デュエルブリッツ vs ライトニングバスター

宇宙空間、デブリなどの遮蔽物なし、中距離から同時に射界へ入り、互いにミーティアは未装備という前提で、デュエルブリッツガンダム(イザーク・ジュール)とライトニングバスターガンダム(ディアッカ・エルスマン)が正面衝突する。

一見すると砲撃特化のライトニングバスターが射程と火力で押し切る構図だが、デュエルブリッツは従来のデュエル系武装に加えてブリッツ由来の「グレイプニールII」「ランサーダートII」を持ち込み、距離が詰まった瞬間に戦場のルールを塗り替える。

両機とも核動力化とザクウォーリア系コクピットへの換装で稼働余裕が増しており、弾幕の継続時間が長いぶん、先に「姿勢制御」と「武装の展開タイミング」を崩した側が一気に不利へ転落する。

この一騎討ちは、遠距離砲撃の正攻法と、近接への強引な収束という二つの勝ち筋が同時に走るため、序盤の数十秒がそのまま決着の形を規定する。

戦力分析

機体

デュエルブリッツガンダム

デュエルブリッツはデュエルガンダムを極秘改修して核動力化し、ザクウォーリア同系のコクピットへ換装したうえで、頭部75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」、175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル、高エネルギービーム砲「MA-M1600/D2」、自立誘導中距離空対空ミサイル「トーレンス」、ビームサーベル「マグナセクティオ」までを一本の運用体系にまとめ直した機体だ。

そして勝負を決定づけるのが、超高速運動体貫通弾「XM61 ランサーダートII」×2と、ピアサーロック「XM53S グレイプニールII」×1で、遮蔽物のない宇宙であっても“捕まえる・縫い止める・引き剥がす”が成立するため、ライトニングバスターの「MA-X60S/D 複列砲身多目的砲」の姿勢と射界を乱しながら最短で近接レンジへ滑り込む立ち回りが最適解になる。

ライトニングバスターガンダム

ライトニングバスターはバスターガンダムを秘密裏に改修して核動力へ換装し、コクピットもザクウォーリア同系へ置換して遠距離打撃の継戦能力を引き上げた砲撃戦用MSで、武装は大型ビームキャノン「MA-X60S/D 複列砲身多目的砲」×2、6連装ミサイルポッド「77式多目的誘導弾発射筒」×2、小型砲「MMI-KX815 高エネルギービームガン」×2という“ビーム・ミサイル・追い討ち”の三層構造で固められている。

この対戦での立ち回りは単純で、開戦から「77式多目的誘導弾発射筒」で回避ベクトルを固定し、折りたたみ状態の「MA-X60S/D」を腰だめで連射しつつ、距離が詰まりそうなら「MMI-KX815」を前方展開して“射線を切らせないまま”削り切るしかなく、逆に言えば一度でも砲の展開動作やアーム基部を乱されると火力の優位が急速に縮む。

パイロット

イザーク・ジュール

イザークは“先に当てて主導権を奪い、そのまま畳む”という短期決戦の色が濃く、デュエルブリッツに乗った場合は「トーレンス」で軌道を縛り、「イーゲルシュテルン」と57mm高エネルギービームライフルの同時運用で相手の迎撃手を減らし、最後に「グレイプニールII」で砲身やアームを絡め取って“撃てないライトニングバスター”へ変換する判断が最短になる。

さらに「ランサーダートII」を“撃破”ではなく“機能停止”に使えるのが大きく、バックパックの関節部、スラスター基部、あるいは「MA-X60S/D」の基部へ貫通弾をねじ込んで姿勢制御を破壊し、相手が照準復帰する前に「マグナセクティオ」で決め切る流れを、迷いなく選べるタイプだ。

ディアッカ・エルスマン

ディアッカは砲撃機の“撃ち方”だけでなく“撃たせ方”も知っており、ライトニングバスターでは「77式多目的誘導弾発射筒」で回避を強制し、相手機動が一瞬でも直線化したところへ「MA-X60S/D」を肩担ぎ形態で通し、外したとしても爆風と散乱粒子で視界とセンサーを濁らせて次弾を当てるのが基本線になる。

ただし一騎討ちでは味方の援護線や弾幕の“壁”が存在しないため、接近された場合の返しが「MMI-KX815」の点射と「MA-X60S/D」の物理的な射界調整に限られ、ここで焦って砲の展開・格納を繰り返すと、逆に「グレイプニールII」の格好の獲物になる。

デュエルブリッツガンダム vs ライトニングバスターガンダム|一騎討ちシミュレーション

序盤戦

中距離で互いのロックが成立した瞬間、ライトニングバスターはバックパック基部の「77式多目的誘導弾発射筒」を左右へばら撒くように放ち、同時に折りたたみ状態の「MA-X60S/D 複列砲身多目的砲」を腰だめへ滑らせ、二連装のまま“面”でビームを刻んでくる。

デュエルブリッツは正面で受けず、姿勢制御スラスターを細かく噴かして被弾点を肩・前腕の装甲へ散らしつつ、57mm高エネルギービームライフルの175mmグレネードランチャーを“ミサイルの密度が濃い側”へ撃ち込み、爆風で「77式」の隊列を崩して回避角を確保する。

そのうえで頭部「イーゲルシュテルン」を短点射し、飛来するミサイルのシーカーと噴射口を叩いて誘導を鈍らせながら「トーレンス」を発射し、ライトニングバスターの砲撃姿勢を崩すための“先手の楔”を打ち込む。

中盤戦

砲撃の圧を維持したいライトニングバスターは「MA-X60S/D」を肩越しに持ち上げる展開動作へ入り、砲身を伸長させて一撃の収束力を上げるが、その“動作の瞬間”にデュエルブリッツは「XM53S ピアサーロック グレイプニールII」を射出し、爪を砲基部の可動フレームへ噛ませて引き、砲身の向きを狙いから数度だけ逸らす。

狙いが外れたビームは虚空を裂くが、照準の作り直しに要する“半拍”が致命傷になり、デュエルブリッツは右肩の「MA-M1600/D2 高エネルギービーム砲」を前へ振り、ビームライフルと同時に二軸で撃ってライトニングバスターの回避ベクトルを封じ、バックパック中央のミサイルハッチ周辺へ熱量を集中させる。

押し込まれたディアッカは焦点を“時間”へ切り替え、「10分しかないのか、10分はあるのか。それは考え方ってことさ」と自分に言い聞かせるように呟きながら、残った「77式多目的誘導弾発射筒」を極小間隔で連射してデュエルブリッツの進路に“爆圧の柵”を作り、強引に距離を戻しにかかる。

終盤戦

ミサイルの柵で一瞬だけ前進を止められたデュエルブリッツは、回避ではなく“突破”を選び、アサルトシュラウドの厚みを信じて被弾点を前腕と肩へ集めつつ、爆煙の隙間から「XM61 超高速運動体貫通弾 ランサーダートII」を二本まとめて射出し、ライトニングバスターの姿勢制御スラスター基部と「MA-X60S/D」のアーム接合部へピン留めする。

貫通弾が刺さったままのライトニングバスターは微妙にロールが残り、肩担ぎにした砲の照準が安定せず、そこでデュエルブリッツは「グレイプニールII」のリードを一気に巻き戻して相手を半歩だけ“引き寄せ”、中距離を強制的に近距離へ圧縮する。

距離が詰まった瞬間、ライトニングバスターは前方展開した「MMI-KX815 高エネルギービームガン」を左右同時に叩き込み、デュエルブリッツのセンサーを焼きにいくが、デュエルブリッツは機体を半身にして被弾面積を削り、左肩収納のビームサーベル「マグナセクティオ」を抜き放って“砲の死角”へ潜り込む。

決着

デュエルブリッツがライトニングバスターの右側面へ張り付いた瞬間、イザークは「伊達に赤を着ているわけじゃないんだぞ!」と叫び、噛みついたままの「グレイプニールII」を支点にして相手機体を強制回頭させ、砲身が“自分の機体を追えない角度”へ入ったところへ「マグナセクティオ」を一閃させる。

斬撃は「MA-X60S/D 複列砲身多目的砲」の基部フレームとアーム機構をまとめて裂き、砲が姿勢制御を失ってバックパック側へ跳ね返った衝撃で、ミサイルハッチ周辺の装甲と配線が露出し、ライトニングバスターは火力の核である“両肩の射界”そのものを喪失する。

最後はデュエルブリッツが至近距離で「MA-M1600/D2 高エネルギービーム砲」を短照射し、露出した推進系とバックパック基部を焼き切って完全に慣性制御を奪い、ライトニングバスターが回転しながら沈むのを確認して戦闘を終える。

デュエルブリッツガンダム vs ライトニングバスターガンダム|勝敗分析

勝敗判定

勝者:デュエルブリッツガンダム(イザーク・ジュール)、想定勝率:55%(デュエルブリッツ)—45%(ライトニングバスター)と見積もる。

勝因分析

  • 「グレイプニールII」により「MA-X60S/D」の展開・照準という“砲撃の前提条件”を崩せる点が、一騎討ちでは致命的に刺さる。
  • 「ランサーダートII」を撃破ではなく関節・スラスター・砲基部へ当てて機能停止を作ることで、火力差を“行動差”へ変換できる。
  • 57mm高エネルギービームライフル+175mmグレネードランチャーと「イーゲルシュテルン」の併用で、「77式多目的誘導弾発射筒」の圧を“完全ではないが薄められる”のが大きい。
  • ライトニングバスターは武装体系が遠距離へ最適化され、近距離の自衛が「MMI-KX815」に寄るため、接近された瞬間の逆転手が少ない。
  • 核動力化で両機とも継戦能力は高いが、デュエルブリッツは“捕縛→近接決着”という短い勝ち筋を持ち、長期戦になりにくい。

デュエルブリッツガンダム vs ライトニングバスターガンダム|異なる条件の場合

宇宙戦・近距離開始

近距離開始ならライトニングバスターは「MA-X60S/D」の射界を作る前に“張り付かれる”確率が跳ね上がり、デュエルブリッツの「グレイプニールII」→「マグナセクティオ」という最短ルートがそのまま勝率へ直結する。

この条件ではライトニングバスター側の勝ち筋は「MMI-KX815 高エネルギービームガン」を相手機の頭部・関節へ集弾して行動を止め、距離が開いた瞬間に「77式多目的誘導弾発射筒」で押し戻すしかないが、初動の0.5秒で主導権を失うと回復が難しい。

よって近距離開始はデュエルブリッツ優勢で、想定勝率は65%—35%程度まで開く。

宇宙戦・遠距離開始

遠距離開始ならライトニングバスターは「MA-X60S/D」を肩担ぎ形態で安定運用でき、さらに「77式多目的誘導弾発射筒」で“回避方向の固定”を先に作れるため、デュエルブリッツが接近するまでの道中で装甲と姿勢制御を削りやすい。

デュエルブリッツは「トーレンス」とグレネード、そして「MA-M1600/D2」の二軸射撃で弾幕を薄めつつ、どこか一瞬の射線の隙に「グレイプニールII」を通して接近を確定させる必要があり、要求される読み合いと時間が増えるぶん不確定要素が増す。

よって遠距離開始はほぼ五分で、想定勝率はデュエルブリッツ52%—ライトニングバスター48%程度に収束する。

地上戦

地上戦では遮蔽物なしでも“高度差”と“地表反射”がセンサーと照準にノイズを入れ、ライトニングバスターの「MA-X60S/D」は撃つたびに姿勢制御が重くなり、結果としてデュエルブリッツの接近を許しやすい。

一方でデュエルブリッツは地上だと「グレイプニールII」で引いた際の慣性が地形に吸われにくく、相手を“転倒・スタック”へ誘導しやすいので、捕縛と近接決着の再現性が宇宙より上がる。

よって地上戦はデュエルブリッツ優勢で、想定勝率は60%—40%程度と見る。

デュエルブリッツガンダム vs ライトニングバスターガンダムに関するQ&A

Q1:この対戦で最も重要な武装は何か

結論から言えば、ライトニングバスター側は「MA-X60S/D 複列砲身多目的砲」、デュエルブリッツ側は「XM53S ピアサーロック グレイプニールII」が最重要になる。

「MA-X60S/D」は命中さえすれば装甲と姿勢制御を同時に削れるが、その価値は“安定して狙い続けられる”ことが前提で、ここを外すと砲撃機の強みが急速にしぼむ。

「グレイプニールII」はその前提を壊す装置で、砲基部・アーム・姿勢制御へ絡め取って射界を奪えるため、一騎討ちでは火力差を一手で無効化し得る。

Q2:デュエルブリッツは砲撃戦でも戦えるのか

デュエルブリッツは57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー付き)と「MA-M1600/D2 高エネルギービーム砲」を併用できるため、砲撃戦の“入口”には立てる。

ただしライトニングバスターの「MA-X60S/D」は二門運用で射線を太くでき、さらに「77式多目的誘導弾発射筒」で回避角を縛れるので、真正面の砲撃勝負は分が悪い。

だからデュエルブリッツの砲撃は“削り合い”ではなく“接近のための条件作り”であり、ミサイル迎撃と牽制に徹したほうが勝ち筋が太くなる。

Q3:ライトニングバスターは近距離でどう自衛するのか

ライトニングバスターの近距離自衛の軸は、前方展開できる「MMI-KX815 高エネルギービームガン」×2になる。

このビームガンは射角を作れれば強力だが、デュエルブリッツの「グレイプニールII」や「ランサーダートII」で姿勢制御を乱されると、集弾して止めるという目的が成立しにくい。

したがってライトニングバスターが近距離で勝ちたいなら、そもそも接近を許さず「77式」→「MA-X60S/D」で押し返す戦術を徹底する必要がある。

Q4:「ランサーダートII」は決定打になり得るのか

「XM61 ランサーダートII」は超高速運動体貫通弾で、装甲を抜けること自体よりも“関節と基部を壊す”用途で価値が跳ね上がる。

ライトニングバスターは火力の中枢がバックパックと「MA-X60S/D」のアームに集中しており、そこへ貫通弾を通されると照準と射界が崩れて勝ち筋が痩せる。

ゆえに「ランサーダートII」は単体で撃破するより、接近の確定と砲撃機能の無力化を同時に狙う“局面を変える弾”として決定打になり得る。

Q5:両機が核動力化した意味は何か

核動力化は単純な推力・出力の底上げだけでなく、長時間の高出力射撃と姿勢制御を同時に回せる“余裕”を生む点が大きい。

ライトニングバスターにとっては「MA-X60S/D」とミサイル運用を途切れさせないことが生命線で、核動力はその継続時間を延ばして“当てるまで撃てる”状態を作る。

デュエルブリッツにとっては接近中の被弾を装甲で受けつつ機動を落とさないことが重要で、核動力化は“詰めるための加速を最後まで残す”方向に効く。

Q6:もしミーティアを装備したら結論は変わるのか

両機はミーティア運用が想定されており、装備すれば火力と射程は跳ね上がるが、同時に機動の自由度が下がり“捕まる側”のリスクも増す。

ライトニングバスターがミーティアを得ると砲撃の押し付けがさらに強くなる一方、デュエルブリッツ側もミーティアならではの大型推進部や接続部を「グレイプニールII」で狙えるため、勝負は“どちらが先に接続系を守り切るか”へ質が変わる。

結論としては、遮蔽物なしの一騎討ちならミーティア装備はライトニングバスター優勢に寄りやすいが、同時に一発の捕縛・損傷が致命傷になるため、勝率差よりも事故率が上がる戦いになる。

まとめ|デュエルブリッツガンダム vs ライトニングバスターガンダム

  • 遮蔽物なし中距離の宇宙戦は、ライトニングバスターが「77式多目的誘導弾発射筒」→「MA-X60S/D」で主導権を作りやすい。
  • デュエルブリッツは「グレイプニールII」で砲の展開・照準を崩せるため、一騎討ちでは“砲撃の前提”を壊しにいける。
  • 「ランサーダートII」は撃破用というより、砲基部・関節・スラスターを止める局面転換の札になる。
  • ライトニングバスターの近距離自衛は「MMI-KX815」に寄るため、接近されるほど不利が増す。
  • デュエルブリッツは二軸射撃(ビームライフル+「MA-M1600/D2」)で接近のための“隙”を作れる。
  • 決着の本質は、火力差ではなく「MA-X60S/D」の射界を維持できるかどうかに収束する。
  • 近距離開始ならデュエルブリッツ、遠距離開始なら五分、という形で初期距離の影響が大きい。
  • 地上戦は姿勢制御と射線が不安定になりやすく、捕縛・近接に寄せられるデュエルブリッツがやや有利になる。
  • 想定勝率はデュエルブリッツ55%—ライトニングバスター45%で、勝ち筋の短さが差を作る。
  • ミーティア装備まで含めると火力は跳ねるが、同時に接続部の損傷が即死級になり、安定度より事故率が上がる。