プロヴィデンスガンダム vs アカツキ

宇宙空間、遮蔽物なし、中距離開始という「回避の余地が少ない」舞台で、ZGMF-X13A プロヴィデンスガンダム(ラウ・ル・クルーゼ)とORB-01 アカツキ(シラヌイ装備)(ムウ・ラ・フラガ)が正面から噛み合う。

決め手は単純な火力だけではなく、ドラグーン・システムの「面制圧」と、ヤタノカガミの「反射防御」が同時に成立するかどうか、そして成立した瞬間を誰が先に“勝ち筋”へ接続できるかにある。

プロヴィデンスのMA-M221「ユーディキウム」ビームライフルと背部ドラグーン・プラットフォームは、単発の撃ち合いを拒否して「多方向からの同時解」を突きつけ、アカツキはその問いに“反射”と“姿勢制御”で答え続けるしかない。

一方でアカツキ(シラヌイ装備)はM531R誘導機動ビーム砲塔システムを伴うため、ただ受けるだけの金色では終わらず、反射で作った隙に「追い込みの刃」を差し込む反撃線を常に保持できる。

戦力分析

機体

プロヴィデンスガンダム

プロヴィデンスガンダムは、無線遠隔操作のドラグーン・システムを中核に、MA-M221「ユーディキウム」ビームライフル、MA-MV05A複合兵装防盾システム、MMI-GAU2「ピクウス」76mm近接防御機関砲などを束ねた「一点突破ではなく同時崩し」の設計思想を持つ。

この対戦では、ドラグーン(ビーム砲×43)による多方向ロック→射線の束ね撃ちでアカツキの姿勢を崩し、反射角を作らせない“背面・側面・上下”からの当て込みへ持ち込むのが定石になり、最後は実体弾のピクウスや複合兵装防盾システム内蔵ビームサーベルで「反射不能な確定」を取りに行く動きが最短になる。

アカツキ(シラヌイ装備)

アカツキは装甲へビームを跳ね返す特殊コーティング「ヤタノカガミ」を施した“対ビーム防御・反射”に特化した旗機で、72D5式ビームライフル「ヒャクライ」、73J2式試製双刀型ビームサーベル、試製71式防盾などで自衛と押し込みを両立する。

宇宙戦闘装備「シラヌイ」ではM531R誘導機動ビーム砲塔システムを7基搭載し、反射で凌いだ“次の一秒”を自分の攻撃時間に変換できるため、この対戦の立ち回りは「反射で散らす→砲塔で挟む→ヒャクライで貫く」という三段階の連結が生命線になる。

パイロット

ラウ・ル・クルーゼ

ラウ・ル・クルーゼは、相手の判断を一拍遅らせる言葉と行動の“間”を作りながら、ドラグーンの再配置で安全圏を更新し続けるタイプで、単純な射撃精度より「逃げ道の設計」と「恐怖の植え付け」が勝率を底上げする。

この一騎討ちでは、アカツキがヤタノカガミで“正面のビーム”を返せることを前提に、あえて正面射線を混ぜて反射姿勢を固定し、その固定の瞬間に側面・背面へドラグーンを滑り込ませて「反射角の外」を撃ち抜く、という二重罠が最もラウらしい勝ち筋になる。

ムウ・ラ・フラガ

ムウ・ラ・フラガは戦場感覚と空間把握が武器で、相手の“狙いそのもの”を読んで最小の操作で最大の回避を引き出す操縦が得意であり、アカツキではヤタノカガミの反射角を「防御」ではなく「姿勢制御の武器」として扱えるのが強みになる。

この対戦の立ち回りは、反射で完全無効化を狙うより、反射で“射線を散らす”→シラヌイのM531R誘導機動ビーム砲塔システムで相手の回避先を潰す→ヒャクライの一点射で当てる、という「受け流しながら当て返す」往復運動を維持できるかどうかに尽きる。

プロヴィデンスガンダム vs アカツキ(シラヌイ装備)|一騎討ちシミュレーション

序盤戦

中距離で相互捕捉が成立した瞬間、プロヴィデンスは背部ドラグーン・プラットフォームを開き、ドラグーン・システムを“散開ではなく包囲”になる角度へ飛ばしつつ、MA-M221「ユーディキウム」ビームライフルの一射を正面から見せてアカツキにヤタノカガミの反射姿勢を強制する。

アカツキは反射でビームを返しながら、同時にシラヌイ側のM531R誘導機動ビーム砲塔システムを展開して“返したビームの残光”を目くらましにし、砲塔を左右へ振ってプロヴィデンスの回避ベクトルを先回りで縫い始める。

この段階の命題は「反射が効くか」ではなく「反射角を固定させられるか」で、プロヴィデンスは43門の同時射線をまだ全開にせず“反射姿勢の癖”を観測し、アカツキは砲塔とヒャクライの照準を分業させて“癖を読まれる前に当てる”速度が必要になる。

中盤戦

プロヴィデンスがドラグーンを上下にも回し込み、正面・側面・背面の三層で同時発射を始めると、アカツキのヤタノカガミは確かにビームを弾くが、弾いた先の反射光が自機の周囲に散って“視界のノイズ”になり、ムウは姿勢制御の小刻みなロールで反射角を刻み続ける羽目になる。

アカツキはここで守勢一辺倒を捨て、M531R誘導機動ビーム砲塔システムを7基まとめてプロヴィデンスの進行方向へ置き、砲塔の三連装ビームで“回避すると当たる壁”を作ってから、ヒャクライを一拍遅らせて撃ち込み、回避先の限定を狙う。

だがプロヴィデンスは、限定された回避先へドラグーンを滑らせるだけではなく、MMI-GAU2「ピクウス」76mm近接防御機関砲を混ぜ、ビーム反射に依存するアカツキへ“実体弾の刺”を飛ばして反射姿勢を崩しにかかる。

終盤戦

互いの射線が複雑に絡み、アカツキの周囲をドラグーンの光条が舐めるたびにヤタノカガミの反射光が星屑のように散る中、ムウは「不可能を可能にする男かな、俺は」と自分に言い聞かせ、反射と回避の“間”にM531R砲塔の一斉射でプロヴィデンスの右舷スラスター帯を狙う。

プロヴィデンスは被弾を最小化しつつ、MA-MV05A複合兵装防盾システムを前に出してビームを受け流し、ドラグーンを“アカツキの進行方向”ではなく“反射で向きが固定される面”へ寄せ、反射角の外側に射線を作る配置へ切り替える。

距離が詰まり始めると、アカツキは試製71式防盾で姿勢を支え、73J2式試製双刀型ビームサーベルで接近の圧をかけるが、プロヴィデンスはあえて半歩遅れて下へ落ち、背面ドラグーンの射線が“上から刺さる”形を維持したまま近接の土俵へ誘い込む。

決着

勝負の瞬間、プロヴィデンスはドラグーンを全周に散らしたまま一斉射ではなく“順次射”に切り替え、反射角の更新を強要してアカツキのロールを細切れにし、そこへピクウスの実体弾を点で叩いて機体姿勢をわずかに跳ねさせる。

姿勢が跳ねた刹那、ヤタノカガミが最も守りたい“胸部正面”の角度が外れ、ドラグーンの一条が側面から関節部へ滑り込み、ムウが機体を捻って反射で逃がそうとした瞬間を狙って、ラウは「これが人の夢! 人の望み! 人の業!」と告げ、MA-M221「ユーディキウム」を“反射の向きが変わる前の一拍”で撃ち込む。

ヒャクライで撃ち返す余裕を失ったアカツキはシラヌイのM531R砲塔で迎撃を試みるが、プロヴィデンスは複合兵装防盾システムを盾として滑り込ませ、最後は内蔵ビームサーベルの一閃でシラヌイ基部の推進系を断ち、推力を失った金色の機体は回転しながら戦線離脱の軌道へ弾かれて決着がつく。

プロヴィデンスガンダム vs アカツキ(シラヌイ装備)|勝敗分析

勝敗判定

勝者はプロヴィデンスガンダム(ラウ・ル・クルーゼ)で、想定勝率は65%とする。

勝因分析

  • ドラグーン・システム(ビーム砲×43)の射線密度が、反射角更新の負担として重くのしかかるからだ。
  • 反射に依存する防御に対し、MMI-GAU2「ピクウス」76mmの実体弾が姿勢崩しの“別解”になるからだ。
  • 近接域でもMA-MV05A複合兵装防盾システムが攻防一体の押し込みを成立させるからだ。
  • アカツキのM531R誘導機動ビーム砲塔システム(7基)は強力だが、包囲の厚みで43門に劣り“角度負け”が起きやすいからだ。
  • ラウの戦い方が「正面を混ぜて反射姿勢を固定し、固定の外側から刺す」構造になりやすいからだ。

プロヴィデンスガンダム vs アカツキ(シラヌイ装備)|異なる条件の場合

宇宙戦・近距離開始

近距離開始では、アカツキはヤタノカガミで初手のビームを弾きやすく、さらに73J2式試製双刀型ビームサーベルと試製71式防盾で“斬り合いの圧”を即座に作れるため、序盤の主導権はむしろ取りやすい。

ただしプロヴィデンスもMA-MV05A複合兵装防盾システム内蔵ビームサーベルで受けに回らず斬り返せるうえ、至近距離ほどドラグーンを「背後へ回す」時間が短くなり、アカツキの反射角が乱れた瞬間に“死角の一条”が刺さりやすい。

よって勝敗はなおプロヴィデンス寄りで、想定はプロヴィデンス勝ち・勝率60%だが、アカツキ側のワンチャンス(シラヌイ砲塔で推進器帯を削って鈍らせる)が増える分だけ中距離開始よりは接近戦の揺らぎが大きくなる。

宇宙戦・遠距離開始

遠距離開始では、プロヴィデンスのドラグーン・システムが最初から“面”を取り、アカツキが反射で受けるほど周囲が光学ノイズ化し、姿勢制御の負担が雪だるま式に増えるため、時間が経つほどアカツキの操作ミス待ちに近い形になる。

アカツキもM531R誘導機動ビーム砲塔システムを7基展開して遠距離からの挟撃を試みられるが、砲塔数の差がある以上、遠距離域では「当てる」より「近づくための通路を作る」用途になりやすく、主導権の奪取までは届きにくい。

想定はプロヴィデンス勝ち・勝率70%で、決着パターンは“反射角の外からの一点刺し”ではなく、遠距離で推進器帯を削り続けて速度差を固定し、そのまま中距離へ落とし込んで仕留める展開になりやすい。

地上戦

地上戦では、シラヌイの宇宙用運用が制約されやすく、アカツキはオオワシ装備寄りの挙動になり、ヤタノカガミでビームを弾きつつ地形がない条件でも姿勢制御に“重力の癖”が乗るため、宇宙より回避の自由度が落ちる。

一方プロヴィデンスは本来宇宙で真価を出すが、MA-M221「ユーディキウム」とピクウス、複合兵装防盾システムという基礎火力が地上でも機能し、ドラグーンも“高度差の射線”が作りにくい代わりに横方向の挟撃へ寄せて圧力を維持できる。

想定はプロヴィデンス勝ち・勝率60%で、アカツキの勝ち筋は「反射で時間を稼ぎつつ、近距離へ持ち込んで斬り合いで機体を止める」一点に寄るため、宇宙より勝ち筋が細くなる。

プロヴィデンスガンダム vs アカツキ(シラヌイ装備)に関するQ&A

Q1:ヤタノカガミはドラグーンのビームを完全に無効化できるのか

ヤタノカガミは「ビームを跳ね返す」性質が強みだが、全周同時に最適角で受け続けるのは操縦と姿勢制御の問題になり、射線が増えるほど“反射角の更新”が追いつかなくなる。

さらに反射光は状況によって自機周辺の視界ノイズにもなり得るため、受け切る発想より「散らして、散らした一拍で当て返す」運用のほうが現実的になる。

よってドラグーンのビーム自体は弾けても、“完全無効化”は操縦負荷と射線密度の前で崩れやすく、結果として被弾ゼロより被弾を許容した最適化が必要になる。

Q2:アカツキのM531R誘導機動ビーム砲塔システム(7基)はプロヴィデンスのドラグーンに対抗できるのか

M531R誘導機動ビーム砲塔システムは7基で挟撃を作れるため、反射で時間を稼げるアカツキと相性が良く、回避先を限定してヒャクライを通す補助として非常に強い。

ただしドラグーン・システムはビーム砲×43という射線の厚みがあり、単純な「ファンネル戦」では数の差が包囲角の差に直結し、アカツキ側は常に“角度負け”のリスクを抱える。

対抗の現実解は、砲塔を散らして撃ち合わないことで、砲塔は相手を当てに行くよりも「相手の移動を縛る柵」として使い、縛れた瞬間だけ射撃を通す設計に寄せることになる。

Q3:プロヴィデンスのピクウス76mmはどれほど決定打になり得るのか

ピクウス76mm近接防御機関砲は本来CIWS的な装備だが、ビーム反射に強いアカツキに対しては「反射されない弾」で姿勢を跳ねさせる用途が刺さり、決定打そのものより“決定打のための一拍”を作る。

ヤタノカガミがビームを跳ね返す記述はあっても、実体弾まで反射する性質としては扱われないため、細かな被弾が増えるほどアカツキは反射角の維持が難しくなる。

つまりピクウスは「撃墜兵器」というより「反射防御のリズムを壊すメトロノーム」で、ドラグーンと組み合わせたときに最も凶悪な“崩し”へ変貌する。

Q4:エネルギー・継戦能力の差は勝敗にどれほど影響するのか

このカードは、遠隔兵装を同時運用する時間が長くなるほど操縦負荷とエネルギー負荷が増えるため、どちらが“攻め続けられる時間”を持つかが勝敗の底を支える。

プロヴィデンスは核エンジンを搭載する設定があり、火力と推進の運用を長く維持しやすい一方、アカツキはヤタノカガミで被弾を抑えられても、攻撃の手数を増やすほどシラヌイ側の運用負担が嵩む。

結果として長期戦ほどプロヴィデンスが有利になり、アカツキは「短いウィンドウで決める」必要が強くなって勝ち筋が細くなる。

Q5:アカツキが勝つとしたら、最も現実的な勝ち筋は何か

最も現実的なのは、ヤタノカガミで正面火線を受け流して被弾を最小化しつつ、M531R誘導機動ビーム砲塔システムを束ねて“回避不能の壁”を作り、プロヴィデンスの推進器帯や関節部をヒャクライで抜く筋だ。

その際に重要なのは砲塔を散らして撃ち合わないことで、砲塔は相手を当てに行くよりも「相手の移動を縛る柵」として使い、縛れた瞬間だけ射撃を通す設計に徹する必要がある。

近距離なら73J2式試製双刀型ビームサーベルでの斬り合いへ持ち込むルートもあるが、プロヴィデンスの複合兵装防盾システムが近接の受け皿になる以上、最終的には推進を削って“止める”ことが勝ち筋の核になる。

まとめ|プロヴィデンスガンダム vs アカツキ(シラヌイ装備)

  • 本条件(宇宙・遮蔽物なし・中距離開始)ではプロヴィデンス優勢になりやすい。
  • ドラグーン(ビーム砲×43)の射線密度が、反射角更新の負担として重くのしかかる。
  • ヤタノカガミは強力だが、全周同時の最適反射は操縦負荷として破綻しやすい。
  • アカツキのM531R誘導機動ビーム砲塔システム(7基)は“壁”として使うと勝ち筋が太くなる。
  • プロヴィデンスはピクウス76mmで反射依存の守りに別角度の崩しを入れられる。
  • 中距離開始はプロヴィデンスの「観測→固定→外側から刺す」流れが成立しやすい。
  • 近距離開始はアカツキの接近圧が増えるが、ドラグーンの死角刺しも同時に成立しやすい。
  • 遠距離開始はプロヴィデンスが時間を味方につけ、アカツキは短期決戦を迫られる。
  • 地上戦はアカツキの運用が窮屈になり、勝ち筋が「止めて斬る」一点へ寄りやすい。
  • 総合想定はプロヴィデンス勝ち・勝率65%で、アカツキは推進系を削る短い決定機を作れたときにのみ勝ちが見える。

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