマのオットー・ミタス、ミヒロ・オイワッケン、ダグザ・マックールらとの協働や、ミネバ・ラオ・ザビ(オードリー)との対話、フル・フロンタルが提示する政治的帰結の冷徹さに晒されることで鍛え直される。バナージは“正しさ”を掲げる側が容易に暴力へ転落する現実を見て、正義の陣営に寄り掛かるのではなく、個人の尊厳と未来の余地を残す選択を優先するようになる。ここでの「ニュータイプ」は能力の優劣ではなく、理解と共感へ近づこうとする態度の比喩として働く。

そして思想の核が最も明確に言語化されるのが、メガラニカでの「箱」継承局面だ。サイアム・ビストは宇宙世紀元年の宇宙ステーション〈ラプラス〉爆破テロに由来する宇宙世紀憲章を「ラプラスの箱」として連邦と取引してきたが、硬直した状況を憂え、カーディアス・ビストと連携して“真のニュータイプ”を見つける機能をユニコーンガンダムに付した、とされる。試練を越えたバナージは「箱」を譲り受け、みんなの為に使いたいと考える一方、フル・フロンタルは正当な継承者を主張し、最終決戦へ至る。ここにバナージの結論――真実を“奪う力”ではなく“未来を開く材料”として差し出す、という思想が凝縮される。