宇宙空間、遮蔽物なし、中距離開始という最悪にクリアな条件は、オールレンジ攻撃を成立させるための“余白”が最大化される戦場だ。
デュエルブリッツガンダムは、デュエルを秘密裏に改修して核動力化し、従来のデュエル系武装に加えてブリッツを彷彿とさせる装備を抱えた“重装・奇襲の折衷”としてここに立つ。
対するレジェンドガンダムは、プロヴィデンスの系譜を継ぎつつ、操作性が飛躍的に向上したドラグーンシステムで多数の突撃ビーム機動砲を同時遠隔操作し、さらにビームスパイクによる打突まで織り込む“宇宙専用の制圧機”として空間を支配する。
そしてこの条件は、ミサイルの追い込みやワイヤー射出で“掴む”側よりも、散開・包囲・収束で“逃げ場を奪う”側が勝ち筋を太くする。
戦力分析
機体
デュエルブリッツガンダム
デュエルブリッツガンダムは核動力換装で継戦能力を底上げしつつ、75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」、175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル、MA-M1600/D2高エネルギービーム砲、AIM-627G自律誘導中距離空対空ミサイル「トーレンス」、MA-M99Eビームサーベル「マグナセクティオ」、XM61超高速運動体貫徹弾「ランサーダートⅡ」、XM53Sピアサーロック「グレイプニールⅡ」という“射撃→拘束→近接”の段階設計を同一フレームに畳み込んだ機体だ。
立ち回りは、正面撃ち合いで火力負けしないようMA-M1600/D2高エネルギービーム砲と57mm高エネルギービームライフルで弾幕密度を作り、トーレンスの自律誘導で相手の回避ベクトルを固定したうえで、グレイプニールⅡの射出→巻き取り、あるいはランサーダートⅡの貫徹で“相手の姿勢を崩す一手”を通して近距離のマグナセクティオに接続するのが勝ち筋になる。
レジェンドガンダム
レジェンドガンダムはプロヴィデンスの流れを汲み、扱いやすいドラグーンを複数装備して宇宙での無線誘導オールレンジ攻撃を前提に設計された、戦場そのものを“面”で塗り替える機体だ。
武装体系はMMI-GAU26 17.5mmCIWS、MA-BAR78F高エネルギービームライフル、MA-M80Sデファイアント改ビームジャベリン、MX2351ソリドゥス・フルゴール(ビームシールド発生装置)に加え、GDU-X5/GDU-X7突撃ビーム機動砲(ドラグーン)で“本体の射線”とは別に包囲火力を並走させ、ビームスパイク運用で最後の一線を踏み越える構えを取れる。
パイロット
イザーク・ジュール
イザーク・ジュールは近接も射撃も“押し切る瞬間の判断”が鋭く、機体の厚い装甲と多武装を信じて前へ出る時の圧が強いタイプで、デュエルブリッツの「グレイプニールⅡ」「ランサーダートⅡ」という“当てれば状況が変わる”一撃系を活かしやすい。
一方でこの対戦では、相手がドラグーンで空間を割ってくる以上、感情的に追うほど射線が増えるため、57mm高エネルギービームライフルとMA-M1600/D2高エネルギービーム砲でドラグーンの展開位置を削り、トーレンスで“回避先”を制限してからグレイプニールⅡを通す冷静さが要求される。
レイ・ザ・バレル
レイ・ザ・バレルはレジェンドのドラグーン運用を前提に、敵の武装レンジごとに“近づけない配置”を組むのが最も強く、射撃戦の主導権を手放さずに詰めのタイミングだけでビームジャベリンやビームスパイクへ移行できる。
この対戦の立ち回りは単純で、ドラグーンを散開させてデュエルブリッツの正面火力(57mm高エネルギービームライフル/MA-M1600/D2高エネルギービーム砲)の“撃ち得”を消し、ソリドゥス・フルゴールで反撃の芯だけ弾きながら、包囲射線でグレイプニールⅡの射出姿勢そのものを許さない形を作ることになる。
デュエルブリッツガンダム vs レジェンドガンダム|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
中距離で互いのHUDがロックを結ぶと同時に、レジェンドはGDU-X5/GDU-X7突撃ビーム機動砲を外側へ散らし、MA-BAR78F高エネルギービームライフルの直線とドラグーンの斜線で“逃げても当たる角度”を先に作る。
デュエルブリッツは175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフルで牽制しつつ、左肩コンテナからAIM-627G自律誘導中距離空対空ミサイル「トーレンス」をばら撒いて散開ドラグーンの回収ラインを乱し、右肩コンテナのMA-M1600/D2高エネルギービーム砲で“本体を狙わずドラグーンを狙う”射撃へ切り替える。
それでも射線が減らないことに苛立ったイザークは「ちょこまかと! 逃げの一手かよ!」と叫び、推進を一段上げてグレイプニールⅡの射出距離へ踏み込もうとするが、ここで“追うほど不利”という構図が露骨に牙をむく。
中盤戦
レジェンドはドラグーンを上下に割り、中央を空けた“門”のような配置からビームを交差させ、デュエルブリッツの回避を横へ誘導した瞬間に本体のMA-BAR78F高エネルギービームライフルを重ねて、回避後の姿勢制御に負荷をかける。
デュエルブリッツはトーレンスの自律誘導で“相手の回避方向”を逆に縛り返し、MA-M1600/D2高エネルギービーム砲を肩から抜いて携行射撃に切り替え、57mm高エネルギービームライフルとの同時射撃で一瞬だけ弾幕密度をレジェンド側へ寄せる。
だがレジェンドはソリドゥス・フルゴールを瞬間展開して芯の太い射線だけを切り落とし、残ったドラグーンの角度を“デュエルブリッツの背面へ回す”ことで、グレイプニールⅡを撃つための腕の伸びを許さずに間合いを維持する。
終盤戦
イザークは被弾リスクを承知で一気に前へ出て、XM61ランサーダートⅡを射出してドラグーンの軌道を潰し、同時にXM53SグレイプニールⅡを“本体ではなくドラグーンの支点になりそうな機体側面”へ打ち込む賭けに出る。
グレイプニールⅡの爪が空間を裂いて迫る瞬間、レジェンドはドラグーンを一斉に前へ寄せて“ケーブルの伸びる線上”をビームで縫い、ワイヤー射出という動作そのものにコストを払わせて巻き取り速度を落とす。
さらにレイは間合いが一瞬縮まったのを見逃さず「油断するなよ」と冷たく告げ、デファイアント改ビームジャベリンの構えを見せて“近づけば刺す”という圧を加え、デュエルブリッツの突撃を止める。
決着
ドラグーンが外周で円を描き、内周で十字の射線を刻む“簡易包囲陣”が完成すると、デュエルブリッツは57mm高エネルギービームライフルとMA-M1600/D2高エネルギービーム砲を同時連射して突破口を作ろうとするが、射線の穴はドラグーン側が即座に埋め直すため、前進するほど被弾箇所が増えて姿勢が乱れる。
イザークは残る勝ち筋としてグレイプニールⅡを強引に伸ばしてレジェンドの“本体腕”を狙うが、レジェンドはソリドゥス・フルゴールを短く展開して爪の噛み込みを弾き、同時にドラグーンを一点へ収束させてデュエルブリッツの脚部スラスター周辺を焼き、推力軸を潰して横滑りの回避を奪う。
最後は、推力を失い“止まった一瞬”に合わせてデファイアント改ビームジャベリンが直線で突き込まれ、追撃として周囲のドラグーンがビームスパイク的に距離を詰める圧力まで重なってアサルトシュラウドごと胴体が貫かれ、デュエルブリッツは火花と推進剤の白い尾を引きながら戦闘不能で回転し、レジェンドだけが整然とドラグーンを回収して戦域を静める。
デュエルブリッツガンダム vs レジェンドガンダム|勝敗分析
勝敗判定
勝者はレジェンドガンダムで、同条件(宇宙・遮蔽物なし・中距離開始)の想定勝率はレジェンドが80%、デュエルブリッツが20%だ。
勝因分析
- ドラグーン(突撃ビーム機動砲)による包囲射線が、遮蔽物なしの宇宙で最も通りやすい。
- ソリドゥス・フルゴールが、デュエルブリッツの“芯の射線”だけを切って攻勢を分断できる。
- デュエルブリッツの勝ち筋(グレイプニールⅡ/ランサーダートⅡ)は射出姿勢の隙が大きく、オールレンジ環境では成立させにくい。
- 中距離開始だと、レジェンドが最初の散開配置を完成させるまでの猶予が十分にある。
- 互いに高出力だとしても、制圧の“面積”を持つ側が被弾交換の期待値を一方的に引き上げる。
デュエルブリッツガンダム vs レジェンドガンダム|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
近距離開始なら、デュエルブリッツはマグナセクティオとグレイプニールⅡの“当てたら終わる”圧を最初から押し付けられ、レジェンドのドラグーン展開前に本体へ取り付く可能性が跳ね上がる。
ただしレジェンド側もデファイアント改ビームジャベリンとソリドゥス・フルゴールで“刺し返し”と“拒絶”が成立するため、接触戦は単純な有利不利ではなく、最初の0.5秒でどちらが姿勢と角度を取るかの勝負になる。
勝敗予想はそれでもレジェンド優勢(レジェンド65%:デュエルブリッツ35%)で、理由は近距離でもドラグーンが“展開=回避兼攻撃”として機能し、掴みに行く側の腕と肩の動作をビームで縫えるからだ。
宇宙戦・遠距離開始
遠距離開始はレジェンドにとって理想で、ドラグーンの散開・包囲・収束という三段階を安全に完了できるため、デュエルブリッツの57mm高エネルギービームライフルやMA-M1600/D2高エネルギービーム砲の“届く射線”が増える前に支配面を作れる。
デュエルブリッツはトーレンスで遠距離の誘導圧を作れるが、オールレンジ側は回避先そのものを複数射線で潰せるため、ミサイルが“追う”より先に“逃げ場がなくなる”形が起きやすい。
勝敗予想はレジェンド圧勝寄り(レジェンド90%:デュエルブリッツ10%)で、理由は遠距離ほどグレイプニールⅡの射出と巻き取りが現実的でなくなり、デュエルブリッツの決定打が遠ざかるからだ。
地上戦
地上戦ではレジェンドのドラグーン無線誘導が使えないため、最大の勝ち筋が封じられ、レジェンドはMA-BAR78F高エネルギービームライフルとデファイアント改ビームジャベリン中心の“普通の強機体”へ落ちる。
一方のデュエルブリッツは、トーレンスの自律誘導とMA-M1600/D2高エネルギービーム砲の携行射撃で中距離火力を維持しつつ、グレイプニールⅡで引き倒し、ランサーダートⅡで装甲の薄い関節を貫くという“対単体用の詰め”をより安全に狙える。
勝敗予想はデュエルブリッツ逆転優勢(デュエルブリッツ60%:レジェンド40%)で、理由はオールレンジ圧が消えることで“掴みに行く隙”が相対的に減り、イザークの強引な踏み込みがそのまま勝ち筋になるからだ。
デュエルブリッツガンダム vs レジェンドガンダムに関するQ&A
Q1:なぜ遮蔽物なしの宇宙戦だとレジェンドが有利になるのか
遮蔽物がないほど、ドラグーンによる包囲射線は“射角の自由度”を最大化でき、回避は方向ではなく空間そのものの問題になる。
デュエルブリッツの強みは、トーレンスやグレイプニールⅡのように“当てれば展開が変わる”手札だが、包囲射線下では射出姿勢の隙がそのまま被弾に直結しやすい。
結果として、同じ中距離でもレジェンドは「配置が完成するほど勝つ」構造で、デュエルブリッツは「配置が完成するほど勝ち筋が消える」構造になる。
Q2:デュエルブリッツが勝つとしたら最重要の武装は何か
最重要はXM53Sピアサーロック「グレイプニールⅡ」で、掴んだ瞬間に相手の姿勢制御と射線設計を崩して“オールレンジの前提”を破壊できるからだ。
次点でXM61ランサーダートⅡが強く、ドラグーンのような小型目標や関節部へ刺さった時に“時間を買う”効果が出やすく、近距離移行の踏み台になる。
ただしこれらは命中条件が厳しいため、トーレンスとMA-M1600/D2高エネルギービーム砲で相手の回避を誘導してから撃つ順序が崩れると、武装の価値が一段落ちる。
Q3:レジェンドの防御面で決定的なのは何か
防御面の核はMX2351ソリドゥス・フルゴールで、相手の“当てたい一本”を短時間で切り落として攻勢の芯を折れる点にある。
デュエルブリッツは57mm高エネルギービームライフルとMA-M1600/D2高エネルギービーム砲で手数を出せるが、芯が折れるとグレイプニールⅡやランサーダートⅡへ繋ぐ“姿勢の優位”が作りづらい。
その結果、レジェンドは「守った直後にドラグーンで取り返す」流れが成立し、被弾交換を嫌う必要が薄い。
Q4:地上戦で形勢が変わる理由は何か
レジェンドは大気圏内でドラグーンの無線誘導が使えないため、最大の優位が消え、戦いが“本体同士の射撃と格闘”へ収束する。
デュエルブリッツは、デュエル由来の実用的な射撃武装に加えて、グレイプニールⅡとランサーダートⅡという“単体拘束・単体貫徹”を抱えており、対単機の勝ち筋が地上のほうが素直に機能する。
つまり宇宙では「面で勝つ」レジェンドが強く、地上では「点で崩す」デュエルブリッツが勝ち筋を持ちやすい。
Q5:中距離開始でデュエルブリッツがやるべき最適解は何か
最適解は“本体を追わずドラグーン配置を壊す”で、序盤からMA-M1600/D2高エネルギービーム砲と57mm高エネルギービームライフルをドラグーン展開域へ撃ち込み、回収ルートにトーレンスを置いて配置の完成を遅らせることだ。
次に、相手のドラグーンが収束し始めた瞬間だけを狙い、グレイプニールⅡを“本体”ではなく“収束の中心線”へ通して、ケーブルが当たらなくても相手の回避方向を一度止める狙いを作る。
それでも包囲が完成しそうなら、勝負は短期決戦に切り替え、ランサーダートⅡの連射とマグナセクティオの抜刀で“先に大きい損傷を入れる”以外に逆転目は細くなる。
まとめ|デュエルブリッツガンダム vs レジェンドガンダム
- 宇宙・遮蔽物なし・中距離開始はドラグーンの支配面が最大化される条件だ。
- レジェンドはドラグーン(突撃ビーム機動砲)の散開と収束で逃げ場を消せる。
- デュエルブリッツは57mm高エネルギービームライフルとMA-M1600/D2高エネルギービーム砲で手数を作れる。
- デュエルブリッツの決定打はグレイプニールⅡとランサーダートⅡの“状況破壊”だ。
- ただしオールレンジ下では射出姿勢が隙になりやすい。
- レジェンドはソリドゥス・フルゴールで反撃の芯を折れる。
- 中距離開始の勝率はレジェンド80%、デュエルブリッツ20%を想定する。
- 近距離開始ならデュエルブリッツの逆転率は上がるが、それでもレジェンド優勢だ。
- 遠距離開始はレジェンドが最も勝ちやすい。
- 地上戦ではドラグーン誘導が使えず、デュエルブリッツが優勢に傾きやすい。
おすすめ!!「レイ・ザ・バレル搭乗レジェンドガンダムのIF対戦一覧表」はこちら!
こちらも要チェック!!「イザーク・ジュール搭乗デュエルブリッツガンダムのIF対戦一覧表」はこちら!






