ガンダムヘビーアームズ改(EW版)vs アルトロンガンダム(EW版)

宇宙空間、遮蔽物なし、中距離始動という条件は「射撃で面を制圧して寄せ付けないヘビーアームズ改」と「一気に距離を詰めて仕留め切るアルトロン」の設計思想を最も露骨に衝突させる。

ガンダムヘビーアームズ改(EW版)はダブルガトリングガンと大増量されたマイクロミサイルで、空間そのものを弾幕化できる射撃特化の改修機だ。

一方のアルトロンガンダム(EW版)は宇宙戦対応の強化が施され、ランダムバインダー由来の機動性と、ドラゴンハング+ツインビームトライデント+背部ツインビームキャノンで「近接の圧」と「接近を支える射撃」を同時に備える。

この一騎討ちは、初動の数十秒で“アルトロンが弾幕を割って間合いに入れるか”か、“ヘビーアームズ改が決定的な損傷を先に刻むか”に収束し、その分だけ決着は短く、しかし凄惨になる。

戦力分析

機体

ガンダムヘビーアームズ改(EW版)

最大の強みはダブルガトリングガンと、肩部・腰部等に分散搭載されたマイクロミサイル群で、面制圧・牽制・着地取りを同時に成立させられることにある。

宇宙戦では増設スラスターで最低限の追随力を確保しつつも、根本的には「距離を保って撃ち続ける」機体なので、開始直後にフルオープン級の弾幕密度へ立ち上げ、アルトロンの直進ルートを複数回潰して接近角度を限定する立ち回りが最適になる。

アルトロンガンダム(EW版)

武装の核は両腕のドラゴンハングで、伸縮クローによる捕縛と引き寄せが「射撃戦の拒否」を実現し、ツインビームトライデントが刺突・薙ぎの決定打になる。

さらに背部ツインビームキャノンが“接近の前提”を整え、ランダムバインダーとサブスラスター追加で宇宙機動性が底上げされているため、弾幕を真正面から受けずに斜め上・斜め下へ軌道を変え、ドラゴンハングの射程へ滑り込む立ち回りが最も噛み合う。

パイロット

トロワ・バートン(ヘビーアームズ改)

トロワの強みは、恐怖で射線が乱れやすい「弾幕機の近接圧力下」という最悪局面でも、撃つべき瞬間と撃ってはいけない瞬間を切り分けてリズムを崩さず、ガトリングとミサイルの配列で相手の進路を“設計”できる冷静さにある。

この対戦では、正面の弾幕密度で勝とうとするほどアルトロンの変則接近に追いつけなくなるので、トロワは「ミサイルで加速を止め、ガトリングで関節を削る」順番を徹底し、ドラゴンハングの届く手前の“半径”を絶対に踏ませない判断が生命線になる。

張五飛(アルトロン)

五飛の強みは、接近戦での読み合いを「気迫」と「決断速度」で強制的に上書きし、相手がブーストを残していてもドラゴンハングの一手で局面を固定してしまう一点突破の凶悪さにある。

この対戦では、被弾覚悟の直進はヘビーアームズ改の得意距離を延命させるだけなので、五飛はツインビームキャノンで牽制しつつ、斜めの慣性移動で弾幕の“薄い層”を探し、ドラゴンハングで「当てる」より先に「逃がさない」状況を作るのが最善になる。

ガンダムヘビーアームズ改(EW版)vs アルトロンガンダム(EW版)|一騎討ちシミュレーション

序盤戦

中距離で向かい合った瞬間、ヘビーアームズ改はバックパックのアームからダブルガトリングガンを展開し、肩・腰のハッチが連続解放されてマイクロミサイルの煙跡が宇宙に格子状の“線”を引く。

アルトロンは真正面を捨て、ランダムバインダーと脚部サブスラスターで軌道を変えながら、背部ツインビームキャノンを短い点射で混ぜて弾幕の中心密度をずらし、同時に“次に踏む安全圏”を自分で作る。

トロワは弾幕を広げ過ぎず、ミサイルは誘導で追わせ、ガトリングは回避行動の終点へ置くように散布して、アルトロンの回避が「回避のための回避」へ堕ちた瞬間だけを狙って関節外装を削りにいく。

中盤戦

アルトロンはツインビームキャノンで“撃ち返し”の姿勢を見せ、ヘビーアームズ改のガトリングの連射を一瞬だけ緩めさせた隙に、ドラゴンハングの射程へ入るための最短角を取る。

ヘビーアームズ改は射撃を止めた側が負けるので、トロワは胸部ガトリング系の近接射界も含めて連続照射し、ミサイルの一部を“迎撃用の壁”としてアルトロンの前に置き、直進だけは絶対に許さない。

五飛はそこで闘気を上げ、間合いへ入る宣言のように「正義は…正義は俺が決める!」と叫び、ツインビームトライデントを前に出した姿勢から、ドラゴンハングを片腕だけ伸ばして牽制しつつもう片腕を温存する。

終盤戦

温存していたドラゴンハングが、ミサイルの煙跡が薄くなる“呼吸”の瞬間を突いて伸び、ヘビーアームズ改のダブルガトリングガンの銃口側を掴んで軌道をねじり、射線そのものを横へ逸らす。

トロワは即座にもう一方のガトリングへ出力を寄せてドラゴンハングのクローを撃ち抜こうとするが、アルトロンは背部ツインビームキャノンの至近射で視界と姿勢制御を乱し、さらに第二のドラゴンハングで機体本体を捕まえにかかる。

ヘビーアームズ改は増設スラスターで後退しながら逃げ道を作るが、遮蔽物ゼロの宇宙では“離脱の線”も弾幕の線もすべて見えてしまい、アルトロンはその線の交点へ身体を差し込むように詰めてくる。

決着

両腕のドラゴンハングが同時に伸び、片方はヘビーアームズ改の肩ブロックを、もう片方は腰部側面を掴んで引き裂くように左右へ引き、ミサイルハッチの周辺装甲が歪んだところへツインビームトライデントの突きがまっすぐ通る。

トロワは機体を捨てずに最後まで射撃で抵抗し、「今度も逆らわせてもらう」と低く言い切ってガトリングを零距離へ押し付けるが、掴まれた機体は“撃てる角度”がすでに奪われていて、弾丸は空間に散って決定打にならない。

五飛はトライデントを引き抜かず、捻って内部フレームを折るように回転をかけ、同時に背部ツインビームキャノンを一点照射してコックピット周辺の姿勢制御を断ち、ヘビーアームズ改は推進の“芯”を失って回転しながら沈黙する。

ガンダムヘビーアームズ改(EW版)vs アルトロンガンダム(EW版)|勝敗分析

勝敗判定

勝者:アルトロンガンダム(EW版)。

想定勝率:アルトロン65%:ヘビーアームズ改35%。

勝因分析

  • 遮蔽物なしの宇宙・中距離始動でも、アルトロンは宇宙戦対応強化と背部ツインビームキャノンで接近の前提を作れる。
  • ドラゴンハングの捕縛が成立した瞬間、ヘビーアームズ改の弾幕は角度を失って弱体化する。
  • ヘビーアームズ改は手数は凄まじいが、決定打を接近拒否の時間へ変換できないと押し切り切れない。
  • アルトロンはツインビームトライデントという確実な刺突武器を持ち、捕縛からの収束が速い。
  • 五飛の接近判断が早く、トロワの弾幕設計を一手で無効化する局面固定へ持ち込みやすい。

ガンダムヘビーアームズ改(EW版)vs アルトロンガンダム(EW版)|異なる条件の場合

宇宙戦・近距離開始

近距離開始だと、ヘビーアームズ改はダブルガトリングガンの射角を作る前にドラゴンハングの間合いへ入られやすく、初動の一拍がそのまま敗北に直結しやすい。

アルトロンはツインビームトライデントを構えたままドラゴンハングを短く使えるので、捕縛→引き寄せ→刺突の流れが最短になり、ヘビーアームズ改の弾幕が弾幕になる前に崩される展開が増える。

勝敗予想はアルトロン優勢がさらに強まり、想定勝率はアルトロン75%:ヘビーアームズ改25%になる。

宇宙戦・遠距離開始

遠距離開始だと、ヘビーアームズ改はマイクロミサイルの飽和とガトリングの置き撃ちを最大密度で成立させやすく、アルトロンの接近ルートを複数回やり直しさせられる。

アルトロンはツインビームキャノンで牽制しつつ軌道を組み替えられるが、それでも距離が長いほど被弾の累積が効き、ドラゴンハングの届く前に関節部や推進器周りへ損耗が溜まっていく。

勝敗予想は五分寄りに戻り、想定勝率はアルトロン55%:ヘビーアームズ改45%になる。

地上戦

地上戦だと、アルトロンは本来の格闘機らしい踏み込みがさらに鋭くなり、ドラゴンハングの捕縛から地形に叩き付けるイメージで主導権を握りやすい。

一方でヘビーアームズ改は地上なら加減速の読み合いが生まれ、ミサイルの誘導とガトリングの掃射で進路の選択肢を削る戦いがやりやすいが、遮蔽物なし条件では逃げ場も同様に少ない。

勝敗予想はアルトロンがやや有利で、想定勝率はアルトロン60%:ヘビーアームズ改40%になる。

ガンダムヘビーアームズ改(EW版)vs アルトロンガンダム(EW版)に関するQ&A

Q1:ヘビーアームズ改(EW版)のダブルガトリングガンはビームなのか実弾なのか?

資料や解釈によって扱いが揺れることがあり、少なくともガトリング主体で圧倒的手数を出す武装という運用上の結論が先に立つ。

この対戦では弾種よりも「弾幕が角度として成立するか」が重要で、ドラゴンハングに銃口を掴まれた瞬間に、ビームであっても実弾であっても当たる射線が消えるほうが致命傷になる。

つまり決定要因は威力単体ではなく、接近されるまでに推進・関節・武装展開部へ損耗を積めるかどうかになる。

Q2:アルトロン(EW版)の宇宙での機動性強化は、勝敗にどれほど影響する?

宇宙戦対応の改修としてランダムバインダーやサブスラスターが言及され、これが遮蔽物なし環境での軌道の作り直しを可能にする。

ヘビーアームズ改の弾幕は、相手の進路が読みやすいほど効くので、軌道を細かく変えられるアルトロンは当たる層を薄くして接近の再試行を増やせる。

結果として、同じ中距離始動でも接近が一回で終わらないことがアルトロン側の期待値を押し上げ、勝率差に直結する。

Q3:ドラゴンハングが弾幕機に刺さる本質的な理由は?

ドラゴンハングは単なる格闘火力ではなく、相手の機体や武装を掴んで姿勢と射線を崩す局面固定の道具になり得る。

弾幕機は撃てる角度と撃ち続けるテンポが生命線なので、掴まれた瞬間に角度が壊れ、テンポが壊れ、弾幕という強みがバラ撒きへ劣化する。

つまりドラゴンハングは、近づいた後に相手の強みを消すための武器として機能する。

Q4:ヘビーアームズ改が勝つ展開はどんな形になる?

勝ち筋は「接近される前に推進器や関節へ致命的な損耗を入れ、アルトロンの加速と軌道変更を鈍らせる」一点に集約される。

マイクロミサイルは命中よりも回避を強要する性能として働き、回避の終点へダブルガトリングガンの掃射を置けると、被弾が累積してドラゴンハングの一手が届かない時間が生まれる。

その時間が一定以上続くと、アルトロン側は接近角度が限定され、最終的に正面突破を強いられて弾幕の中心密度に呑まれる確率が上がる。

Q5:中距離始動で、アルトロンは最初に何を優先するべきか?

最優先は「ヘビーアームズ改の弾幕を正面から耐える発想を捨てる」ことで、軌道を斜めに切って薄い層を探し続けることが勝ちに直結する。

次にツインビームキャノンを当てるより撃たせない目的で使い、ガトリングの連射を一拍緩めさせた瞬間だけを拾って距離を縮める。

最後にドラゴンハングは本体へ伸ばすより先に、ガトリングの銃口や腕部へ触れて射線を崩すように使うと、捕縛一回の価値が最大化される。

Q6:もし両者の推力が近いなら、なぜアルトロン優勢になるのか?

推力総量が近くても、戦闘で効くのは瞬間的な軌道変更のしやすさと、接近後に主導権を固定できる武装の有無になる。

アルトロンは宇宙戦対応強化の言及があり、さらにツインビームキャノンとドラゴンハングで接近の前提と接近の確定を両方持つため、勝ち筋が途切れにくい。

ヘビーアームズ改は手数で勝ち筋を作れる一方、接近を許した瞬間に強みが剥がれやすく、同じ推力帯でも期待値がアルトロン側へ傾く。

まとめ|ガンダムヘビーアームズ改(EW版)vs アルトロンガンダム(EW版)

  • 宇宙・遮蔽物なし・中距離始動は、弾幕と接近の思想対決を最も露骨にする。
  • ヘビーアームズ改の核はダブルガトリングガンとマイクロミサイルの面制圧。
  • アルトロンの核はドラゴンハングの捕縛とツインビームトライデントの決定打。
  • アルトロンは宇宙戦対応改修で軌道変更の自由度が高い。
  • ヘビーアームズ改は宇宙用スラスター増設でも、基本は距離維持が前提。
  • 中距離戦は接近の試行回数を増やせるアルトロンが期待値で上回る。
  • 捕縛が成立した瞬間、ヘビーアームズ改の弾幕は角度を失って弱体化する。
  • ヘビーアームズ改の勝ち筋は、接近前に推進・関節へ損耗を積むことに尽きる。
  • 近距離開始はアルトロンの勝率が跳ね上がり、遠距離開始は差が縮む。
  • 総合勝率はアルトロン65%:ヘビーアームズ改35%と予想する。

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