ガンダムヌーヴェル vs ガンダムダブルエックス

宇宙空間、デブリなど遮蔽物なし、中距離始動という条件は、回避や奇襲よりも「索敵→捕捉→継続火力」と「一撃必殺の起動準備」をどれだけ成立させられるかが勝敗を決める舞台になる。

ガンダムヌーヴェルはAIドローンビットの“数”で空間を塗り潰し、スラッシュシールドのビームショット/ビームサーベルで中距離を近距離へ強引に縮める圧力を作る機体だ。

ガンダムダブルエックスは専用バスターライフルとディフェンスプレートで主導権を握りつつ、サテライトシステムMk-IIからツインサテライトキャノンへ繋げた瞬間に盤面そのものを終わらせ得る“決定打”を持つ。

この一騎討ちは、ヌーヴェルが「撃たせない・構えさせない」をどこまで徹底できるか、ダブルエックスが「足を止める工程」をどこかでねじ込めるか、その一点で熱量が跳ね上がる。

戦力分析

機体

ガンダムヌーヴェル

ガンダムヌーヴェルは新地球連邦軍がカリス専用に開発した戦後のガンダムタイプで、ベルティゴ由来の要素を取り込みつつ、腕部スラッシュシールドを中核に据えた“多点制圧”を狙う設計だ。

本機の立ち回りは明快で、AIドローンビット(片腕36基×2=計72基)を散開させて相手の姿勢制御・センサー・関節を小出力ビームで細かく削り、相手機動のクセが出た瞬間にスラッシュシールドのビームショットで追撃し、最後はビームサーベル運用へ雪崩れ込むのが最短ルートになる。

ガンダムダブルエックス

ガンダムダブルエックスは新地球連邦軍がガンダムXを上回る機体として建造したワンオフで、最大の核はサテライトシステムMk-IIと、それに直結したツインサテライトキャノンの存在だ。

中距離始動の立ち回りでは、まず専用バスターライフルの高威力・取り回しで牽制線を引き、ディフェンスプレートでビットや散発ビームを受け流しながら、背部リフレクター展開と照準用レーザーユニットの手順を安全に通せる“数秒の静止”を作ることが最重要になる。

パイロット

カリス・ノーティラス

カリスは人工ニュータイプとしてベルティゴなどで遠隔端末戦を経験してきたが、ヌーヴェルではフラッシュシステムを使えない前提に合わせ、AI制御ビットへ思想を切り替えた“制圧の組み立て”が武器になる。

この対戦でのカリスは、ドローンビットを「攻撃」ではなく「相手の行動予約を潰す弾幕」として置き、ダブルエックスのリフレクター展開・照準固定・砲身安定といった工程をすべて“中断させ続ける”ことに集中し、スラッシュシールドを前面に出して安全圏を自分の側へ引き寄せるはずだ。

ガロード・ラン

ガロードはニュータイプではないが、戦場の変化を即座に学習して最適解へ寄せる実戦感覚が突出しており、ダブルエックスの「撃つまでが勝負」を現場で成立させる強さを持つ。

この対戦でのガロードは、真正面からツインサテライトキャノンを急がず、専用バスターライフルでビットの密度が薄い“穴”を探して撃ち抜き、ディフェンスプレートで致命点だけ守りつつ、ヌーヴェルの突進に合わせて自分が“撃てる角度”へ戦場を整形していく動きになる。

ガンダムヌーヴェル vs ガンダムダブルエックス|一騎討ちシミュレーション

序盤戦

中距離で相互捕捉が成立した瞬間、ヌーヴェルはスラッシュシールドを前に寝かせるように構え、左右からAIドローンビットを“輪”で放ってダブルエックスの周囲に細いビームの網を張る。

ダブルエックスは専用バスターライフルを肩越しに流し撃ちし、密度の濃いビット群ではなく「制御信号と推進の癖が出る端末」から順に潰して、網の目を広げる方向で前へ出る。

ビットの低出力ビームが装甲面で弾けても、ヌーヴェルは数で“狙点”を固定し、ダブルエックスが反撃に意識を割いた刹那にスラッシュシールドのビームショットを折り重ね、視界と姿勢制御を短く乱す。

中盤戦

ヌーヴェルは有線射出を混ぜてスラッシュシールド基部を飛ばし、回避先を潰すようにドローンビットを旋回させ、ダブルエックスのディフェンスプレート側へ“わざと”弾を寄せて角度を固定する。

ダブルエックスはディフェンスプレートで受けながらも、受けの瞬間に専用バスターライフルを一点へ集中させ、ビットの群れの外縁を貫いてヌーヴェル本体の肩・前腕周辺へ熱量を押し付け、スラッシュシールドの回転運動を鈍らせにいく。

ここでガロードは無線に短く叩きつけるように叫び、「俺の声が聞こえるか!」と相手の集中を揺らしながら、次の数秒で必要になる“静止”のために距離と角度を奪い取る。

終盤戦

ヌーヴェルは最短で勝負を決めるため、ドローンビットを背部スラスター周りへ集束させて推力配分を崩し、同時にスラッシュシールドを180度回転させてビームサーベル運用へ移行し、中距離を斬り裂く勢いで肉薄する。

ダブルエックスは後退しない代わりに、専用バスターライフルを捨て撃ちに近い連射で“突っ込む軌道そのもの”を焼き、ディフェンスプレートを斜めに差し込んでビームサーベルの初段だけ受け流し、ヌーヴェルの足が止まる瞬間を作る。

止まった一瞬、ダブルエックスの背部リフレクターが開ききる角度へ機体が収まり、照準線が通るまでの短い工程が成立し、ヌーヴェルはビットの“数”で押していた戦いが初めて「間に合うか」という質に変わる。

決着

ヌーヴェルはAIドローンビットを全方向へ散らして照準用レーザーのラインを乱し、スラッシュシールド基部の有線射出でリフレクター付け根を狙うが、ダブルエックスは機体の姿勢を最小限だけ保ち、発射体勢を崩さないまま“撃てる瞬間”を待つ。

次の瞬間、ツインサテライトキャノンが収束したスーパーマイクロウェーブを吐き出し、ビット群は光の奔流の縁で一斉に蒸散し、ヌーヴェル本体も回避のために踏み込んだ推進軌道ごと焼き切られて装甲がめくれ上がる。

コクピット周辺が致命域に入る直前、カリスは自嘲するように「さぁ、ガロード…愚かな僕を撃て…!」と零し、ダブルエックスは追撃の専用バスターライフルを一発だけ置いて、ヌーヴェルの推進器と武装制御を完全に黙らせて戦闘不能へ落とす。

ガンダムヌーヴェル vs ガンダムダブルエックス|勝敗分析

勝敗判定

勝者:ガンダムダブルエックス(ガロード・ラン)で、想定勝率は65:35だ。

勝因分析

  • 専用バスターライフルとディフェンスプレートで「ビットの圧」を致命傷に変えずに耐え、時間を買える。
  • サテライトシステムMk-IIとツインサテライトキャノンという“盤面破壊”が、遮蔽物なし宇宙戦で最も刺さる。
  • AIドローンビットは数で支配できる一方、低出力ゆえに決定的な減速・撃墜へ繋げるには「本体の詰め」が必要になる。
  • ヌーヴェルのスラッシュシールドは強力だが、近距離へ寄せる過程で“足を止める瞬間”が必ず発生し、そこが最大火力の起点になる。
  • ダブルエックスはMS単機としての戦闘能力も改善されており、準備工程を戦闘の中でねじ込める地力がある。

ガンダムヌーヴェル vs ガンダムダブルエックス|異なる条件の場合

宇宙戦・近距離開始

近距離開始だと、ヌーヴェルのスラッシュシールド(ビームサーベル運用)への移行が即座に成立し、ドローンビットは“追い込み用の壁”として最大効率で機能する。

ダブルエックスはディフェンスプレートとハイパービームソードで凌げるが、ツインサテライトキャノンの準備工程を通す余裕が激減し、勝敗は「白兵の初動」でほぼ決まる展開になる。

この条件の勝敗予想はヌーヴェル勝ち55:45くらいまで跳ねても不思議ではない。

宇宙戦・遠距離開始

遠距離開始だと、ダブルエックスは専用バスターライフルでビットの密度が上がる前に外縁から削り、反撃を受けない距離でリフレクター展開の“安全時間”を作りやすい。

ヌーヴェルはドローンビット72基で空間を広く支配できるが、距離があるほど低出力ビームの“決定力不足”が露出し、相手の工程を止めきれない局面が増える。

この条件の勝敗予想はダブルエックス優位で、75:25程度まで傾く。

地上戦

地上戦に移ると、ヌーヴェルは重力下飛行が可能で、AIドローンビットは地形に沿った高度差運用で“視界外からの刺し”を作りやすくなる。

一方のダブルエックスはサテライトシステムの運用自体は可能でも、戦場の環境要因が増えるほど「照準線の確保」「味方や非戦闘員のリスク」「反射・遮蔽」の問題が積み上がり、最大火力を選びにくくなる。

結果として地上戦は宇宙よりヌーヴェルが粘りやすく、ダブルエックス勝ちでも60:40程度まで接近する。

ガンダムヌーヴェル vs ガンダムダブルエックスに関するQ&A

Q1:AIドローンビット72基はツインサテライトキャノンの発射自体を止められるのか

AIドローンビットは両腕に36基ずつ計72基搭載され、ロックオン対象を攻撃し続ける“数”が最大の強みだが、内蔵ビーム砲の威力は低いという性格も併せ持つ。

そのため発射そのものを物理的に封殺するには、リフレクター基部や照準ライン、あるいは姿勢制御スラスター周りへ「同時多点で継続的に当て続ける」必要があり、戦術としては可能でも要求水準は高い。

逆に言えば、発射体勢へ入る前の“工程”を乱す用途なら極めて強力で、準備に入った瞬間へ集中運用するのが最も現実的だ。

Q2:スラッシュシールドはどれくらい攻防一体なのか

スラッシュシールドは両腕部の複合兵装で、前方へ回転させて運用し、先端部にビームショット兼用ビームサーベルを内蔵するという“射撃→斬撃”の連続が特徴だ。

さらに基部を有線で射出して攻撃でき、シールド自体を分離して大型ビット兵器としても使えるため、相手の死角や回避方向へ“置き”の攻撃を作りやすい。

ただし攻防一体であるほど、盾を攻めに振った瞬間に防御面が薄くなるので、ダブルエックスのような高威力射撃相手には切り替えのタイミングが致命点になり得る。

Q3:ダブルエックスはニュータイプがいなくても十分に戦えるのか

ダブルエックスはサテライトシステムMk-IIを核に据えつつ、MS単機としての戦闘能力も大幅に改善されたとされ、砲撃だけの機体ではない。

またフラッシュシステムやGビット連携など“ニュータイプ要素”の話題はあるが、実戦で重要なのは専用バスターライフル、ディフェンスプレート、ハイパービームソードといった通常戦闘の手札で時間を作れる点だ。

よって今回のような一騎討ちでも、ニュータイプ的な感応ではなく、射線管理と手順設計で勝ち筋を作れる機体だと言える。

Q4:近距離でハイパービームソードとスラッシュシールドがぶつかるとどうなるのか

ハイパービームソードはサテライトシステムに対応した供給能力を背景に出力が向上しており、単機能として戦後最強級の武装の一つと説明される。

一方スラッシュシールドはビームサーベル運用に加え、盾としての物理的な“面”を残しながら攻撃へ移れるため、斬り合いだけでなく押し込み・角度取りで優位を作れる。

結論としては純粋な“刃の出力勝負”ならダブルエックス寄りだが、ヌーヴェルは多方向からのビット支援と一体化して初めて近距離戦が完成する。

Q5:遮蔽物なしの宇宙戦がダブルエックスに有利な理由は何か

遮蔽物がないと、相手の機体姿勢・速度ベクトル・回避癖が読みやすく、射線を通すための“角度作り”が成立しやすい。

ダブルエックスのツインサテライトキャノンは、リフレクター増設と冷却効率向上により高効率の充填・照射に対応し、広範囲を一瞬で殲滅し得るとされるため、射線が通る環境ほど脅威が跳ね上がる。

つまり遮蔽物なしは「撃てれば勝ち」の条件を満たしやすく、ヌーヴェルが工程妨害を失敗した瞬間のリスクが最大化する。

Q6:ガンダムヌーヴェルは“世代が新しい”だけでダブルエックスを上回るのか

ヌーヴェルは戦後に開発された新たなガンダムタイプで、背部大型スラスターやスラッシュシールド、AIドローンビットという現代的な戦術装備を持つが、“必ず上”と断言できる指標は一概に揃わない。

ダブルエックスも戦後の工業力低下の中で最強級の一つとされ、サテライトシステムMk-IIとツインサテライトキャノンがもたらす上限火力は依然として別格だ。

よって世代差は「戦い方の差」にはなるが、最終的な勝敗は“どちらが自分の勝ち筋を通せる条件か”に収束する。

まとめ|ガンダムヌーヴェル vs ガンダムダブルエックス

  • 遮蔽物なし宇宙・中距離始動は、工程妨害と最大火力の通し合いになる。
  • ヌーヴェルはスラッシュシールドとAIドローンビット72基で空間を制圧する機体だ。
  • ドローンビットは低出力でも数で弱点を狙い撃つ思想が強い。
  • ダブルエックスはサテライトシステムMk-IIとツインサテライトキャノンが最大の核だ。
  • ダブルエックスは専用バスターライフルとディフェンスプレートで時間を買える。
  • 本条件の基本予想はダブルエックス勝ちで、勝率は65:35だ。
  • 近距離始動はヌーヴェルが噛み合い、勝率が五分寄りまで戻る。
  • 遠距離始動はダブルエックスが工程を通しやすく、優位が拡大する。
  • 地上戦は環境要因で最大火力が選びにくくなり、ヌーヴェルが粘りやすい。
  • 決着の鍵は「撃たせない」を完遂できるか、「撃てる瞬間」を作れるかの一点だ。

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