ストライクノワール vs インパルスガンダムSpecⅡ

舞台は宇宙空間、デブリなど遮蔽物は一切なく、両機は中距離から同時にターゲットを捕捉して交戦開始となる。

漆黒のGAT-X105Eストライクノワールは、ノワールストライカー由来の重武装と高機動を「最初から全開」で叩きつけ、短時間で決定打を奪いに来る。

対するZGMF-56E2/αフォースインパルスガンダムSpecⅡは、インパルスの運用思想そのままに“局面に合わせて勝ち筋を作り替える”機体で、最新型バッテリー換装やVPS装甲といった改修が宇宙戦の継戦に効く。

この条件は「障害物なし=純粋な射線管理と推力差が表に出る」ため、ストライクノワールのフラガラッハ3と57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー)で主導権を握るのか、フォースインパルスSpecⅡが高エネルギービームライフルと機動防御で受け流しつつ刃の間合いへ持ち込むのかが勝敗の焦点になる。

戦力分析

機体

ストライクノワール

ストライクノワールの核は「射撃で足を止めずに殺し切る」ための手札量で、M8F-SB1ビームライフルショーティー×2を軸にしつつ、57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー)×2とMR-Q10フラガラッハ3、さらにEQS1358アンカーランチャー群まで抱えて射線を多層化できる点にある。

この対戦では、ビームライフルショーティーでインパルスの回避方向を“細く縛り”、フラガラッハ3の高初速射線を「回避の終点」に置き、最後にグレネードランチャーの爆風で姿勢制御を乱してから57mm高エネルギービームライフルを刺す、という三段構えが最も現実的な立ち回りになる。

インパルスガンダムSpecⅡ(フォース想定)

フォースインパルスガンダムSpecⅡは、インパルスガンダムを改修し最新型バッテリーへ換装した上でVPS装甲を維持し、さらにデュートリオンビームでの充電に対応するなど“電力戦の弱点”をできる限り埋めた宇宙戦向けの更新版だ。

この対戦での主兵装は高エネルギービームライフルとモビルシールド、近接はヴァジュラビームサーベルとフォールディングレザー対装甲ナイフで、射撃戦では「盾で角度を作って被弾率を落とし、推力で距離を詰め、斬撃で決める」という最短距離の勝ち筋を取りやすい。

パイロット

スヴェン・カル・バヤン

スヴェンは地球連合軍ファントムペインの中尉で、幼少期からコーディネイター殲滅戦の戦闘要員として徹底的なエリート教育を受け、冷酷な戦闘マシンとして完成させられた背景が「躊躇の少ない初動」として出力される。

この対戦では、感情の起伏で攻め手を変えるよりも、照準・弾種・推力を淡々と最適化して“相手の防御リソースを先に枯らす”運用がハマりやすく、特に遮蔽物なしの中距離開始はスヴェンの合理主義がそのまま命中率に直結する。

ルナマリア・ホーク

ルナマリアはインパルスの後任パイロットとして戦場経験を積み、さらにCE75の局面でもSpecⅡに改修されたインパルスを実戦投入しているため、機体のクセを“戦闘の中で矯正する”タイプの適応が速い。

この対戦での立ち回りは、射撃戦で正面から撃ち合うより「盾で被弾確率を落とし、相手の多重射線が完成する前に角度を変えて距離を詰め、近接の択を押し付ける」ことが重要で、フォースインパルスSpecⅡの装備構成はその一点突破に寄っている。

ストライクノワール vs インパルスガンダムSpecⅡ|一騎討ちシミュレーション

序盤戦

交戦開始直後、スヴェンはM8F-SB1ビームライフルショーティーの二点射でルナマリアの推力ベクトルを“横にずらす”よう誘導しつつ、同時にフラガラッハ3の射線を回避終点へ置くことで、遮蔽物なし中距離の最大価値である「回避の読み合い」を最初の3秒で発生させる。

ルナマリアは高エネルギービームライフルを不用意に連射せず、モビルシールドでショーティーの当たり所を限定しながら、姿勢制御の“乱れ”を最小にして推力で射線角を変え、まずはフラガラッハ3の直線射撃だけを無効化する角度を取りに行く。

初手の危険域を抜けた瞬間、ルナマリアが短く息を吸って「忘れてた?私も赤なのよ!」と自分の反撃の合図を作り、盾の陰から一発だけ高エネルギービームライフルを置いてストライクノワールの回避方向を固定しにかかる。

中盤戦

スヴェンは被弾を避けながらも“撃ち返し”に付き合わず、57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー)のグレネードを推力ラインの前方に散らし、爆風でインパルスの姿勢制御を崩した瞬間にショーティー→フラガラッハ3の順で追撃し、盾の外側へ逃げる動きを封じ込める。

ルナマリアは爆風域を直角に抜けるのではなく、モビルシールドで爆圧を受け流しつつ“回避の半径”を小さく保って照準の再取得時間を短縮し、ヴァジュラビームサーベルを抜く気配だけ見せてスヴェンの射撃配分を近接警戒側へ寄せさせる。

距離が中距離から近中距離へ縮んだあたりで、スヴェンはEQS1358アンカーランチャーを斜め下へ撃ち、直撃ではなく“ワイヤーの面”でインパルスの回避空間を切り取ってからビームを重ね、ルナマリアはフォールディングレザー対装甲ナイフの抜き打ちでワイヤーの接近を断ち切りつつ推力で内側へ潜る。

終盤戦

両者のエネルギー消費が効き始める終盤、ストライクノワールは手数の多さゆえに“撃つほど勝てるが撃つほど苦しくなる”局面に入り、スヴェンはショーティーの連射を抑えつつフラガラッハ3と57mm高エネルギービームライフルの「当て所」だけを厳選して火力を集中するモードへ切り替える。

ルナマリアはこの間に、モビルシールドを前面へ押し出したまま推力で距離を削り、相手の射線が一点に集約されるほど「盾で受ける価値」が上がることを利用して、被弾箇所を“盾だけ”に固定して前進し続ける。

スヴェンは近距離移行を嫌い、グレネードで視界と姿勢を乱してから離脱しようとするが、ルナマリアは爆風と同時にコースを変えず盾を押し当てるように突進してタイムラグを殺し、最後はヴァジュラビームサーベルの間合いへ「一歩だけ」入る。

決着

決着局面、スヴェンは“刺し違え”を許容してでも射線を通すため、フラガラッハ3を真っ直ぐ走らせつつショーティーを左右へ散らして盾の端をこじ開け、さらに57mm高エネルギービームライフルの照準をインパルスの胸部ラインへ固定して撃ち抜きにかかる。

ルナマリアは胸部を守るために盾を返さず、あえて盾面を正面へ据えたまま推力で“内側へ滑り込む”角度を取り、ビームが盾を削る火花の裏でフォールディングレザー対装甲ナイフを先に投げるように突き出してストライクノワールの銃口線を一瞬だけ上へ逸らす。

銃口が浮いたその一瞬、ルナマリアはヴァジュラビームサーベルを水平に振り抜いてノワールストライカー基部の推力ラインを断ち、推力を失ったストライクノワールが前へ流れたところへ高エネルギービームライフルの至近距離照射を重ね、スヴェンが短く「撃て」と命令のように呟いた直後に機体は推進不能へ落ちて勝負が決まる。

ストライクノワール vs インパルスガンダムSpecⅡ|勝敗分析

勝敗判定

勝者はインパルスガンダムSpecⅡ(ルナマリア・ホーク)で、想定勝率は55%とする。

勝因分析

  • モビルシールドが遮蔽物なし中距離の“被弾の筋”を消し、ストライクノワールの多重射線を単線化した。
  • フォールディングレザー対装甲ナイフとヴァジュラビームサーベルが、アンカーや射線こじ開けへの即応カウンターとして機能した。
  • SpecⅡ改修(最新型バッテリー換装・VPS装甲)が終盤の前進継続に効き、射撃圧を受けながらでも距離を詰め切れた。
  • ストライクノワールは手札が多い分だけ“撃つほど消耗する”ため、終盤の弾種整理でテンポが落ちた瞬間を突かれた。
  • ルナマリアの運用は「盾で受けて刃で決める」一点に絞るほど強く、遮蔽物なし条件がその最短勝ち筋を邪魔しにくかった。

ストライクノワール vs インパルスガンダムSpecⅡ|異なる条件の場合

宇宙戦・近距離開始

宇宙で近距離開始ならインパルスガンダムSpecⅡの勝率が上がり、想定は60%程度まで傾く。

理由は単純で、近距離はモビルシールドの価値が最大化し、ヴァジュラビームサーベルとフォールディングレザー対装甲ナイフの“触れるだけで勝ち”に近い圧が早期に成立するからだ。

ストライクノワール側もフラガラッハ3やアンカーで拒否はできるが、近距離では射線を組む時間が足りず、57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー)の爆風も自分の回避半径を削るリスクが出てしまう。

宇宙戦・遠距離開始

宇宙で遠距離開始ならストライクノワールが有利寄りになり、想定勝率はストライクノワール55%程度まで逆転する。

遠距離はフラガラッハ3と57mm高エネルギービームライフルの“直線の押し付け”が生き、モビルシールドで受けるにしても被弾回数が増えるほど盾の負担が蓄積しやすい。

インパルス側は高エネルギービームライフルの撃ち合いに付き合うより接近が必要だが、遮蔽物なし遠距離は接近の時間そのものが被弾チャンスを相手へ差し出すため、序盤で足を止められる事故率が上がる。

地上戦

地上戦に切り替わると、地形要素が少ない前提でも“姿勢制御の制約”が増える分だけ、インパルスガンダムSpecⅡが安定して勝ちやすく想定勝率は58%程度になる。

理由は、地上ではグレネードやアンカーの使い勝手が良くなる一方で、ストライクノワール自身も回避の自由度が落ちて「多重射線の自爆」を起こしやすく、盾を持つインパルスの“受けの強さ”が相対的に伸びるからだ。

またVPS装甲と最新型バッテリー換装というSpecⅡ側の改修は、地上の細かい加減速で効く場面が増え、終盤の一歩を残しやすい。

ストライクノワール vs インパルスガンダムSpecⅡに関するQ&A

Q1:ストライクノワールの最大の強みは何か

最大の強みは「同時並行で相手の回避先を潰せる武装構成」で、M8F-SB1ビームライフルショーティーとフラガラッハ3と57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー)が別々の役割で噛み合う点にある。

ショーティーで回避方向を誘導し、フラガラッハ3で直線の終点を撃ち抜き、グレネードで姿勢制御を乱してからビーム本命を通す流れは、遮蔽物なしの宇宙戦で特に成立しやすい。

さらにアンカーランチャーが“当てる武器”というより“逃げる空間を削る道具”として機能するため、相手が盾や高機動で受けに寄るほど効いてくる。

Q2:インパルスガンダムSpecⅡの改修点は一騎討ちにどう影響するか

SpecⅡはインパルスを改修し、最新型バッテリー換装とVPS装甲の維持、デスティニーガンダムSpecⅡからのデュートリオンビーム充電対応などが示されており、特に“電力が勝敗を決める終盤”で価値が出る。

ただし一騎討ちでデュートリオンビーム供給源が存在しない状況なら、恩恵は「換装されたバッテリーの底上げ」と「VPS装甲の防護」であり、劇的な無限継戦ではなく“最後の一押し”を残す方向に効く。

結果として、射撃圧を受けながら前進して近接に持ち込むプランの成功率が上がり、盾と刃で決めるスタイルがより現実的になる。

Q3:遮蔽物なし中距離開始で最初に得をするのはどちらか

最初に得をするのはストライクノワールで、遮蔽物がないほどフラガラッハ3とビームの射線価値が上がり、なおかつ中距離はアンカーやグレネードで回避半径を削る“準備”に時間を使えるからだ。

一方でインパルス側はモビルシールドを持つため、得をしたストライクノワールの初動を「盾で薄めて、距離を詰める」という単純化で相殺でき、序盤の有利がそのまま勝利に直結しにくい。

したがって序盤はノワール、中盤以降はインパルスが伸びやすく、全体としては55:45〜50:50のレンジに収束しやすい。

Q4:決着を左右する“1つの要素”を挙げるなら何か

決着を左右する最大要素は「盾で受けた後に近接へ入る角度」を作れるかどうかで、インパルス側がそこに成功した瞬間にヴァジュラビームサーベルとフォールディングレザー対装甲ナイフの択が一気に現実になる。

逆にその角度を作れない場合、ストライクノワールはショーティーとフラガラッハ3と57mm高エネルギービームライフルの分業で“回避の終点”を狙い続けられ、遮蔽物なしでは誤魔化しが効きにくい。

つまり決着は火力差よりも「角度差」で決まり、角度差を作る側が勝つというのがこの組み合わせの本質になる。

Q5:ストライクノワールは近接に弱いのか

近接が弱いというより「近接になるほど武装の分業が崩れる」タイプで、ショーティーとフラガラッハ3の強みが“距離の余白”に依存するため、距離が詰まるほど相手の盾と刃の択が増える。

それでもアンカーランチャーで空間を削る動きは近距離でも有効で、当てるより“引っ掛けて止める”運用ができれば、57mm高エネルギービームライフルの至近距離射撃で十分に勝ち筋は残る。

ただしインパルス側が盾を前に出し続けて距離を詰める運用に徹すると、アンカーが決め手になりにくくなり、ノワールの勝ち筋は「先に推力ラインを削って距離を戻す」方向へ寄っていく。

Q6:インパルスSpecⅡはシルエット換装を前提に考えるべきか

インパルスSpecⅡはフォース/ソード/ブラストの各SpecⅡが公式に提示され、終盤戦で複数のシルエットを使い分けた運用も言及されているため、運用思想としては換装を前提に考えるのが自然だ。

ただし一騎討ちで補給・支援が存在しない状況を厳密に取るなら、最初から装備しているフォース装備と携行武装(高エネルギービームライフル、モビルシールド、ヴァジュラビームサーベル等)だけで勝負が決まりやすく、換装は“できたら強い”程度に落ちる。

今回の予想は、換装の有無よりも盾と近接の押し付けが勝敗を決めるという見立てなので、換装を制限しても勝率が大きく崩れない構図になっている。

まとめ|ストライクノワール vs インパルスガンダムSpecⅡ

  • 遮蔽物なし中距離開始はストライクノワールの射線構築が最初に刺さる。
  • インパルスSpecⅡはモビルシールドで被弾の筋を消し、前進の安定を作れる。
  • ノワールの主軸はM8F-SB1ビームライフルショーティー×2とフラガラッハ3の回避終点狙いだ。
  • 57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー)は姿勢制御崩しの“準備弾”として効く。
  • インパルスSpecⅡの勝ち筋は盾で受けて距離を詰め、ヴァジュラビームサーベルで推力ラインを断つ形だ。
  • SpecⅡ改修(最新型バッテリー換装・VPS装甲)は終盤の一歩を残しやすい。
  • 中距離開始の総合はインパルスSpecⅡが55%で僅差有利と読む。
  • 近距離開始はインパルス側の近接択が早期に成立して有利が増す。
  • 遠距離開始はノワールの射線価値が上がり、勝率が逆転しやすい。
  • 決着は火力差よりも「角度差」を作った側が勝つ。