V2アサルトバスターガンダムの対戦一覧表
| 対戦カード | 宇宙・中距離 | 宇宙・近距離 | 宇宙・遠距離 | 地上 |
| V2アサルトバスターガンダム vs Hi-νガンダム | 勝利 | 勝利 | 勝利 | 勝利 |
| V2アサルトバスターガンダム vs ナイチンゲール | 勝利 | 勝利 | 勝利 | 勝利 |
| V2アサルトバスターガンダム vs バンシィ・ノルン | 勝利 | 敗北 | 勝利 | 勝利 |
| V2アサルトバスターガンダム vs ネオ・ジオング | 敗北 | 敗北 | 敗北 | 敗北 |
| V2アサルトバスターガンダム vs Ξガンダム | 勝利 | 勝利 | 勝利 | 勝利 |
| V2アサルトバスターガンダム vs ガイア・ギアα | 敗北 | 勝利 | 敗北 | 敗北 |
光の翼とは
V2ガンダム(LM314V21)が搭載するミノフスキー・ドライブは、推進器としての機能に加え、慣性緩和(インターシャル・リリーフ)も担い、理論上は推進剤不要で極めて高い加速が可能とされる機構だ。作中で「V2ガンダム」の最大の特徴として語られる現象が「光の翼」であり、ミノフスキー・ドライブの稼働に伴って背部から“翼”のような光が展開される。
この「光の翼」は、単なる視覚効果ではなく、ミノフスキー粒子の放出が巨大な荷電粒子ビームとして現れたもの、と設定されている。形状は羽ばたく翼に見えるが、攻撃面では“長大なビーム・サーベル”として転用でき、長さは約1kmに及ぶとも説明される。さらに、ビーム・シールド用ユニットで発生機構を制御し、機体を覆う広域防御に使う運用も触れられている。
一方で、光の翼は「制御不能に近い」性格を併せ持つ。強力な磁場を伴うため、相手モビルスーツの計器類・電子機器へ悪影響を与える“破壊的な副作用”があり、V2ガンダム側が意図していない形で戦場環境に干渉する危険もある。加えて、Iフィールドなど特殊防御との相性が悪い場合がある、と注意点も明記される。
V2アサルトバスターガンダム(LM314V21+V2AB)はアサルト・パーツとバスター・パーツを重装備化した形態だが、ミノフスキー・ドライブ自体はV2系の中核であり、光の翼の発現条件(高出力運用)そのものは変わらない。第39話「光の翼の歌」などで象徴的に扱われ、V2ガンダムの存在を語るうえで避けられない要素として描かれる。
ウッソ・エヴィンの思想
ウッソ・エヴィンは『機動戦士Vガンダム』の主人公で、物語開始時点で13歳とされる。ポイント・カサレリアで両親(ハンゲルグ・エヴィン、ミューラ・ミゲル)の帰りを待ちながら暮らし、偶発的にザンスカール帝国とリガ・ミリティアの戦闘へ巻き込まれたことが、彼の“戦う人生”の起点になる。
この出自は、ウッソの思想が「大義を掲げて戦争を起こす側」ではなく、「戦争に生活を壊され、守るために戦う側」から出発していることを決定づける。実際、ウッソはモビルスーツ戦のセンスや潜在能力を買われてリガ・ミリティアと行動を共にし、ヴィクトリーガンダム、V2ガンダムのパイロットとして戦い抜くが、その根にはシャクティ・カリンをはじめ“身近な誰か”への強い執着がある。
戦争が長引くほど、ウッソの内面は「守るための戦闘」から「終わらせるための戦闘」へ比重が移っていく。ザンスカール帝国はギロチンを背景にした恐怖政治やマリア主義を掲げ、最終局面ではエンジェル・ハイロゥのような決戦兵器が前面化するが、ウッソはそうした“救済”や“正義”の言葉が暴力を正当化する構図を、戦場体験として学習していく。結果として、クロノクル・アシャーやカテジナ・ルースといった象徴的な相手を退け、侵攻そのものを止める方向へ行動が収束する。
そして象徴的なのが、名前に込められた「言葉は真実を装って嘘になり得る」という含意だ。ウッソの思想は、理念やスローガンを盲信する方向ではなく、“見たもの/起きたこと”を基準に判断し続ける方向へ鍛えられていく。最終的にカサレリアへ帰還する結末も含め、ウッソの到達点は英雄譚というより「子供として壊された日常を取り戻す」ことに近い。
