宇宙空間でデブリなどの遮蔽物が一切なく、中距離から互いの機体性能と操縦技量だけが剥き出しになる条件だ。
世代差は宇宙世紀0079のRX-78ALアトラスガンダムと、宇宙世紀0123のF91で決定的であり、同じ「ガンダム」でも運動性能と火器思想が別物だ。
ただしアトラスは試験装備の塊で、レールガンとブレードシールドとサブレッグで「変則の間合い」を作れるため、読み合いの初手はむしろ荒々しく強い。
そしてF91はバイオ・コンピュータとヴェスバー(V.S.B.R.)を軸に、戦闘が加速するほど“当たらないのに当たる”領域へ踏み込む機体であり、決着は短時間で極端に傾く。
戦力分析
機体
F91
F91は小型軽量の高機動MSで、ヴェスバー(V.S.B.R.)とビーム・シールドを持ち、バイオ・コンピュータがパイロットの適合で性能を引き上げる設計だ。
本戦では中距離からビーム・ライフルで相手の回避癖と姿勢制御を炙り出し、射線が通った瞬間だけヴェスバーの貫通寄りモードで胴体かサブレッグ基部を“抜く”立ち回りが最適解だ。
最大稼働に踏み込むと金属剥離効果(MEPE)が発生して質量を持った残像が生まれ、追尾・照準の前提そのものを崩せるのも宇宙の遮蔽物ゼロ条件で凶悪に働く。
アトラスガンダム
アトラスは水陸両用の試作MSで、レールガン、アサルトライフル、ビーム・サーベル、ブレードシールド、そして可動サブレッグという「機動と装備の実験台」を戦場に持ち込む機体だ。
サブレッグは「潜航形態」「飛行形態」への変形運用が示されており、推力の掛け方と姿勢変化で射線をずらしながらブレードシールドの角度勝ちを狙える。
本戦では中距離でレールガンの初速と偏差射撃でF91の加速前を叩き、外した瞬間にアサルトライフルで弾幕を重ねて“加速の踏み台”を奪うのが勝ち筋になる。
パイロット
シーブック・アノー
シーブックはF91のバイオ・コンピュータ適合で反応と射撃の同期が伸び、単純な腕前以上に「機体の最適運用」へ早い段階で到達するタイプだ。
本戦では不用意に近づかず、ビーム・シールドで“受ける”のではなく“角度を消す”防御をしながら、ヴェスバーで短い露出を即死圏に変える判断が問われる。
イオ・フレミング
イオは地球連邦軍少尉でアトラスガンダムの専任パイロットとしてスパルタンに着任した実戦派で、攻勢で戦場を支配する癖が強い。
本戦では射線管理の巧さを「一撃のレールガン」ではなく「当て続ける弾幕」に転換し、F91がMEPE域へ入る前に関節か推進系を削り落とす冷徹さが必要になる。
F91 vs アトラスガンダム|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
両機は中距離で正対し、アトラスがレールガンの長銃身を立てて先に“空間へ釘”を打ち込み、F91はビーム・ライフルの一射で反応速度と回避ベクトルを計測する。
二発目からアトラスはアサルトライフルの連射で面を作り、サブレッグの姿勢変化で射角をずらしてF91に直進加速をさせない圧を掛ける。
F91はビーム・シールドを“盾”ではなく“壁”として展開角を小刻みに変え、被弾を避けるのではなく照準解を崩しながら横滑りで間合いだけを維持する。
中盤戦
イオは強気に距離を詰め、ブレードシールドを前に出してレールガンの射線を一瞬だけ畳み、白兵への切り替えでF91の計算を乱しに来る。
その瞬間にコクピット通信が割れ、「ジャズが聞こえたら 俺が来た合図だ」とイオが告げ、突撃のタイミングを自分のリズムに固定する。
F91はここでヴェスバーを可動させ、ビーム・ライフル→ヴェスバーの二段構えで“避けた先”へ射線を置き、サブレッグ基部の可動域に熱と損耗を積ませる。
アトラスは装備の多さで粘り、サブレッグを大きく振って慣性を利用しつつブレードシールドで接近経路を守るが、その大型シルエットが遮蔽物ゼロの宇宙では弱点にもなる。
終盤戦
F91は最大稼働へ踏み込み、装甲表面の金属剥離効果(MEPE)で残像を伴う軌道を発生させ、アトラスの視認と追尾を同時に破綻させる。
イオは“残像のどれか”へレールガンを置き撃ちして突破を試みるが、F91は一拍遅れて実体軌道を切り替え、逆にレールガンの反動と姿勢復帰の隙を炙り出す。
アトラスがブレードシールドで面制圧しながら最後の肉薄に賭けた瞬間、F91のヴェスバーが背面側の射角から“盾の縁”を抜いて推進系へ熱線を通す。
決着
サブレッグの推進が一瞬失速して機体姿勢が浮き、アトラスはブレードシールドを立て直すが、その動きは大きく、遮蔽物ゼロの宇宙では「次の角度」が読まれやすい。
シーブックはビーム・シールドを小さく畳んで自機の正面投影面積をさらに削り、ビーム・ライフルでブレードシールドの継ぎ目を焼いて視界と防御の両方を薄くする。
視界が白く跳ねた刹那、ヴェスバーの収束を貫通寄りに合わせた一射がコクピットブロックのラインへ走り、アトラスの“球形の胴体”を貫いて脱出判定へ追い込む。
爆発の閃光の中でシーブックが「抵こんなところにのこのこ来るから!」と吐き捨て、追撃ではなく制圧で終わらせる。
F91 vs アトラスガンダム|勝敗分析
勝敗判定
勝者はF91で、想定勝率はF91が約75%、アトラスが約25%だ。
勝因分析
- 世代差による運動性能と火器体系の隔たりが大きく、F91側が中距離以遠の主導権を握りやすい。
- ヴェスバー(V.S.B.R.)の運用が「短時間の露出を即死圏に変える」ため、アトラスの装備の多さが“当て所”の増加として返る。
- バイオ・コンピュータ適合で操縦と射撃が同期し、シーブックの経験差を機体が埋めやすい。
- MEPE域に入ると残像で追尾と照準が破綻し、遮蔽物ゼロ条件ほどアトラスの読み合いが不利になる。
- アトラスの勝ち筋はレールガンと白兵で“早期に崩す”一点に寄るため、序盤で仕留め切れないと期待値が急落する。
F91 vs アトラスガンダム|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
近距離開始だとアトラスのブレードシールドとビーム・サーベルの圧が立ち、初手の読み違い一回でF91の関節を持っていかれる危険が増す。
ただしF91は小型ゆえの当てにくさとビーム・シールドの即応で致命傷を避けやすく、距離が開いた瞬間にヴェスバーで試合を畳める。
勝敗予想はF91優勢のまま(F91約65%)だが、最も“事故”が起きる条件になる。
宇宙戦・遠距離開始
遠距離開始だとアトラスはレールガンで先制できるが、F91は回避しながら弾道と偏差を学習し、射線が通る瞬間だけヴェスバーで抜ける。
遮蔽物がない遠距離は「当て続ける」より「一回で終わらせる」武器が強く、F91の収束・弾速を使った射撃思想が噛み合う。
勝敗予想はF91約80%で、アトラスは序盤のレールガン命中がほぼ必須になる。
地上戦
地上戦だとアトラスは本来の適性が上がり、サブレッグの運用で機動形態を切り替えつつブレードシールドで接近戦の圧を作りやすい。
一方でF91は推力・出力・小型性が依然として強く、射線が通る場所ではヴェスバーとビーム・ライフルの即応で主導権を渡しにくい。
勝敗予想はF91約60%で、地形要素が増えるほどアトラスの勝率がじわじわ上がる。
F91 vs アトラスガンダムに関するQ&A
Q1:アトラスのレールガンは宇宙で脅威になるのか?
直撃すれば脅威だが、遮蔽物ゼロの宇宙ではF91の小型高機動と防御(ビーム・シールド)で“当て続ける”難度が跳ね上がる。
Q2:F91の決定打は何になるのか?
ヴェスバー(V.S.B.R.)で推進系やコクピットラインを貫通させる一撃が最短の決着手段になる。
Q3:MEPEはどの局面で効くのか?
最大稼働で発生する残像効果が追尾と照準を乱し、相手が白兵へ踏み込むほど“当たらない”時間を稼げる。
Q4:イオの経験差でひっくり返せるのか?
ひっくり返すなら序盤のレールガン命中からの継続弾幕で機動を削るしかなく、長期戦ほど世代差で不利になる。
まとめ|F91 vs アトラスガンダム
- 本条件(宇宙・遮蔽物なし・中距離)ではF91が優勢だ。
- アトラスはレールガンとブレードシールドで変則の間合いを作れる。
- それでも世代差でF91の機動と射撃が上回る。
- シーブックはバイオ・コンピュータ適合で戦闘の最適化が早い。
- イオは実戦派で攻勢のテンポを握るが、早期決着が必須だ。
- 中距離以遠はヴェスバーが決定打になりやすい。
- 近距離開始はアトラスの事故勝ちが増えるが、それでもF91優勢だ。
- 遠距離開始はF91の“抜き性能”がさらに活きる。
- 地上戦はアトラスが適性を取り戻し、勝率が詰まる。
- 想定勝率はF91約75%で、アトラスは序盤の命中が勝敗を左右する。
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