舞台は宇宙空間でデブリなど遮蔽物は一切なく、両機は中距離から同時に交戦を開始する。
新地球連邦軍の象徴として開発されたGX-9901-DX ガンダムDX(ガロード・ラン)と、宇宙戦を想定して改修されたNRX-0015-HC ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ(オルバ・フロスト)が、推進力と火力の真正面衝突を演じる。
遮蔽物ゼロの中距離始動は、射撃の見通しが良い一方で「距離を誤魔化す逃げ道」もないため、先に主導権を取った側が加速度的に有利を拡大しやすい。
そして本対決の鍵は、DXのツインサテライトキャノンが成立する“条件”と、ハーミットクラブのギガンティックシザースが噛み合った瞬間の拘束力が、どちらが先に現実の勝ち筋へ変換されるかに尽きる。
戦力分析
機体
ガンダムダブルエックス
ガンダムDXは全高17.0m・本体重量7.8t級の新連邦製ガンダムタイプで、ツインサテライトキャノン、ハイパービームソード×2、DX専用バスターライフル、ブレストランチャー×2、ヘッドバルカン×2、ディフェンスプレートなど“中距離主導の射撃→近距離の高出力斬撃”へ滑らかに繋ぐ装備体系を持つ。
遮蔽物なし中距離では、DX専用バスターライフルとブレストランチャーで相手の接近ベクトルを削り、ディフェンスプレートでシザースビームキャノン系の直撃コースを潰しつつ、相手が突っ込んだ瞬間にハイパービームソードで“腕”か“推進器”を落とすのが最も現実的な立ち回りになる。
ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ
ハーミットクラブはアシュタロンをベースに宇宙戦向けへ推進力を大幅強化した改修機で、巨大バックパックと巨大化したギガンティックシザースを特徴とし、武装はギガンティックシザース×2、シザースビームキャノン×2、マシンキャノン×2、ビームサーベル×2など“射撃で刻みつつ拘束して勝つ”設計だ。
さらにMA形態への変形を絡めると姿勢制御と加速でDXの照準を外しやすく、遮蔽物なし中距離でも一気に間合いを詰めてギガンティックシザースの挟撃角を作れるが、サテライトランチャーはヴァサーゴ・CBとの連結が前提のため本条件では主火力に据えられず、純粋に“掴むまでの被弾管理”が勝負の肝になる。
パイロット
ガロード・ラン
ガロードは正直で純粋な心の持ち主で、ニュータイプではないがMS知識と実戦適応で戦い抜くタイプのパイロットであり、状況変化に対して判断を寝かせず“手を動かしながら解を出す”瞬発力が強い。
この対戦では、ツインサテライトキャノンを狙うか否かの選択が最大の分岐点で、狙うならブレストランチャー→バスターライフル→ヘッドバルカンの回転率で相手の接近軌道を細かく潰し続け、掴まれそうな瞬間だけディフェンスプレートと機体姿勢の捻りで“シザースの内側”へ入り込んでハイパービームソードを叩き込む運用が最適解になる。
オルバ・フロスト
オルバは双子の兄シャギアへの強い信頼を基盤にしつつ、兄より熱くなりやすい性格で、世界への恨みを行動原理へ直結させるため、勝ち筋が見えると一気に踏み込みやすい。
この対戦では“単機での完結”が要求されるため、精神感応による情報交換や連携を前提にした強みが薄れやすく、そのぶんMA形態の機動とシザースビームキャノンの連射でDXのセンサー負荷と姿勢崩しを狙い、ギガンティックシザースでツインサテライトキャノン基部かバスターライフル腕を破壊してから、コクピット周りへビームサーベルを通す順序で勝ち筋を短くする必要がある。
ガンダムダブルエックス vs ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ|一騎討ちシミュレーション
序盤戦
中距離で向かい合った瞬間、DXはDX専用バスターライフルの単発高初速を軸にブレストランチャーを散らして“接近に必要な最短コース”を焼き、ハーミットクラブはMA形態へ滑り込むように変形して巨大バックパックの推力で横方向へ大きく流れながらシザースビームキャノンを刻んで照準線をずらす。
遮蔽物がないぶん射撃は当てやすいが、同時に回避も“空間そのもの”を使って成立するため、オルバはマシンキャノンで牽制しつつギガンティックシザースを展開して当たり判定を広げ、ガロードはディフェンスプレートを斜めに構えて被弾コースを限定しながら、肩のツインサテライトキャノンを守る姿勢制御を優先する。
そしてガロードは通信を開き、敵の加速に合わせて一瞬だけ進路を読み切るように機体を正対させながら「俺の声が聞こえるか!」と叫んで間合いの主導権を奪い返そうとするが、オルバはそれを切り捨てるように更なる加速で“掴める距離”へ滑り込む。
中盤戦
ハーミットクラブはMA形態のまま接近角を二段階で折り、まずシザースビームキャノンを肩・肘関節へ集中させてバスターライフルの保持を不安定にし、次にギガンティックシザースを左右非対称に開いて“逃げた先で挟む”罠を宇宙空間に描く。
DXはこれに対してブレストランチャーを胸部から左右へ打ち分け、爆風圧と閃光でシザースの照準を一瞬だけ外した瞬間に姿勢をロールさせ、ディフェンスプレートでビームの直撃コースを潰しながら、ハイパービームソードを抜く“前段”として腕の自由度を確保する。
それでも一度、ギガンティックシザースの片側がDXの脚部へ噛み付き、巨大バックパックの推力で引き寄せられたDXは軌道が乱れてツインサテライトキャノンの姿勢が崩れかけるが、ガロードは無理に引き剥がさず逆に距離を詰めて“シザースの内側”へ入り込み、ハイパービームソードの一閃で噛み付き側の爪基部を焼き切って拘束を解除する。
終盤戦
爪基部の損耗で拘束力が落ちたと見たガロードは、バスターライフルの連射リズムを“当てる”から“動かす”へ切り替え、ハーミットクラブの姿勢制御スラスターを狙って偏差射撃を重ね、MA形態へ逃げる瞬間の慣性を利用して進行方向を固定する。
一方のオルバは、射撃戦の長期化が不利と見て再びギガンティックシザースを両開きにし、シザースビームキャノンでディフェンスプレートの角度を強制的に変えさせてから、ビームサーベルで“肩の大型ユニット”へ斬り込む最短ルートを作ろうとする。
だが遮蔽物なしの宇宙戦は斬り込み直前の姿勢変化が丸見えで、ガロードは胸部のブレストランチャーを至近で撃ち、爆圧でオルバの踏み込みを半拍ずらしたうえで、ハイパービームソードを斜め下から差し上げてギガンティックシザースの可動部をさらに焼き、ハーミットクラブの“掴む・斬る”連携を分断する。
決着
片側シザースの可動が死んだハーミットクラブは、残る片腕での強引な拘束に賭けてMA形態へ変形し、巨大バックパックの推力でDXの正面へ突っ込みながら、シザースビームキャノンを胸部・頭部へばら撒いてセンサーを白飛びさせ、残ったギガンティックシザースでコクピットブロックごと挟み潰す角度を取りに来る。
ガロードはここでディフェンスプレートを“盾”ではなく“楔”として使い、突進軌道の内側へ機体を滑り込ませつつプレートをシザースの開口部へ押し込み、挟撃が成立する前に噛み合わせを狂わせたうえで、ゼロ距離のブレストランチャーを腹部バックパック寄りへ叩き込んで推進系に瞬間的な失速を起こし、続けてハイパービームソードで残ったシザースの関節へ追撃して“腕そのもの”を戦闘不能へ落とす。
推力と拘束を同時に失ったオルバは、それでも引かず「次の戦争は…僕らが求めた戦争だ」と言い切って最後の意地で機首を向け直すが、ガロードはバスターライフルの一撃で姿勢制御を完全に奪い、回転するハーミットクラブの死角へ回り込んでコクピット前面へハイパービームソードを突き立て、装甲が赤熱して剥離する瞬間に機体を引き抜いて爆発圏外へ離脱し、宇宙に散る破片だけを残して勝負を終わらせる。
ガンダムダブルエックス vs ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ|勝敗分析
勝敗判定
勝者:ガンダムダブルエックス(ガロード・ラン)で、想定勝率は70:30とする。
勝因分析
- 遮蔽物なし中距離で、DX専用バスターライフルとブレストランチャーの回転率がハーミットクラブの接近ルートを削り続けた。
- ディフェンスプレートを“受け”ではなく“噛み合わせ破壊”に使い、ギガンティックシザースの勝ち筋(拘束)を先に折った。
- ハイパービームソードが関節・可動部の破壊に直結し、拘束兵装の再起を許さなかった。
- ハーミットクラブは宇宙戦向け推進力を持つ一方で、連結前提のサテライトランチャーを主火力に据えられず、単機火力で押し切りにくかった。
- オルバの踏み込みは鋭いが、単独戦では“詰め切る前の被弾管理”が難しく、損耗が勝敗に直結しやすかった。
ガンダムダブルエックス vs ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ|異なる条件の場合
宇宙戦・近距離開始
近距離開始ではギガンティックシザースが初手から届くため、ハーミットクラブがいきなり“掴んで捻る”状況を作りやすく、DXはバスターライフルの押し返しよりもディフェンスプレートとハイパービームソードの即応が問われる。
この条件の勝敗はDXがわずかに優勢(勝率55:45)で、理由はDXが近接用のハイパービームソード×2とブレストランチャーを持ち、拘束からの切り返し手段が多い一方、掴まれた瞬間の角度次第では肩部ユニットを損傷して一気に苦しくなるからだ。
決着の典型は、オルバが脚部か腕部をシザースで押さえてからビームサーベルを通しに来た瞬間に、ガロードがプレートで挟撃を狂わせつつゼロ距離ブレストランチャーで推力を殺し、ハイパービームソードで関節を落として離脱する形になる。
宇宙戦・遠距離開始
遠距離開始ではDX専用バスターライフルの偏差射撃が最大限に機能し、ハーミットクラブのMA形態接近は“当たるか外すか”ではなく“当たり続ける”消耗戦に変わりやすい。
この条件の勝敗はDXが明確に優勢(勝率80:20)で、理由はブレストランチャーとバスターライフルの組み合わせが接近角を削り、ギガンティックシザースの決定力を出す前に可動部へ損耗が蓄積しやすいからだ。
ハーミットクラブが勝つには、シザースビームキャノンでディフェンスプレートの角度を崩しつつ、推力を活かして“斜め後方からの挟撃”を通す必要があるが、遮蔽物なしの遠距離ではその軌道自体が読みやすい点が重い。
地上戦
地上戦ではハーミットクラブのMA形態が地形の影響を受けやすい一方、ギガンティックシザースの“押さえ込み”が重力下でより凶悪になり、DXは推力での縦逃げが制限されるぶん切り返しの難易度が上がる。
勝敗は五分寄り(DX勝率55:45)で、DXはバスターライフルとブレストランチャーで地上の直線接近を叩けるが、ハーミットクラブが一度でも接触して機体姿勢を崩せば、そのままシザース拘束→ビームサーベルで決め切る現実味が増す。
地上でのDXの勝ち筋は“掴ませない”より“掴まれても終わらない”へ寄るため、ディフェンスプレートで挟撃角を潰しつつ、ハイパービームソードで関節破壊を最優先し、最後はブレストランチャーで推進器周りを焦がして機動を奪う形が最も安定する。
ガンダムダブルエックス vs ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブに関するQ&A
Q1:ツインサテライトキャノンはこの条件で現実的に撃てるのか
遮蔽物なしの宇宙戦では準備動作が丸見えになるため、ツインサテライトキャノンを狙うなら“撃つ前に掴まれない”ための射撃テンポと姿勢管理が必須になる。
具体的にはDX専用バスターライフルとブレストランチャーで接近角を削り、ディフェンスプレートでシザースビームキャノンの直撃だけを避けながら、相手の推力が一瞬落ちたタイミングで肩部ユニットの展開へ移行するのが条件になる。
ただし本対決は“撃てば勝ち”ではなく“撃つ構えが勝ち筋を作る”側面が強く、撃つ準備を見せた瞬間に相手が無理な突進を選びやすくなる点自体が、DXにとっての戦術的価値になる。
Q2:ハーミットクラブの最大の勝ち筋はどこにあるのか
最大の勝ち筋は、MA形態の推力とギガンティックシザースの拘束でDXの機体姿勢を崩し、肩部ユニットか武器腕を先に殺して“斬り合い以前”へ落とすことにある。
遮蔽物がないほど接近は危険に見えるが、逆に言えば直線的に詰める必要はなく、横流れからの角度付けでシザースを“逃げ先に置く”動きが成立するため、そこに持ち込めればDXの射撃優位を縮められる。
問題はその間に受ける損耗で、単機で押し切るには可動部の被弾を最小化しつつ拘束まで到達する精度が要求され、ここが勝率を押し下げるボトルネックになる。
Q3:ディフェンスプレートはどれほど効くのか
ディフェンスプレートは単純な防御板というより“ビームの通り道を決める装置”として働き、シザースビームキャノンの連射で角度を崩されると逆に不利になり得る。
一方で、ギガンティックシザースの挟撃は噛み合わせが成立しないと威力が激減するため、プレートを挟撃空間へ押し込んで噛み合わせを狂わせる使い方ができれば、拘束兵装そのものを“機械的に不発”へ追い込める。
よって本対決では、プレートを受けに使うより“挟撃破壊”へ使えるかどうかが価値を決め、ガロードの操縦センスがそのまま装備価値へ直結する。
Q4:ハイパービームソードとビームサーベルの決定力差はどこに出るのか
ハイパービームソードは“装甲を切る”より“関節と可動部を焼き落とす”用途で決定力が出やすく、拘束兵装を持つ相手に対しては腕やシザース基部を落とすだけで勝ち筋を消せる。
ビームサーベルは取り回しの良さでコクピット周りへ通す最短性がある一方、DXがディフェンスプレートと射撃で踏み込みを半拍ずらすと、致命部へ届く前に姿勢を失いやすい。
結果として“先に腕を落とす”DXの勝ち筋は短く、“先に掴む”ハーミットクラブの勝ち筋は条件依存になりやすい点が、想定勝率の差として表れる。
Q5:オルバが単機で戦う不利はどこに表れるのか
オルバは兄への信頼と連携を行動基盤にする人物で、情報交換や作戦の組み立てが噛み合うほど強みが出やすいが、単機戦ではその強みが“気持ちのアクセル”だけ残って制御が難しくなりやすい。
その結果、勝ち筋が見えた瞬間に踏み込みが早くなり、遮蔽物なしの宇宙戦では踏み込みの“姿勢変化”が相手に読まれやすいため、被弾の蓄積が拘束の失敗へ直結しやすい。
もちろん踏み込み自体は武器だが、DXは射撃とプレートで“踏み込みを半拍ずらす”のが得意な装備構成なので、単機のオルバはその半拍を埋め切るのに苦労しやすい。
Q6:この対決で最も壊れやすい急所はどこなのか
DX側の急所は肩部のツインサテライトキャノン基部と武器腕で、ここを損傷すると射撃主導の回転率が落ち、近接へ寄る際の前提が崩れる。
ハーミットクラブ側の急所はギガンティックシザースの関節・可動部と巨大バックパックの推進系で、ここが死ぬと“掴む”も“届く”も成立しにくくなり、単機火力では押し切りにくい。
したがって実戦的には、ガロードはまずシザース関節と推進器を狙い、オルバはまず肩ユニットか武器腕を狙うという“狙い合いの優先順位”が最初から噛み合う対決になる。
まとめ|ガンダムダブルエックス vs ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ
- 遮蔽物なし中距離の宇宙戦は、射撃の主導権がそのまま距離支配になる。
- ガンダムDXはバスターライフルとブレストランチャーで接近角を削るのが基本になる。
- ディフェンスプレートは受けよりも挟撃破壊に使うと価値が跳ね上がる。
- ハーミットクラブはMA形態の推力とギガンティックシザースの拘束が勝ち筋の核になる。
- シザースビームキャノンとマシンキャノンで“踏み込み前の崩し”を作れるかが重要になる。
- 単機戦ではサテライトランチャーを主軸にできず、ハーミットクラブは拘束成功率が勝率を左右する。
- DXのハイパービームソードは関節破壊で拘束兵装を無力化しやすい。
- 近距離開始はハーミットクラブの初手拘束が脅威になり、勝率差が縮む。
- 遠距離開始はDXの射撃優位が拡大し、ハーミットクラブの被弾管理がより厳しくなる。
- 結論として本条件ではDX優勢で、決着は“シザースの噛み合わせを壊して推進器を殺す”流れになりやすい。
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