宇宙空間、デブリなどの遮蔽物なし、中距離始動という条件は、回避の「逃げ場」がないぶん純粋に火力・防御・射界・推力配分の殴り合いになりやすい。
ガンダムMk-Vは有線式準サイコミュ兵器「インコム」を核にした“角度で勝つ”重MSで、ノイエ・ジールはIフィールドと全周火器で“面で潰す”巨大MAという思想の衝突になる。
両機とも宇宙戦が前提で成立するため、地上戦への条件変更は不要で、このまま宇宙戦として一騎討ちを進行する。
結論としては、遮蔽物なし中距離という「弾幕が最も強い距離」に試合が固定されるため、ノイエ・ジールが主導権を握りやすく、ガンダムMk-Vは“突破の一手”を通せるかが勝敗の分水嶺になる。
戦力分析
機体
ガンダムMk-V
ガンダムMk-Vは高出力ジェネレーターを持つ試作型重MSで、巨大MA相手に「被弾面積で負けない」こと自体が最初の防御になる。
主兵装はビーム・ライフル、ビーム・カノン兼用ビーム・サーベル、インコム、マイクロ・ミサイル・ランチャーで、射撃→牽制→角度付け→近接の遷移が速い構成だ。
インコムは有線誘導端末で、準サイコミュ(クワジ・サイコミュ)で制御しつつビームを撃ち、回収して再射出する運用になるため、遮蔽物なしでは「撃ったあと回収線が見える」弱点も抱える。
この対戦での立ち回りは、正面撃ち合いを避け、インコムで射角を捻りながらビーム・ライフルとビーム・カノンの同時圧を重ねて推進器群や外装火器の“数”を削り、勝てる距離まで一気に詰める一点突破が最善になる。
ノイエ・ジール
ノイエ・ジールは巨大MAで、メガ・カノン砲、偏向メガ粒子砲×9、有線クローアーム×2、メガ粒子砲×6、大型ミサイルランチャー×4、小型ミサイルランチャー×24、Iフィールド・ジェネレータ×4という“面制圧のための装備一式”を持つ。
ニュータイプでなくてもオールレンジ攻撃が可能とされ、防御面でもIフィールドを持つため、遮蔽物なしの宇宙戦で“弾幕と防壁を同時に成立”させられるのが最大の強みだ。
有線クローアームは攻防一体で、射撃だけでなく捕縛・衝角・押し出しによる姿勢崩しまで行えるため、回避主体のMk-Vを「逃げ切れない状態」に落とし込みやすい。
この対戦での立ち回りは、初手から小型ミサイルランチャーと偏向メガ粒子砲で回避方向を限定し、Iフィールドでビーム圧を受け止めつつ、有線クローアームを“回避先”に置いて捕縛し、最後はメガ・カノン砲で決め切る流れが最も再現性が高い。
パイロット
ブレイブ・コッド
ブレイブ・コッドは歴戦の武人として「戦争は兵器ではなく技量」という信念を体現する存在とされ、ニュータイプではない一方で極限まで鍛え上げた精神と肉体で高G機動すら克服すると説明される。
この対戦での立ち回りは、被弾しても姿勢を乱さず推力で“角度を作り直す”ことと、インコム運用中に回収線を切られないように撃つタイミングを「相手のミサイル飽和が途切れる瞬間」に合わせることが鍵になる。
アナベル・ガトー
アナベル・ガトーはノイエ・ジールのパイロットとして巨大MAの弾幕運用を“個”で成立させる前提の操縦者だ。
この対戦での立ち回りは、機体の物量を活かして「当てにいく」のではなく「避けさせた先に置く」射撃管制を徹底し、Iフィールドを盾にMk-Vの同時発射を受け流しながら、クローで一度でも触れれば勝ち筋が急増する展開に固定することだ。
ガンダムMk-V vs ノイエ・ジール|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
開始距離は中距離で、Mk-Vはビーム・ライフルの初速とビーム・カノンの同時圧で牽制しつつ、正面を切らずに斜め上へ推力を乗せて“射界の外縁”を取りにいく。
ノイエ・ジールは偏向メガ粒子砲を散らして撃ち、命中よりも回避方向の固定を優先しながら、小型ミサイルランチャーを面でばら撒いてMk-Vのブースト消費を強制する。
Mk-Vはマイクロ・ミサイル・ランチャーで迎撃と攪乱を混ぜ、爆煙の代わりに宇宙ならではの破片雲を作って“次弾の誘導”を鈍らせるが、遮蔽物なしなので逃げの線は細いままだ。
ノイエ・ジールはIフィールドでビーム圧を受け、被弾を許容しながらも機体姿勢を崩さず、巨大推力で距離を詰め過ぎないように間合いを維持する。
中盤戦
Mk-Vは準サイコミュ制御のインコムを射出し、正面のビーム・ライフルと時間差で左右からビームを重ねて“防壁の向き”を揺さぶりにいく。
ノイエ・ジールは有線クローアームを展開し、オールレンジ攻撃を成立させながら、Mk-Vの回避先へ先回りするようにクローを“置き撃ち”して逃げ道そのものを削る。
Mk-Vのインコムは有線ゆえ回収フェーズが生じ、回収線を辿られた瞬間に偏向メガ粒子砲の散弾が“線”をなぞるように迫り、インコムの再利用が一気に危うくなる。
ブレイブは被弾して外装が抉れながらも機体を立て直し、歯を食いしばるように「戦争は兵器ではなく技量」と吐き捨て、ビーム・カノン兼用ビーム・サーベルを抜く距離まで踏み込む。
ノイエ・ジールはその踏み込みに合わせて大型ミサイルランチャーを遅発で放ち、Mk-Vが近接に寄るほど“爆風回避で姿勢が乱れる”罠を作り、クローの捕縛角を合わせていく。
終盤戦
Mk-Vは至近でビーム・カノン兼用ビーム・サーベルを振り抜き、クローのワイヤーに斬線を通そうとするが、ノイエ・ジールは巨体ゆえの慣性で一拍遅れても射界が残り、メガ粒子砲の面制圧が刃の届く空間を削る。
Mk-Vは“当たるなら急所だけ”と割り切り、偏向メガ粒子砲の発射間隔に合わせてスラスターを最大噴射し、ノイエ・ジールの外装火器へビーム・ライフルを叩き込んで弾幕の密度を落としにいく。
しかし遮蔽物なしの終盤は推力差が効き始め、ノイエ・ジールは距離を離すのではなく「同じ距離を保ったまま回る」ことでMk-Vのブーストを枯らし、いよいよ捕縛の一瞬を作る。
Mk-Vがインコムの再射出を諦めて肉薄した瞬間、ノイエ・ジールの有線クローアームがMk-Vのバックパック側面を掠め、装甲の縁を“掴める形”に変形させる。
決着
ノイエ・ジールは掠めた掴みを離さず、クローの駆動でMk-Vの姿勢を半回転させて主スラスター噴射軸を逸らし、Mk-Vの加速を「前進」ではなく「自転」に変えて推力を空費させる。
Mk-Vはビーム・カノン兼用ビーム・サーベルでクローを断とうとするが、Iフィールドの展開と偏向メガ粒子砲の追い込みで“剣を振るための間”が奪われ、腕が上がった瞬間にメガ粒子砲の直撃で肩関節が焼き切れる。
クローはそのままMk-Vを引き寄せ、巨大MAの機体正面へ“照準が最も通る位置”に固定し、Mk-Vのコクピットブロックが逃げる余地を失ったところでメガ・カノン砲が発射態勢に入る。
アナベル・ガトーは引き金の直前に「しかし、なんと他愛のない」と呟き、メガ・カノン砲の白熱光がMk-Vの胸部からコクピット周辺を貫き、装甲が内側からめくれ上がって機体が二段階で破裂する。
爆散したMk-Vの破片が無音の弾幕となって散り、ノイエ・ジールはIフィールドを維持したまま微速後退で破片帯をいなし、最後まで“遮蔽物なしの宇宙”を自分の射界として閉じて勝負が終わる。
ガンダムMk-V vs ノイエ・ジール|勝敗分析
勝敗判定
勝者はノイエ・ジールで、想定勝率はノイエ・ジール70%:ガンダムMk-V30%と見る。
勝因分析
- 遮蔽物なし中距離は偏向メガ粒子砲とミサイル飽和の“回避方向固定”が最大化し、Mk-Vの回避が「読みやすい軌道」になりやすい。
- Iフィールドによりビーム圧を受け止めやすく、Mk-Vのビーム・ライフル+ビーム・カノンの同時圧が決定打になりにくい。
- 有線クローアームが捕縛・姿勢崩し・追撃を同時に担い、Mk-Vの「踏み込み」を勝ち筋ではなく危険行為に変える。
- ノイエ・ジールはニュータイプでなくてもオールレンジ攻撃が可能とされ、インコムの角度付けを“同種の手数”で相殺しやすい。
- Mk-Vのインコムは有線で回収フェーズが生じるため、回収線を狙われると継戦火力が落ち、長期戦ほど不利が増える。
ガンダムMk-V vs ノイエ・ジール|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
近距離開始だとMk-Vはビーム・カノン兼用ビーム・サーベルの白兵戦に最初から持ち込みやすく、ノイエ・ジールの弾幕密度が立ち上がる前に外装火器や有線クローアーム基部を狙えるため、番狂わせの確率は上がる。
ただしノイエ・ジールは有線クローアームとIフィールドを持ち、近距離ほど「捕縛→姿勢崩し→メガ粒子砲追撃」が成立しやすいので、むしろ一度触れた側が勝つ“投げ技の距離”になりやすい。
結論はノイエ・ジール55%:ガンダムMk-V45%で、Mk-Vは初動の一撃で“手”を減らせないと、そのまま掴まれて終わる展開が増える。
宇宙戦・遠距離開始
遠距離開始だとMk-Vは被弾面積の小ささを活かして回避運動を取りやすく、インコムで「正面から撃たない」攻撃を組み立てる時間も確保できる。
一方のノイエ・ジールは偏向メガ粒子砲とミサイル群で“遠距離から回避方向を固定”でき、さらにニュータイプでなくてもオールレンジ攻撃が可能とされるため、距離があっても追い込み性能が落ちにくい。
結論はノイエ・ジール65%:ガンダムMk-V35%で、Mk-Vは遠距離ほど生存は伸びるが「勝つための決定打」を作るには結局近づく必要があり、その入口で捕縛されやすい。
地上戦
地上戦だとノイエ・ジールは脚部を持たない巨大MAとしての設計が重力下で大きな足枷になり、推力で姿勢を保てても運動自由度が落ちて“中距離で面を張る”強みが減衰する。
ガンダムMk-VはMSとして地上での取り回しが成立し、ビーム・ライフルとマイクロ・ミサイル・ランチャーで外装火器を削りながら、地形がある前提なら遮蔽を使って接近戦の形を作れる。
結論はガンダムMk-V90%:ノイエ・ジール10%で、ノイエ・ジール側は「飛べるか」「安定して照準できるか」という前提から苦しく、宇宙戦ほどの再現性を持った勝ち筋を組み立てにくい。
ガンダムMk-V vs ノイエ・ジールに関するQ&A
Q1:インコムはファンネルと何が違い、この対戦でどう響くか
インコムは有線誘導端末として準サイコミュで制御される一方で運用に回収フェーズが発生しやすく、遮蔽物なしの宇宙戦では回収線そのものが相手の偏向メガ粒子砲やミサイル飽和の“追い込み線”に利用されやすいため、Mk-Vはインコムを出しっぱなしで勝つのではなく「ここで角度が欲しい」という瞬間に短時間だけ射出して即回収するテンポ管理が勝敗へ直結する。
Q2:ノイエ・ジールの「ニュータイプでなくてもオールレンジ攻撃可能」は何を意味するか
ノイエ・ジールはニュータイプでなくてもオールレンジ攻撃が可能とされており、これはサイコミュ適性の有無で攻撃手段が封じられにくいことを意味するため、Mk-Vがインコムで“角度”を作っても有線クローアームという別系統のオールレンジ手段で回避先を塞がれて角度優位が消えやすく、結果として本命のメガ・カノン砲やメガ粒子砲群へ繋がる「捕縛の一手」が成立しやすい。
Q3:IフィールドはMk-Vのビーム・ライフルとビーム・カノンをどこまで無力化するか
ノイエ・ジールはIフィールドを備えるためビーム主体の圧力を受け止めやすく、Mk-Vが得意なビーム・ライフル+ビーム・カノンの同時圧は「当たれば勝ち」ではなく「当てても止まらない」局面が増えやすい一方で、Iフィールドがあるからこそノイエ側は“受ける前提”で射界を維持できて偏向メガ粒子砲とミサイル飽和の回避方向固定に全振りできるため、ビームが通りにくいこと自体が戦術的にMk-Vを窒息させる方向へ働く。
Q4:ガンダムMk-Vが勝つとしたら、どこを狙うのが現実的か
Mk-Vが勝つ筋はノイエ・ジール全体を破壊するのではなく“数を減らして弾幕密度を落とす”発想が現実的で、具体的には偏向メガ粒子砲の発射口やミサイルランチャー群の外装、あるいは有線クローアームの展開部にビーム・ライフルとビーム・カノンを集中させて手数を削り、手数が減った瞬間だけインコムで角度を作って推進器群や照準系へ追撃し、最後に近接で止めを刺すという“段階勝利”が必要になる。
Q5:ブレイブ・コッドとアナベル・ガトーの操縦思想の差はどう出るか
ブレイブ・コッドは「戦争は兵器ではなく技量」という信念を体現し高G機動も克服するとされるため、機体差を操縦で埋める方向へ寄りやすいのに対して、ガトーはノイエ・ジールという巨大MAの武装数とIフィールドを前提に“当てるより逃がさない”管制へ寄せやすく、遮蔽物なし中距離では後者が理屈の上で再現性を持ちやすいので、ブレイブの技量が上振れした試合だけMk-Vが勝ち筋に触れ、平均的にはノイエの面制圧が積み重なっていく形になりやすい。
Q6:この条件で「中距離始動」が特に重要になる理由は何か
中距離始動はノイエ・ジールの偏向メガ粒子砲とミサイル群が最も機能しやすい距離であると同時に、Mk-Vのインコムも有効射界を作りやすい距離でもあるため“両者の強みが同時に立つ”がゆえに差が露出しやすく、しかも遮蔽物なしだとMk-Vは回避で距離を切っても隠れられず回避方向を読まれやすい一方でノイエ側はIフィールドとオールレンジ手段で攻防を同時に成立させられるので、中距離の固定は結果的にノイエの期待値を押し上げる条件になる。
まとめ|ガンダムMk-V vs ノイエ・ジール
- 遮蔽物なし中距離は弾幕側が回避方向を固定しやすく、試合が“読み合い”ではなく“管制”に寄る。
- ガンダムMk-Vはインコムで角度を作れるが、有線ゆえ回収フェーズが弱点になる。
- ノイエ・ジールはIフィールドと多数火器で、受けながら面制圧を継続できる。
- 有線クローアームは捕縛が成立した瞬間に勝ち筋が太くなる。
- Mk-Vの勝ち筋は外装火器を削って“手数”を落とし、短時間の一点突破へ繋ぐ段階戦になる。
- ノイエの勝ち筋はミサイル+偏向メガ粒子砲で回避先を限定し、クローで触れて終わらせる再現性の高い流れになる。
- ブレイブは高G機動を克服する操縦者として上振れで勝率を押し上げる要素になる。
- ガトーは巨大MAの物量戦を“個”で成立させ、平均値の勝負で強い。
- 想定勝率はノイエ・ジール70%:ガンダムMk-V30%で、条件が近距離寄りになるほど差は縮む。
- 地上戦に限れば脚部を持たないノイエは条件不利が大きく、Mk-Vが圧倒的に優位になる。
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